アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

リンゴを皮ごと食べる?いいと思いますがぁ…

2024年08月04日 | Weblog
  リンゴの皮に多く含まれているポリフェノール…
○ フラボノイド ・・・殺菌作用。血中コレステロールを低下させる。高血圧を予防。肝機能の向上。殺菌効果
○ フェノール酸・・・消化器、代謝性疾患の改善。
○ エラグ酸 ・・・美白効果。
 だから、りんごは皮をむかないで食べるのがいい…この話を、丸呑みして信じた私がバカだった。

 りんごを水洗いし、皮をつけたまま切って食べました。6月(当時)だというのに、ボケていない(私じゃなくてリンゴ)。しゃきしゃきとした歯ごたえ。「保存の仕方が進歩したんだなあ」と感心。1個のリンゴをカミサンと食べたのですが、食べ終わる頃カミサンが、「何かぁ…味が変!」と、言いはじめた。私は、味覚音痴なのでリンゴの味の異常など気づくはずもない。
 
 そのうち、口の中を鏡で見たカミサンが、「病院へ行く!」と、言い出した。午後8時30分を過ぎていた。なんと、私の口の中も真っ赤になっており、ヒリヒリと痛みだしていた。
 病院へ連絡し、診察していただくことにした。車の運転は、カミサン。なぜ私が運転しなかったかって?実は、酒気帯びだったもので…。
 運転中、カミサンの意識はあったが、吐き気・頻脈・頭痛を訴え、普通でないことはよく分かった。

 病院到着。救急の患者なのに、「この紙に記入して」「こっちの紙にも」…カミサンが気力を振り絞り、懸命に住所氏名やら、受診票やらへ記入している。私は、「救急患者ですよ!のんきにこんな書類を書いていられっか!」と、言いたかった。だけど、かなり具合が悪かったため言う気力が萎えていた。

 ようやく、診察室に呼ばれた。診察の結果は、「徐々に緩和されているようですから…薬を出しておきます」。この場合の説明としては、優等生的です。「リンゴの皮に付着していた化学物質が口内の粘膜に作用を及ぼした」などと言ったら問題になりますから。
 私は思わず、「食べたリンゴと同時に買ったリンゴがあるのですが、保健所へ持っていったほうがいいでしょうか」と、質問すると…
 「調べてもらうなら、保健所へ持ち込むしかないでしょう」とのこと。

 それからが…家族会議というか夫婦会議というか…カミサンは、「リンゴを保健所へ持っていこう」と主張。私は、「時間が経てば、口の中は治りそう。保健所で調べると、間違いなく「合成保存料」の過剰な使用が判明する。そうなると、販売しているスーパーや仕入れ先等へ大きな影響を与える。スーパーの店員さんが、はす向かいに住んでいるし…」と、泣き寝入りを希望。
 合成保存料(ソルビン酸や安息香酸など)が、口の中の粘膜や歯茎に焼けるような痛みを感じさせるだろうか…。もっと、恐ろしいものの仕業か。
 結局、泣き寝入りに決定。1か月後…私の口の中は、まだ、ただれていました。熱いもの、冷たいもの、辛いものが直接神経に障る…保健所へ持ち込めばよかったと、かなり後悔しております。もう時効ですから…今から騒いでも、単なるクレイマー。「菓子折持っていけば大人しくなるだろう程度」にしか扱われないんじゃないか。
 カミサンは、私より早く完治。女性は化学薬品にも強いのかな…。

 我が家限定の教訓として…
 1 8月中旬~12月に売られているリンゴであれば、よく洗えば皮ごと食べてもよい。
 2 1~8月中旬に売られているリンゴは、よく洗った後、必ず皮をむいて食べなければならない。 
 以上が、身をもって体験して得たリンゴの食べ方の結論。トホホ…。
 今、何故リンゴの思い出を書いたか?症状が、5月に患った、「スティーブンス・ジョンソン症候群」と酷似していたのです。
この病気、原因は「薬疹」であることが多い。リンゴの保存に使われた、何らかの薬品が関係していたのかなあと思ってさ。