アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

元米国大統領の動きが白眉

2024年08月22日 | Weblog
 日本の貨物船の船長と機関長が北朝鮮にスパイ容疑で拘束されました(第十八富士山丸事件)。そして、5年後に、「教化労働15年」の刑を宣告されました。
 それから、2年半後、日本の政治家が北朝鮮へ行って、2人を取り戻してきました。拘束されてから7年半後に、一応解決。
 日本の政治家にも、凄い人がおられるものだと感心しましたよ。

 その後、北朝鮮は、拘束していた米国人女性記者2人に対し、「教化労働12年」を言い渡しました。
 私は野次馬ですから、「日本の政治家は、北朝鮮に乗り込んで、労働教化15年の刑の2人を、7年半ぶりに救出したぞ。さて、米国はどうかな」と、興味津々でした。

 それでぇ、結末は、あっさりしたものでした。
 米国は、クリントン元米大統領を北朝鮮へ派遣しました。クリントンさんは、労働教化12年の刑の女性記者2人を、いとも簡単に救出。なんと、事件発生から約4カ月半という速さでした。日本は、事件発生から7年半後に救出。このことに勝ち負けなどありませんが、日米対決としますと、日本の大敗。
 米国…強くて、速くて、すばらしいですねえ。もっとも、同じ元大統領でもトランプさんに、クリントンさんのマネが出来るか?ご本人は、「金正恩は、私を待っている」と言っていますがね。バイデンさんも北朝鮮ぐらいへは行くでしょうが、足下がおぼつかなくなってしまっていますから、期待できませんね。バイデンさんは、大統領を辞めたら「電力会社」をはじめると思います。「売電(ばいでん)」なんちゃって。

 足利事件の菅家利和(すがや としかず)さんも、えん罪でした。無実を主張していたのですが、日々、「おまえがやったんだろう!白状しろ」。15時間以上も、「白状しろ、楽になれ」と責め立てられる日もあったという。それで、とうとう嘘の自白をして。無期懲役。

 酷似した経緯の、第十八富士山丸の2人と、足利事件の菅家利和さん。大きく違うのは、「解放後」、「無罪になった後」です。
 第十八富士山丸の2人には、「失われた7年半の補償」は何もない。ハイ、解放してあげたからね。辛かったでしょう。良く頑張ったね。…これで終わり。「慰労金?」そんな予算ないのっ!
 菅家利和さんは、再審無罪となったので、刑事補償法に基づき、国が補償金約8千万円を支払いました。8千万円を得たところで、「奪われた人生の17年半」が戻ってくるはずもありませんがね。
 教訓、「庶民は、北朝鮮へは近づかないこと」。


2 コメント

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Unknown (kumi)
2024-08-23 10:11:48
何時もご訪問下さりありがとうございます。台風の進路が気になりますが、涼しくなるかと期待もあります。5日程度の雨予報です。無事に通過を祈りたい。

海水温が高いですね。そのうち、煮魚が釣れるのかな?
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Unknown (アンティークマン)
2024-08-23 10:54:18
>kumi さんへ
>ご訪問下さり、ありがとうございます。ユーモアのセンス(煮魚)感服いたしております。
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