アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

 自然にまかせる…

2014年08月23日 | Weblog
 大雨が、各地に甚大な被害をもたらしています。

 「助け合い」を児童に話すときの十八番は、「コウテイペンギン」の助け合い。そのコウテイペンギンが、絶滅するおそれがあるという。海水温の高さが続くと(一部に、地球温暖化とおっしゃる方あり)海氷が減る。それに伴い、コウテイペンギンのエサとなるオキアミなどが少なくなるという。赤祖父さん、なんとかしてくださいよってところ。

 コウテイペンギンは、助け合いというよりも「卵をあたためる」「孵化させる」「母親がもどるまでペンギンミルクでヒナをそだてる」…つまり「子育て」の要素が強いんじゃないかって?確かに、「動物界一のイクメン(注:これは私が言ったんですがね)」です。

 助け合いは…およそ120日間、卵・ヒナを氷点下50~60度のブリザード吹きすさぶ雪原で守り育てるわけで…数千羽が群れをつくってかたまっている。群れの中は暖かいが、周囲は氷点下50~60度でブリザード。彼らは渦巻き状にローテーションして、公平に暖をとれるように助け合う。

 こんな素晴らしい動物の絶滅は寂しい。もっとも、素晴らしくない動物は絶滅しても良いという話ではありませんがね。
 暖流の魚である、マグロ、ブリ、マンボウが北海道で水揚げされている。あながち歓迎されることでもなさそう。
 コウテイペンギンを救う手立てはない。自然にまかせるしかないないんでしょうねえ。
 大雨…失われる人命…コウテイペンギンの心配どころではない。これも、自然にまかせるしかない…。有史以来安全なところが流される。絶対に流されない場所に、復興のクワを入れなければ。