アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「スカンクキャベツ」という植物 日本語では何?

2014年08月22日 | Weblog
 「テールスープ」というスープがあります。若い頃は、「牛のしっぽのスープ?糞尿がついているだろうから、くさいんじゃないかぁ?そんなもん飲めるか!」と、本気で思っていました。
 「ホーステール」と聞いた時には、「馬のしっぽ?骨も肉もないのにスープかよ?」と、思いました。
 ホーステールは、スープではなく、雑草の、「スギナ」と知ってなるほどと納得しました。
 スギナがなぜホーステールか?似非ながら農民である私はよく分かります。地下茎が馬のシッポのように密に張り巡らされ、信じられない生命力でそこら中から芽を出す。数日ほおっておこうものなら、一面のスギナ畑となります。
 生命力の強さを物語る話として…広島の原爆地の跡に、一番先に芽を吹き出した野草がスギナだったという。そりゃ凄い!。除草剤が効かないからめちゃくちゃ強いとは思っていましたが…。

 スギナは私には、単なる厄介者ですが、一部の人たちは「薬」にする。何の薬かって?「糖尿病、リウマチ、肝臓病、ガン…」ガンまで消えたという!おまけに、副作用なし、飲みやすい、どこにでもある…いいことずくめ。「医はスギナにある」ということわざまであった。知りませんでした。お見それしましたスギナ様。

 来年は、スギナ畑を作って本格的にスギナを育てますよ。看板は「ホーステールフィールド」、道行く人を混乱に陥れてやります。
 
 夏も終わってしまいましたが、「♪夏が来れば思い出す はるかな尾瀬とおい空(中略)水芭蕉の花が(後略)」きれいな歌詞です。これを英訳すると…凄いことになります。夏が来れば~は、問題ない。はるかな尾瀬~も問題ない。で、「水芭蕉」なんですが英語では、「skunk cabbage」。スカンクキャベツですよ!スカンクは、車に撥ねられたときなど、強烈な臭いを出します。キャベツも隠語で…。きれいな歌詞も、そのまま英訳してしまうと台無し。

 えっ?水芭蕉の薬効ですか?毒はあっても、薬効などないでしょう。スカンクキャベツですから。スカンクキャベツ畑は作りませんよ。