アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ササゲは薬膳

2014年08月10日 | Weblog
 有名な漢方医がテレビで、「ササゲ(大角豆。ササギと呼ぶ地方も。サヤインゲンとは別のものなのだそうですが、私には区別が分からない)は、薬膳!疲労をとる効果抜群」と、言ったらしい。
 翌日から、食卓にはササゲが溢れております。何しろ、我が菜園では、ササギを3種類植えています。「シャンビーノ(普通のササゲ)」「ムラサキササゲ(文字通り紫色。熱を加えると緑色に)」「三尺ササゲ(華厳の滝という別名がある。1mもの実がなるらしいが、我が家のものはせいぜい40cm)」
 合計60本にも及ぶササゲ群ですから、毎日の収獲が半端じゃない。保存のため、冷凍庫を買う計画が勃発しておりまして…漢方医が薬膳宣言をしなければ、冷凍庫など買う話はなかったはずなのに。小市民の健康志向により、冷凍庫メーカーが儲かる…わけでもないか。

 薬膳の夏野菜で、体を冷やす効果があるのはキュウリ。その昔は、おやつとして、味噌をつけて一本食べたものでした。そのキュウリを、一本丸ごと塩や調味液に漬け、割り箸に刺して(縁日などの)露店で売っている。普段キュウリに見向きもしないと思われる若者たちが買って食べながら歩く…「おまえらカッパか!」滑稽です。でも今後、露店からキュウリは姿を消すでしょう。なぜか?露店で販売された冷やしキュウリを食べた143人が、腸管出血性大腸菌O157による集団食中毒にかかった。約50人が重傷で入院。
 こうゆうことが、先月静岡で起こったわけで…キュウリで食中毒はぁ…ある。O157の菌がついたキュウリを食べれば簡単に食中毒になるわけです。
 露店で売られるまでの過程で、「細菌やウイルスを、つける、ふやす、やっつけない」という、予防三原則の逆を行ったわけですね。

 キュウリと言えば、キュウリ夫人。キュリー夫人だろうって?いえいえ、私はキュウリ夫人と信じて疑いませんでしたけどね。きっとキュウリが好きだったんだろうなと。で、今年が、キュウリ夫人没後80年なんだと。キュウリ夫人は、O157で亡くなったのかって? 被ばくが原因とされる、再生不良性貧血。放射性物質は、怖いです。O157の比ではない。人類の未来を照らす夢の資源では決してない。その点、ササゲは、人類の未来を照らす薬膳ってことで…。

 今日から9日間、長男、次男家族が遊びに来ます。ササゲ攻撃だなぁー。