アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

育てる力がない人たちの子…

2014年08月17日 | Weblog
 お盆で、孫たちが来てくれました。3歳2か月、2歳9か月、4か月の3人。いやーぁ、「ジジバカ」といわれるでしょうが、3人とも、知能がすこぶる高い。検査したのかって?検診で、知能検査のようなことをするのです。その結果よりも、心理学の大家である(大過ではない)私の診断の方が正しいですがね。

 お盆が終わり、江戸川(東京都)へ、牧ノ原(静岡県)へと帰ってしまうのですが、別れがつらいです。ずっと一緒に暮らしたい。しかし、親と暮らすのが一番幸せと思うので、泣く泣く「また会おうね」と、別れるのですがね。

 孫とは暮らせないので、特別養子縁組で、何人か育てたいとさえ思っています。赤ちゃん、幼児は、かわいいです。責任を持って成人させる自信があります。もっとも…、こちらがあと20年生きられるかという大きな課題を抱えてはおりますがね。

 特別養子縁組(1988年)の実現で、今は年間300組以上の「親子」が誕生しています。一定の条件を満たせば養子でも戸籍上は実子と記される制度…。いいと思います。

 この特別養子縁組ができたきっかけは、あの有名な「赤ちゃんあっせん事件」。およそ40年前のことでした。宮城県の産婦人科医が、未婚の母親らから生まれた赤ちゃんを別の夫婦に引き渡し、偽の出生証明書を作っていた。約220件ですよ。産婦人科医としては、「良いこと」をしているのに…違法行為…罰金刑で済みましたが…。
 赤ちゃんの命を救う行為なのに、モラルがどうのこうのと責める人たちがおられる。

 7年前、熊本市の慈恵病院が、「こうのとりのゆりかご」を設置した。批判する人も多かった。「子捨てを助長する」と。7年間で101人だと。岡山県も、10月に開設します。子捨ての時代です…。放置して良いはずがない。

 育てる力がない親から生まれてくる子ども…環境はどうあれ、「人権」を持っている。楽しく、幸福に暮らす権利は守らなければならない。「特別養子縁組」「こうのとりのゆりかご」がベストだとは思はないが、ベターであることは現時点では間違いない。