アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

今日が人生で一番若い日?

2014年08月30日 | Weblog
 割引債の5年ものを勧められているのですが…今のうちなら大きな損失の要素がないから大丈夫だろうって?そうなんですが、問題は、「5年生きていられるか」ということ。
 男子の平均寿命は80.21歳。とうとう80歳を超えました。ただ、これは「平均」であって、私の場合、80歳までは無理。

 「幸福とは」…暮らしの場面ごとに幸福感はあるのですが、人生というスパンでみると、「健康で生きていられること」これにつきますね。死んでしまえば、幸福もへちまもない。生きながらえていれば幸福かというと、自分が誰か、いつ食事したかすら分からない状態になってしまえば、これまた幸福もへちまもあったもんじゃない。健康で生きていられることが幸福。

 厚生労働白書(2014年版)では、「幸福感=健康状況」。なーんだ、みなさん同じ考えかぁ。「幸福感=ニホンウナギを腹一杯食べたとき」なんてのが、第一位だったらおもしろかったのに。
 高齢者にとって、健康はニホンウナギ以上に幸福と密接に結びついている。

 貝原益軒の時代から、「幸福=健康長寿」。養生訓に、「命みじかければ、天下四海の富を得ても益なし」と。

 長寿とは、平均寿命以上のことかって?WHOでも、「何歳以上が長寿」というラインは設けていない。禅問答もどきになってしまいますが、「今日がもっとも長寿」です。「生きている今日が、一番若いんじゃないかって?」…そうなんです。今日という日は、「人生で一番若く、一番長寿」。今日を生き抜くと、「明るい日つまり明日がくる」ということ。

 5年ものの割引債…満期まで健康で生きていられたら、ささやかな旅行ができるかな。