アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ウオーキングマシン…マシンが歩くのか?

2014年02月03日 | Weblog
 ハムスターが、カゴの中の「回り車」で運動しているのを見て作ったんじゃないかなと思います。何のことかって?トレーニングジムにずらりと並ぶ、「トレッドミル(treadmill)」のことです。トレッドミルが何だか分からないって?早い話が、日本語でいうところの、「ウオーキング(ランニング)マシン」「ルームランナー」「ジョギングマシン」です。
 トレッドミルが英語で、ほかの呼称は、和製英語です。和製英語は、日本で生み出され、海外では意味が通じないもの。そこまで説明するなってかぁ。

 「オーダーメイド」… order madeこれが和製英語。英語では、テイラーメイド (tailor made, made to order) 。カスタムメイド(custom-made)とも言う。ビスポーク(bespoke)も正しい英語だと思います。
「リフォーム」…reformのつもりなのでしょうが、英語のreformは、「改心する、改正する」ですから意味が違う。日本語で使われている「住宅リフォーム」は、英語では、renovationでしょう。リホーム(rehome)なら、まあ英語としてOKですね。

 スキンシップ…これは、怪しい。英語では、タッチング(touching)。ただ、スキンシップは、厳密には和製英語ではないのだそうでぇ、WHOのセミナー(1953年)での、アメリカ人女性の咄嗟の造語なのだそう。韓国でも日本語からの輸入でスキンシプ(스킨십)です。まもなく、「スキンシップは、日本が韓国から盗んだ」と言うのでしょか?「日本語英語(和製英語)」とも知らずに…。

 バージョンアップ…いかにも英語らしいですが、英語では、「version upgrade」か「upgrade」。アップグレードの方が和製英語クサイですがね。
 コストダウン…英語では、「lower costs 」でしょう。
 コストパフォーマンスはいかにも和製英語。英語ではcost-benefit。コストベネフィットが高い…つまり、支払う金額よりも価値が高いもの?我が家では、「鶏のムネ肉(プロの肉職人は、「手羽肉」と呼びます)」です。モモ肉じゃないのかって?ムネ肉は、100グラム40円程度で買えますが、その栄養価の高さは半端じゃない。モモ肉の数倍です。日本国民の皆さんが、いつまでもそのことに気づかないといいのですが…。

 アフターサービス…これは、すでに日本語ですよね。英語では、「customer service」「user support」「service」。
 ブックカバー…これも日本語になっています。 英語では、「dust jacket」「book jacket」「dust wrapper」「dust cover」。では、ブックカバー(book cover)という英語はないのかって?ハイハイ、御存知の通り、「表紙」のことですよね。「ブックカバー=本の表紙」です。

 ガードマンは、英語では「security guard」です。
 デッドボール…これは痛い!死球ですからね。「hit by pitch」と、英語では言っています。ビーンボール(beanball)じゃないのかって?打者の頭を狙うのがビーンボール。それぐらい知ってるって?では、打者に当てるのが目的ではなく、打者をのけぞらせる意図で投げるボールを何という?ビーンボールじゃないよ。正解は、ブラッシュバック・ピッチ(brush-back pitch)。誰でも知ってるって?そ、そうとは思えないが…。

 私にとって、仇みたいな和製英語が、ブラインドタッチ。私は、人差し指で、雨だれのようにキーボードを打ちます。英語では、タッチタイピング(touch typing)。これこそ、皆さん知ってますね。

 オープンカー…なれてしまってますが、よく考えると、オープンカーはおかしい。オープンハウスなら分かるが。英語で…これが一口には言えない。欧米では、車の前に、馬車の時代があった。馬車の歴史からボディスタイルを詳細に区別しているもので…米国では、コンバーチブル(Convertible )、英国ではロードスター(ドロップヘッドクーペとも)。仏や独では、カブリオレ(Cabriolet)とかカブリオ(Cabrio)と呼ばれていますね。
 きりがないのでこの辺で止めときまーす。和製英語は、時間とともに増える一方です…。