アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

冷蔵庫の製氷とカビに係わる格言

2010年06月12日 | Weblog
 我が家から3km以内に、ゴルフ場が2カ所あります。どちらも河川敷に作られたもの(日本有数の大きな川が流れていますので)。
 川幅が100m以上あります。プレーを中断して川面を見つめ物思いにふけっていた私に、別グループでプレーしていたオヤジさんが、「流れが速いですね」と声をかけてきた。無視できる距離でもなかったので、「そうですね」と、一応相づちを打っておいた。オヤジさんは続けた。「川の流れの速さって、どうやったらわかるんでしょうねえ?」
 彼は、川の流れの速さを知ってどうするつもりなのでしょうか?「生き方の参考」にでもするのか?そんな奴はおらんじゃろう!

 この頃耳にすることがなくなったが、「流水算」というものが昔(?)ありました。
 例題を挙げると…
「船が川を上るのに時速20km、下るのに時速26kmで進みました。この船の静水時の速さと川の流れの速さを求めなさい」
 ゴルフ場に並行している川の流れの速さは計算できないが、この問題での川の流れの速さは計算できる。

 流水算を知らない人は、様々なファクターを考えるから、「そんなこと正確に計算できるはずがないだろう!」と、おっしゃる。流水算のルールは、「特に断りがない限り、静水での船速・川の流速はそれぞれ一定であり、上りの船速がこれらの差、下りの船速がこれらの和になるものとして解く」…というわけで…「流水算」というと、なにやら面倒な計算のようですが、実は非常に簡単なものでした。エヘヘ…。
 例題の解答は…川の流れの速さ→「(26-20)÷2=3」で時速3km。
船の静水時の速さ→「20+3=23(または、26-3=23)」で、時速23km。

 増水した川を見ていると、エネルギーを感じます。どんなに綺麗な水でも、流れがなく、新鮮な空気が送られていなければ腐ってしまう…
 ゴルフの最中に、流水算を思い出したり、流れない水は腐ると考えたり…考えることを停止すれば、頭が腐ります。…論調が徐々に格調高くなってきたところで、ガクンと落とします。
 水についての格言、「冷蔵庫の水は、水道水でなければならない!」
 我が家の冷蔵庫も、23年間使ったので買い換えました。新しい冷蔵庫は、水を入れておけば勝手に氷が出来る…。これは、便利。し、し、しかし、バ、バ、BUT!氷作りの関係箇所にカビが!おいしい氷を作ろうと、わざわざ吹き出し公園の湧水を汲んできた。塩素消毒していない水のため、カビが生えたというわけ。そんなわけでこの格言を作りました。家電メーカーで買わないかなあ、この格言。買ってくれたら、流水算も教えてあげるのに…。