アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

フキやチクワの穴でスープを飲む…普通でしょ?

2010年06月20日 | Weblog
 「味噌汁」…日本人で良かったと思える文化です。豆腐、わかめ、ネギ、シジミどれもいい。
 季節限定ではありますが、「新フキの味噌汁」…これは、年に一度でいいですが飲みたい(食べたい?)ものです。
 いい歳をしてそんなコトしてるのか?意外にオチャメだね?!と、思われるでしょうが、フキをストローのようにして、味噌汁をチューチューと飲む…これがまた、たまらない!香りと味で楽しめて、飲み方でまで楽しめる…このような味噌汁って他にありますか?!味噌汁界の王様というか、異端児というか…!

 フキは、どこにでも生えている。赤ちゃんは…無理ですが、幼児でも採ることが出来る。
 ただ、フキをナメてはいけません。「中ブキ」と「外ブキ」がアリ、味が全然違う。見分け方?そのまんまですから、赤ちゃん以外は誰でも分かる。一株から2~3本出ている茎(葉柄:ようへい)のうち、根元でほかの茎を巻き込んでいるものが外ブキ。外側にある…。中側にあるのが中ブキ。そのまんま。

 どっちが美味しいかって?それは好みの問題ですが…中ブキは、やわらかい。料理によっては、歯ごたえがないのでフキらしさがないという不評も。外ブキは、歯ごたえがあり、フキですよーという主張がある。ま、どっちでもいっか。

 重要な知識として…「山で道に迷った。水も食料もない。このまま遭難か…ああ、水が飲みたい…」そんなとき、フキの中にある水を飲むと良い。深山のフキには、水が入っています。美味しい水がジャボジャボ!遭難しそうになったら是非お試し下さい。試す機会がないことをお祈りしますがね。

 煮込みうどんに、チクワが丸ごと一本入っておりまして…私の遊び心がむくむくと…。チクワをストロー代わりにうどんのスープを飲みました…「あ、あぢー!」熱かったです。口蓋(こうがい:口内の上の部分)、を火傷。口蓋の皮膚がベロベロと剥がれて…。
 チクワが、「フザケンナ!」と攻撃してきたのか?それとも、フキからの、「チクワと一緒にするな!」という祟り?え?単に私がおかしいだけ?それは違うと思います。フキやチクワをストローに見立ててスープを飲む人って、私以外にも必ずいると思う…。