ジョギングはシャンパンの味

ジョギング、写真、革クラフト、木工、パンつくり、日本の古代史などを趣味にして楽しんでいます。

神武天皇

2017年04月12日 07時05分59秒 | 日本古代史

・・・以前、奈良の橿原神宮に行った時に、神宮が当地の熱田神宮のように古いものでなく、明治時代創建と効いて、変に思ったことを記憶している。

  神武天皇陵も明治時代に決定したらしい。
  何故なのか、とても興味のある話です。

  そもそも、最初に日本の天皇の皇祖が必要としたのは、大化改新を契機として、天皇中心の国家体制を始めた672年頃とされている。
  そして、初めての正史、日本書紀編纂にあたって、初代天皇として、神武天皇を作ったと云われている。
  その時には早くも御陵があったと書かれているが、それ以後、長らく皆から、忘れ去られていて、国家体制として、天皇中心が必要になった明治維新になり、皇祖、神武天皇が思い出され、神武陵と橿原神宮が明治になって、改めてきめられたわけである。

  日本書紀を編纂する際に、辛酉革命説を取り入れていることがよく知られています。
  辛酉革命説は、60年毎に廻ってくる辛酉の年には、天意による革命が起こり、1260毎には、大きな時代の転換が来るとする説です。
 日本書紀では、古代が終わると、初期編纂時のころに考えた推古天皇九年の辛酉より1260年さかのぼり、紀元前667年2月11日を、神武天皇45歳の時、日向より発進し東征を開始した時としたわけです。

  そして、明治7年から2月11日を、それを祝う紀元節とした。 

  最近、また、政権によってナショナリズムを煽り立てた、戦前回帰のような話が色々と出ているが、そのうち神武天皇が、明治に続いて、改めて教育に復活するかもしれない。


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