・・・日本経済は低迷していると云う。
中国経済は世界第二位であるという。
だけど、それは本当に、今の両国の社会の経済実情を表しているのだろうか。
これらの言葉は、我々日本人にとって、実情と関係なく、何となく暗い社会を想像させてしまう。
しかしながら、日本経済はもう20年も変化していない。
そしてそれ以前の日本経済は異常であった。
今の日本は、国民の収入は変化せず、インフレも緩やか、物によってはデフレもある、不動産は大きな変化が無く正常で、社会生活は世界的に見ても、とても安全で、安定している。
それに比べて、日本に来ている、中国の観光客を見ていると、服装や、行動から半世紀前の日本人を見ているような気もちがする。
キット彼らは中国でも恵まれた人であるに違いないが、社会の質が追い付いていない。
バク買いと云っているが、彼らは外国でしか、金が使えない場合もある。
日本の政治家はGDPの成長率やインフレ目標率の向上に、こだわっているが、私は、今の日本の実経済を表す指標としてはなにか違っている気がする。
正しく、今の社会を認識していないと、これからの政策や、国民の社会活動を誤った方向に導く。
今までと同じGDP成長率やインフレ率の上昇を考えるのは止めた方が良いように思う。
ある情報によると、本当は中国の実経済は1/3のGDPしかないと云う。
国が賃金を決める社会では国の目標値に合わせて、経済指標を操作できる。
そんな国の、外国でのバク買いは不安定な社会の一面でしかない。
日本のGDPの伸び率ゼロと云う数値を考えると、ここ20年急激に高齢化が進み、生産活動はおおきく進んでも、実際は人口の構成変化で、GDP値の上昇は相殺されているだけかもしれない。
以前の人口構成と同じ時代のやり方で、GDPの伸び率を設定するのはおかしな話ではないだろうか、成熟した社会に合った経済指標を考えるべきかと思う。