・・・ 今日から八月です。八月と言えばお盆休みが頭をよぎりますが・・・。
新聞を読んでいて、「藪入り」という文字を見つけました。
私たちの親の時代には生きていた言葉ですが、我々の世代以降は使わなくなった言葉です。私は「藪入り」を聞いて懐かしい気持ちを感じました。
そこで私が今日、言いたいことは、働いている人が現在、言っている「お盆の夏休み」というより、この懐かしい「藪入り」という言い方の方が日本人には言葉が良くあっているように思うし、せっかくの夏のお盆休みは出来れば実家に帰って、先祖の墓参りや幼馴染と顔を合わせるようなことを意味する「藪入り」であってほしいと思うからです。
親たちから聞いていた「藪入り」は、
昔からの日本の働く人の休みを表す言葉で、年に二回、奉公人や、嫁いだ人がお盆と正月の二度、休みを雇い主から休暇を貰えて実家に帰り先祖の墓参りや幼馴染と顔を合わせるような習慣のことを言ったらしい。
実際、親がお盆に実家に私たちを連れて行った時には「藪入り」という言葉を使っていました。
単なる夏休みと違って、昔の人はこの言葉にウキウキとした気持ちがあったと聞いています。
現代の日本人は季節を感じられる言葉もどんどん機能のみの表現に変わっていますが、できればこんな、日本独特の習慣を伴う言葉を受け継いでいきたいものです。