花と鉄輪

趣味であるオートバイでの出来事と、
日常での出来事。
三河遠州を中心に花、滝、巨木を回ってます。

百古里川沿いの巨木と滝・2

2009-02-19 21:24:24 | 巨木
去年の秋に遊びに行って、このブログでも紹介した
浜松市天竜区佐久間町の「佐久間レールパーク(飯田線中部天竜駅に併設)」が
今年の11月に閉園になるそうだ

なんでも名古屋港金城ふ頭に建設されるJR東海博物館(仮称)に
一部車両を移動展示するためで
残りの開園は土日、祝日のみ
う~ん、ちょっと寂しいね
行けたらもう1回行っておこうかな~

ところで展示車両の移動には飯田線を利用するのかな?

百古里続き

将軍杉を見た次は、「百古里のカツラ」!
資料で存在は知っていた、それに画像も載ってた
以前は中日新聞のWeb静岡版で紹介もされてた

でも場所は・・
廃道脇にあるというだけで、詳しい事は書いてなく
現地の人に案内してもらわないと行けない・・と
今回はこの木を探すのがメイン
なんとしても見つけたいものだ

まず下百古里で聞き込みをすると
・上百古里の集落の手前
・川をはさんで対岸の上の方
・カツラの木を知っていれば、道からも見える
・カーブ、茶畑等のキーワード
を得られた

車をソロソロと走らせて、それらしい木を探すが
なんせ細い山道
わき見運転してると危ない
そんなこんなしてるうちに上百古里の集落についてしまう
結局見つけられなかった

で、上百古里で聞き込み
上百古里の集落は県道沿いに家はなく
山手に急坂を上がった高台に集まっている
そこで飛び込みでおじいさんに聞くと
「あぁあそこに見えるよ」と指差して教えてくれるが
ん~よく判らない
「んじゃ一緒に行くか・・」
なんと案内してくれる事になった!
いやぁ、すごく嬉しいなぁ

一緒に車に乗って、ちょいと下百古里の方へ走る
茶畑を過ぎて左カーブのあたりの退避所に車を置いて
まず川へ降りる
いちおう踏み跡は・・ある


おじいさんと川渡り

水量は少ないので、難なく渡れる
画像のおじいさんのチョイ先の対岸に踏み跡が続く

その先は杉の植林帯を斜めに登っていくのだが
おじいさんの足元が怪しくてヒヤヒヤしたよ

目的の廃道は、県道とおなじくらいの高さにあるのかと思ったが
けっこう上の方、尾根近くまで登る
というか尾根を越えて小さな沢に出た
と思ったら、それが廃道だった

すでに木々が茂って山に戻りつつある
夏には藪になるかもしれん
廃道をチョイと上に行くと目的のカツラがあった


浜松市天竜区上百古里、「百古里のカツラ」

カツラらしい細い幹が束になったような姿
中心には太い幹があるのだが
けっこう痛んでて
昔はウロにフクロウだったかが住んでたそうだ

根回り12m、樹高35m
すでに何本も幹が朽ちて倒れている
樹肌にはコケも多いし
近いうちに枯死するかもしれんなぁ



カツラは芽吹きも新緑も黄葉も素晴らしい
ぜひ新緑の頃に訪れてみたいもんだ

ところでこのカツラ、廃道の脇にあるのだが
この廃道、昔はオート三輪も走ってたそうだが
どうみても林道以上ではなかった気がする

廃道を下っていくと
下百古里と上百古里の間で
現在林道工事してて橋をかけてるあたりに出たんだそうだ
逆に上がっていくと
ちょうど上百古里の集落に行けたんだそうだ

ひととおり写真を撮って
おじいさんに、「そろそろ帰りましょうか?」と言ったら
「ワシはこのまま、廃道を歩いて家まで帰るよ」と言って
半ば自然に戻った廃道を
木々を掻き分けながら山中へ消えていった

このあたりの山は庭のようなもんなんだろうが
ちょっと足元が怪しかっただけに
「新聞に載るような事がなきゃいいが・・」
と思ったが、同時に
「他県なんで新聞に載っても気づかないだろうな・・」

まぁ無事に帰ってくれることを祈りつつ
車に戻ったよ












コメント (2)
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