豊根村富山地区・瀬戸川の滝と久原の不動様の滝

豊根村富山地区へのツーリングの続き

以前、久原の旧集落跡に不動様の滝を探しに行ったことがある

結局ハッキリとした事は判らず
再度久原の集落を訪問することとした

で、昼を食べた後に久原に寄って各家・・といっても3軒しかないが回ってみる
しかしどの家も留守のようだ
前回も留守ばかりで、昼間は皆出かけてるのかなぁ？

そこで予め目を付けていた沢に入って見ることにした
それはココ
佐久間から向かうと、県1号の熊打橋を渡ってT字路を豊根側に左折して県426に入る
300ｍ程で山側に沢を見ることが出来る


豊根側から撮った沢のある場所
沢入口左岸に廃屋が2軒ある
沢の水は暗渠で道路下を潜るようで、橋の名前はなかった

この沢も旧久原集落から見たら南側の沢となるので
不動様の滝がある可能性がある
それだけに地元の人から話を聞いておきたかった


道路から見た沢の風景
雰囲気が良いが、奥には大堰堤から滝のような水が落ちているのが見えた


右岸側には登山道のような道が奥へ伸びているが
崩落で埋まってる場所が所々あった


ひと登りすると貯水タンクのようなものが・・
どうもこの沢の水を飲料水として取水しているようだ


タンクを越えて進むと小さな堰堤があった
取水堰かなーと思う
左岸側にピンクリボンがあって、山の斜面を登るように続いていた


取水堰を超えると両岸が一気に狭まり、ゴルジュの様相を見せる
この奥に不動様の滝があるとは思えず撤退

地元で話が聞けなかった以上、手詰まりである
帰ってから少し調べてみたら、沢入口から見えた滝について記載を見つけた


伊藤文弘先生の本「愛知の滝全記録」の瀬戸川（329）
落差２ｍ

古い地図では、県426の旧道（そのころは林道かな？）が書かれており
今の道路よりやや奥で沢を渡っており
沢の名は「戸ッ久保沢」、橋の名称は「瀬橋」となっていた

さらに諦めきれず、最後の手段として不動様の滝の情報元である
「隠れ里も祭り」の著者山崎一司氏に連絡を取って教えを乞うと

「今の久原集落の所にあるコンクリートの川の上流に不動様が祀られた滝はある」
「旧集落から右へまわりこんだ所にある」
「祠や石碑の類は無く、滝前にしめ縄が張ってあった」

その滝には覚えがあるぞ
前回の探索で見つけた、それっぽい滝

たぶんこれが久原の不動様の滝だろう
長い間判らなかった滝が判明して良かった

残る疑問の一つとして、国土地理院の地形図にはココに滝マークがあるという事だが
中沢の不動滝と間違えてるんじゃないかという気もする
誰か確認しに行ってくれないかなー


帰りに見た飯田線の水没区間の廃トンネル

リンドウ

センブリ

いつもの場所には、ちょっとだけしかなかったよ

スイラン

黒河湿地にて

ムラサキセンブリ

開花の噂を聞いてから、けっこう日がたっていたが
まだまだ多くのムラサキセンブリを見ることが出来た

豊根村富山ボンクラ沢不動滝

F800gsで豊根村富山地区へツーリングしてきた
ただ行くだけではつまらないので、ボンクラ沢の不動滝を訪問してみた
しかも以前から考えていた、対岸からの撮影
まぁ、一筋縄ではいかぬと思っていたが・・

ボンクラ沢の不動滝はココ
以前は対岸の道路から見えていた

1999年の画像

だんだん木が伸びてきて
今ではチラッと見える程度
なんとか斜面を下って、対岸から沢越しに撮れないものかと考えた


降下地点

小さな沢になってるようだが、水量は極少だし斜面は比較的なだらか
足をとられつつも、がれ気味の斜面を下って行くと
その先は急激に落ち込んで、崖になってた
しかも、まったく下れないこともなく、なんとか降りられそうだったんで降りてみた
（登り返す事は失念していた）


水量は少ないが２０ｍ弱の滝になってた
降りてきたのは画像右側のあたり


その右側にも同程度の滝があった


んで、振り返った風景
最初何処に出たのか判らず、奥に浚渫船がある意味が不明だった
少し歩き回って気がついたのだが
この画像左手にボンクラ沢の不動滝があって
右手が対岸の斜面

今日は佐久間湖の水面が下がってるようで
白く岩肌が出てる所は、普段は水面下なんだろう


で、ボンクラ沢
もっと不動滝が見えるかと思ったが、木々が邪魔でまったく見えない

こうして考えると、水面近くは崖だし木々で滝が見えないので
当初の目論見であった対岸水面近くからの撮影は無理だったようだ
不動滝下まで登ってみる


ボンクラ沢不動滝

落差５０ｍ
この位置から見るのは初めて


上半部
以前対岸から見えてたのは、この辺りまでだったようだ

さて、帰りはどうしようかと考えたら
滝の左側が尾根っぽくて斜度も緩そうだったんで登ってみる
が、上の方へ行くと岩場になって来て
きつくはないけど、思ったより大変だった


岩を乗り越すと、不動滝の上流に出た


道に出た所、画像右から出た
富山村方面を向いて
佐久間方面に向かって歩いてバイクへ戻る


富山村方面を向いて、大尾橋
降下した地点の右の滝は、この沢のものだろう

バイクまで戻って１時間ほど
佐久間湖の水面が下がってなかったら、こんなルートは取れなかっただろう

イヌセンブリ

近所で2か所







ここのは青みが強い
去年は見かけなかったが、今年はそこそこ確認出来て一安心





もう一か所のは白っぽい
まだ蕾が多くあったので、もう少し後の方が良かったかなー
撮るのには難儀な場所

さらに３か所目も回ったが
そちらは全然見かけなかった
昨年も見られなかったんで、絶えてしまったのかな？
残念