花と鉄輪

趣味であるオートバイでの出来事と、
日常での出来事。
三河遠州を中心に花、滝、巨木を回ってます。

西三河南部の巨木巡り・4

2008-02-29 20:31:18 | 巨木

吉良町瀬戸、西林寺の大シイ

吉良町の北部
アイシン精機やセイコーの工場が集まる
ちょっとした工業団地
その隣に西林寺の大シイがある

お寺に上がる石段に覆いかぶさるように枝を伸ばしている
現地の看板によると
根囲5.7m、樹高10m、樹齢720年



裏に回ると、その太さが際立つ
虫こぶが付いたのか、荒々しい樹肌が特徴的だね

西林寺自体は人が住んでいない小さなお寺
というか、寂れている・・

ちなみに西林寺には白瀬矗のお墓がある
南極探険隊長の白瀬中尉である
晩年は二女が住んでいた豊田市に移住
その後、白瀬夫人と二女、孫の3人は吉良町に移り住み
南極探検後に生活に困窮した白瀬一家が
吉良町の人たちに米野菜を分けてもらうなど
おおいに助けられたという
そして西林寺には遺骨が納めらている
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西三河南部の巨木巡り・3

2008-02-28 20:25:02 | 巨木

吉良町萩原、羽利神社の双幹大クス

前回の尊蓮寺を西へ進むと道の北側に
村社羽利神社がある
鳥居をくぐると根元がつながった大クスを見ることが出来る



手元にデータはないが
両方とも太く、シンメトリックな樹形をしているね

「羽利神社は慶安元年(1648年)
三代将軍家光から社領を賜った。
このことを本宮である熱田神宮に報告した際
神木のクスの種を持ち帰り
記念に植樹したもの」
ということは樹齢360年?


吉良町荻原、旧糟谷邸のイスノキ

羽利神社から南へちょいと歩くと図書館がある
その奥に旧糟谷邸が公開されている

旧糟谷邸とは江戸時代の豪商粕谷縫右衛門の屋敷。
大地主であり、三河木綿の総問屋として栄えたといわれている
そして土蔵の前にイスノキがある

いわゆる巨木ではないが
紀伊半島以西に自生する常緑広葉樹で別名ヒョウノキ
なぜこの木が町指定天然記念物なのか?
木のそばに看板が立ててあったが
見てくるのを忘れた・・
目通り2.0m、根回り3.6m、高さ10.2m

この木の実は大きくなり
中にアブラムシが入って内部が空洞になる
アブラムシの出入り口の穴を利用して笛として遊べる
これが別名ヒョンノキ(ひょうと鳴る木)の由来らしい
また、葉の虫コブがタンニンを含むので
染料の材料として使われることから
糟谷氏が三河木綿の染色に利用したのかも?



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西三河南部の巨木巡り・2

2008-02-27 20:25:08 | 巨木

吉良町荻原、教蓮寺のイヌマキ

吉良町役場から北へ向かい
名鉄蒲郡線の踏み切りを渡ってすぐの右手
ちょっと入った所に教蓮寺がある

小さなお寺だが
その境内にイヌマキの大木がある

町指定天然記念物
看板によると、目通り周3.2m

イヌマキとしては、県内でも3本の指に入るという
樹齢は300~400年とされている



近寄ってみると、主幹は大きく痛み
真ん中が欠けて、向こうが見える
伊勢湾台風で破損したという話
葉先に茶色が目立ち
樹勢が弱っているのかもしれない

このイヌマキは、この寺が創建された時
蓮如上人がお手植えされたと伝えられる
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西三河南部の巨木巡り・1

2008-02-26 21:50:35 | 巨木

幡豆町東幡豆、妙善寺

撮る花が少なく、凍結が心配な山地から足が遠のく冬
それなら平地の巨木まわりをしよう
今回は以前も回った事がある西三河の南部方面
それだけに大体の場所は、行けば判るハズ
今回は雪がぱらつく様な天気だったから
車にしたけど、足早に回ってきたよ

まずは幡豆町の妙善寺
名鉄蒲郡線の東幡豆駅の南
細い道を挟んで、海が間近にある

この寺は別名かぼちゃ寺とも言われ
境内には沢山のカボチャが奉納されている。
中風除け観音もあるらしく
小さいお寺に見えるが
大型バスが何台も駐車していた
そして境内、寺内には多くの中高年がたむろしている



山門をくぐって左手にあるのがマキの大木
町指定天然記念物
樹高約10m、幹の太さは地上1mのところで直径約1m
推定樹齢1000年とされている



全体的に枝が枝垂れるような樹形をしており
その内にもぐりこむと
太い主幹を見ることが出来る

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ある日の朝と夕景

2008-02-24 20:42:27 | Weblog


ある日の日の出
年が明けてから、いい朝焼けが少ない
撮る気分が減ってるからかも?



ある日の夕景

長らく使ってきたPanaのFZ10も
そろそろ引退させようかと思うんだ
まだ使えるんだけど、電池容量が少なくなってきて
寒い朝などは、数枚で電池が終わる
新しい電池を買ってまでは・・

手元に来てからは、ずいぶんお世話になった
特にこの頃のPanaの発色のノリの良さは特徴的
ノイズの多さには閉口したが
使い込んでる内に手に馴染んで、よいカメラでした

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祥月洞

2008-02-23 20:43:49 | Weblog

浜松市北区三ヶ日町平山、祥月洞

R301平山小学校前から農免道路に入る
曲がりくねった山道を走るが
所々でみかん畑の間を通る
落ちたみかんの香りが漂うね

しばらく走ってたどり着いた祥月洞
浜名湖北側には洞窟が多い
豊橋嵩山から天竜の青谷にかけて
大小さまざまな穴がある

平成4年,東海地域の洞窟の調査研究を行う
"三遠洞窟研究会" によって発見された。
規模の大きな2号洞は,主洞の長さが130m。
時々見学者が入れる会を開いているらしい

道沿いには、ホースから水が落とされている
掲げられた看板は「祥月洞冷水」
洞窟内から湧き出た水をひっぱているらしい



これが主洞かな?
左手には照明の配電盤があったが
鍵がかかってた
無論洞窟に入る気はないが

配電盤の裏には階段があって
上に登ってくと、2号洞
さらに上には3号洞
今日は格別に暖かい日
バイク用のブーツと皮パンでえっちらおっちら
登っていったら汗だくになってしまったよ



入り口近くには小さな博物館
鍵がかかっていたので
閉まったカーテンの隙間から撮ってみたよ
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マンサクの花

2008-02-22 20:39:56 | 

三ヶ日町鵺代乎那の峯にて

厳しい寒さが続いた2月
今日は季節が飛んだかのような暖かい日
時間を作ってチョイツーリング
マシンはVTR1000F

さて、そう時間もないので行き先は三ヶ日とする
この時期に咲く花のひとつにマンサクがある
春先にまず咲くのでマンサク・・
三ヶ日町鵺代の乎那の峯にマンサク群落がある

群落といっても何年か前までの話で
昔は130本以上あったそうだが
病気でだいぶ数を減らした



平日なので、誰もいないかと思ったら
中高年のハイカー団がいたりして
けっこう賑わっていた
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ミスミソウ

2008-02-20 20:28:36 | 


ネット上でミスミソウの情報が出回って
どうしても見たくなって
ネットフレンドに教えを請うて
仕事の合間にバイクを飛ばして見に行ってきたよ



山中を徘徊してたら
先客が・・
と思ったら、そこの主のような人物でした
(あちらこちらで何回か顔を合わせている顔見知り~)
その方が案内してくれたので
今年は少ないと言いつつ
いい花を何株も見ることが出来て感謝!!



一緒に回って楽しい時間を過ごした後は
急いで帰ってまた仕事
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東栄ツーリング8

2008-02-19 20:23:15 | 巨木

東栄町振草上粟代、仏地のシキミ

町指定天然記念物
仏地とは地名
シキミにしては、太く大きい
根元には石仏が並ぶ
と、まぁ紹介するのだが
町指定を示すものがなかったので
イマイチこの木がそうだとは言い切れない・・
でも地元の人に聞いたし
たぶん、そうだと、思う


東栄町振草上粟代、粟代の杉

ネットで見つけた大杉
環境省発行の本に記載されているらしい
初訪である

目的の木は、山の斜面を少し登った所にあった
環境省のデータによると目通り周5.9m
樹高60m、推定樹齢300年以上だそう

直幹で堂々とした姿は、まさに大杉
これだけの太さと高さは、見ていて圧巻
地上2m程のところから枝が出ているがポイント
根元には小さい祠


東栄町振草上粟代、粟代の杉2

こちらは上の杉ののぼり口にあった大木
道からも堂々とした姿が見られる

目通り周6.1m、樹高はこちらも60m
推定樹齢は200~299年だそう

こちらの方が太いデータだが
実は裏手に細いのがあって
二本の杉の合体木である
だから格としては、チョイ下かな
まぁ正面のだけでも、なかなかの迫力があるね

さて、これで今回の東栄ツーリングは予定終了
この後、石雲寺の節分草を見て帰ったよ

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東栄ツーリング7

2008-02-18 20:35:01 | 巨木

東栄町下田、長養院の山桜

東栄町中心部からR473を東へ進むと
左の山手、道沿いにある

幹が大きく腐り
主幹も折れているようだ
痛みが激しいので、数年の内に朽ちるかもしれないなぁ
中根氏の実測幹周り495cm


東栄町振草、下粟代のイチイ

現地の看板によると
県指定の天然記念物
幹周4.05m(胸高)
樹高20m
樹齢約400年



イチイとは、別名アララギ、アイヌ語でオンコ
常緑針葉樹
日本では北海道から九州にかけて山地に自生する
特に東北から北海道までの寒冷地帯に群生する
庭木としては一般的だが、比較的寒い地方に多い
ウチにも庭木として1本あるが
ちょっと刈り込んだだけで、その部分の枝が枯れてしまう

以前に1つだけ実を見つけた
赤くてベルのような形をしていて
甘くておいしかったよ

この木は常緑針葉樹だというのに
チョロチョロとしか葉がついていない
見にくるたびに葉が少なくなってる気がする
根元を見ると、大きく痛んでいて
それで樹勢が弱いのか?
この木も数年後には朽ちてしまうかもしれないな
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