ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

提灯

2010-04-13 11:49:22 | 第1紀 をかしら屋
赤い提灯は、大人の男の、その今を酒で呑み込みたい、大人の男の、心の端に訴えかけるのか。

「をかしら屋大通店」に赤提灯がついてから、夜遅く、カウンターで一人酒の大人の男の客がちらほら増えた気がする。

求められるまで声はかけない。

今を呑み込むのに、銚子一本なのか、あるいは酎ハイ三杯なのか、その気配を読み取るまでの域には達していない。

だから、せめてもその背中をそっと見守る。


PS:赤提灯の写真が「イワテライフ日記」さんのブログに載っていた。「ンモルホ」・・、なるほど、 。

春の雨

2010-04-13 11:41:02 | 第1紀 生きる
昨夜から、か細く、しかし執拗に細かい雨が降り続く。

天気予報はすっかり裏切っている。

明日は朝方に雪マークがあるが、春の細雪になるのだろうか。

花は咲いていないから、花冷えではないが、気温は上がらず、陰湿な雨が大きな霧のように漂う。


睡眠時間はたっぷりだった。

やはり酒を抜いた翌朝の調子がいいのは、肝臓に少しばかりダメージがあるからなのか。

何も無い日は少し酒を控えるかと、情けない思いをする。


こういう時はしょうがないから南部煎餅をたべる。

目の前には地元の3っつのブランドの南部煎餅がある。

さて、今日はどの袋の封を切ろうか。

吉野屋

2010-04-13 00:40:21 | 第1紀 食べる・飲む
寂しい夜だった。

冷たい雨がしとしと降っていた。

心が折れそうだった。

ぐっと気を取り直して、帰り道、吉野屋へ寄る。

メタボに牛丼の夜食はきついが、110円引きが今日(13日午後3時)までとなれば、これが最後のトライ。

岩手大学近くなので、深夜の店は学生ばかりだ。


我が、青春の味。

と言っても、学生の頃はあったのだろうか。

あったとしても、苦学生には外食はなかなかできなかったはず。

むしろ会社勤めの転勤で東京にいたころには、ずいぶんとお世話になった気がする。

牛丼に肉皿をプラスするのが、なんとも贅沢で好きだった。


そして今夜もその味そのものだった。

吉野屋で牛丼を覚えたから、どうも他のチェーン店のは口に合わない。

そして吉野屋信仰があるせいか、倒産からBSEまでの彼らの苦労を共有意識を持って感じる世代なのだ。

並270円。

・・安い。

たまご50円。

・・・まあ、ゆるす。

深夜の320円の幸せ。



吉野屋の牛丼はワタシにとってはごちそうなのである。