ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

まいったね、こりゃ

2010-04-09 11:35:19 | 第1紀 食べる・飲む
盛岡緑が丘「アネックスカワトク」の食堂街をぐ~と鳴るお腹をこらえながら廻る。

広いフードコートの席はあらかた埋まっている。

シェーキーズは十人ほどの列。

750円でピザ食べ放題はあまりの魅力。

しかし、一人だし、自分ちの店の近くのみんなから見えるところで喰うのはすこしばかし勇気が要る。


他にも何店か。

テナントも一部入れ替わっている。

ぐるぐる廻るがどうもいま一つ、座ろうと思う店が無い。


二周ほどして、最後にマクドの「マックチキン再登場」に目がいった。

この間の復活メニューのときはありつけなかった。

もうこれだと決める。

ダイエットは明日に廻した。

あせらずとも、すぐに体重が減るわけじゃないし、反対なら新しいベルトを買えばいいだけのこと!!



すごい。

結構なボリュームの、しかも厚みもあるチキンが入って100円だ!!

3月はまた月間新記録を打ち立てたという怪物チェーン店だ。

脱帽しながら食らう。

おいしいおいしいとがぶりつきながら、頭の片方ではどうやってこれを100円で売り、そして利益が出るのかと、なかばあきれ、なかばうらやましがりながら考える。

原価は想像できる範囲だ。

安かろうではない、店のポリシーというか哲学がしっかりとある。



ついでに「チーズバーガー」120円だ。

今日はダイエットより、マクドナルドの経営哲学を食べることによって学ぶ日と決める。

何かを得るためには、何かを捨てなければいけない。

ワタシは身をもってそれに耐えることにしたのだ。

ふむ。

辛い辛いといいながら、頬張る。

・・・しかし、うまい。

  注:ワタシはこの歳でミーハーなところがほんの一部あり、毎週金曜日送られてくるマクドからのメールを楽しみにしている一人であります。



そして、店内のストアを徘徊。

思わず手にとったのがこれ。



みんな大好きカレー納豆」。

なんかラジオで聞いたことがある、これが噂のカレー納豆か。

ちょうど冷蔵庫に納豆を切らしていた。

しかも「ハウスのカレーを使っています」とある。

会社を去って二十余年、愛社精神はまだまだ健在だ。

かごに入れなければいけないとワタシの本能が言っている。

素直が信条だから買った。

そして、今朝食べた。

なるほど、カレーだ。

なるほど、納豆だ。

不思議だが、合う。

若いころ、冷蔵庫のカレーを温め、そこにえいやっと納豆をぶち込んだことがある。

その時は納豆が勝った。

絶対的に納豆のあのねばねばが、カレーの香辛料のカオスに勝ち誇ったのだという記憶がある。

しかし、ヤマダフーズ。

やりやがった。

納豆には「リンゴと蜂蜜」のカレーが合うのである。

ワタシの好きなジャワカレーより、ずっとバーモントの方が納豆に親しみを持っていたとは・・。

まあ、あと2パックある。

あるのだが、まあ、また買うことも無いだろう。

古い大脳皮質が、納豆は納豆、カレーはカレーとつぶやいているから。

いや、たまにはいいもんだとは思うのだが・・。(私見)


じゃ。

サパッ~

2010-04-09 10:29:14 | 第1紀 生きる
床屋に行く。

床屋に行くのにはある程度、「よし、行くっ!!」という心構えというか、勇気というか、思いっきりがいる。・・少なくともワタシには。

なぜ?

先ずは、皮膚が弱い(アトピー歴 数十年)こと。

歳を喰ってからだいぶ落ち着いてきたが、若いころは床屋にいくこと自体、たいへんな行事だった。

今でも年に何回かある、肌が弱いシーズンは床屋にいけない。

もちろん、シェービングなんてできない。

それでも髪の毛の生え際は剃刀を使われてしまうが、すぐそこが赤くなる。

耳掻きなんてもういけない。

だから一番ひどかった十代後半から二十代後半までは、床屋にいっても髪を切るだけだった。

もちろん、今みたいにカットだけの安売り床屋は無かったから、大層なお金を払って、髭も剃らず、耳掻きもせず、もちろんヘアトニックなんかは使わず、時にはシャンプーも断って、ただただ髪切りだけという寂しい思いをしていた。

今でも、「剃刀は優しくね」なんて言うこともある。


そしてアレルギーその弐は、鼻。

今は落ち着いたが、花粉症のひどいころは、春は床屋にいけなかった。

鼻ダラダラは格好悪いし、剃刀を当てているときにくしゃみもいけない。

今年は薬のせいか、なかなか調子はいいが、春先の花粉症から他のアレルゲンに移り、季節問わず調子が悪いときがある。

いずれ、床屋に行く時は花粉症の薬をきちんと飲んで出かけるのだ。


そして、そして、腰。

もう肌とは逆に、歳をとるほどに腰がダメになってきて、年に何ヶ月かは腰がひどい状態で、立ち仕事も辛いし、時には本当に歩いたり座ったり、いやいや寝てるのも辛いときがある。

だから、床屋は辛い。

こういうときは美容室のように、前かがみでなく仰向けで髪を洗ってくれるところがいい。


まあ、こんな塩梅で、やはりワタシにとっては、朝から「行くぞっ!!」なんて気合を入れる必要があるし、そういう事で何ヶ月か髪がぼうぼうでもほったらかしの事が多い。


さて、このあいだ、と言っても数ヶ月前かな、緑が丘のアネックスの前の交差点で止まって左を見たら「カットだけ1000円」の看板がおいでおいでをしていたから衝動的にハンドルを切って入った「ヒラトヤ緑が丘店」、あるいは「ビューレックス緑が丘店」が本名かな、そこに朝から行こうと決めていたわけ。

なんせ、このところ、まずまず肌も鼻も調子がいい。

腰は一昨日あたりがやばかったが、今朝はは何とか塩梅が良かった。

こんな日は珍しいし、髪は伸び放題であったから、行くぞ!! と決めたわけ。

そして、その「ヒラトヤ緑が丘店」へ。


っと、ここで話の寄り道。

そのアトピーが最悪だった若い時、仙台から営業で岩手を廻っていたのだが、週に三泊はする定宿が新館ができる前のホテルカリーナだった。

その裏に、いまでもあるがヒラトヤの支店があった。

先程述べたように、最悪にデリケートな時で、店からすれば恐らくかなり手を焼く客であったと思う。

なんせ、肌につけるクリームもダメで、皮膚科の軟膏を持参して持って行ったからネ。

だって、タオルで拭いても、すぐさま肌が乾き粉をふく有り様で、一般のクリームなんか役に立つどころがアレルゲンそのものだったのさ。

で、この店のチーフ格の、といっても同年代(二十代半ば)の、それも(ニヤ~)店で一番綺麗な娘がいつもワタシの係。

はいこの方は私が担当します、なんて、このやっかいな客を受け持ってくれたわけで、なおさらワタシは頻繁に通う事になったわけです。

この娘はワタシが営業に行っていた問屋の若い衆にも人気で、あの娘の生まれはどこだとか、趣味がどうとか、そんな話題で事務所が盛り上がったりしたもんだ・・・・。

なんて、大きく話がそれた若かりし頃の純情話。


さて、本題に戻る。

この間は寄り道でカットだけだったが、今日は奮発して「ぜんぶ」。

ここ数年は流行りの安売り床屋でカットだけだったから、正式(?)な散髪は久しぶり。

カットはカットだけの担当でありまして、やはり鋏裁きがいいわけです。

いやいや、安いディスカウント床屋が悪いわけではなく、ただ経験的に言うと相当に当り外れがあるわけでありまして、それと比べると今日はなんか安心感があり、鋏のシャキシャキっと切れる音が心地好かったりするわけですな。

そして洗髪。

やはり前かがみ。

腰は良好だが、デブには辛い、腹が邪魔。

しかし、あの頭皮もみもみは心地好いわけで、これでもかというくらい丁寧であります。

で、剃刀を当てます。

コチラが何も言わないのに、丁寧ながら優しく刃を当てますから、肌にはまったくダメージ無し。

さらに、耳掻き、気持ちいい、最高。

肩もみ、丁寧、本物のマッサージ屋さんよりうまいんじゃないの。

まあ、これだけは娘にかなうものは無いが・・・・(相方のも手があったかくていいよ、ホジホジ)

さらに背中、手、腕とマッサージは続き、体がほぐれ、いい感じですね。

最後に整髪しておしまい。

あ~、満足な一時間だった。


しかし、充分に満足ではあったが、ワタシの肌はやはり散髪の後に必ず風呂を欲す。

これはアトピー肌のワタシの習慣でどうしようもないのだが、やはり肌が乾いてしまうので床屋の後は必ず風呂に入り、全ての化粧品、整髪剤を洗い落とし、剃刀の後の肌をお湯で休め、そして素早く皮膚科の薬をぬる必要があります。

まあ、こういう制約があるから床屋から遠のくのですが、今日は床屋も風呂も満足で、これでそのあとの昼寝でさらに肌を休めればいいのですが、たまった仕事がそうもさせず、これだけが今日の不満でしたね。

肌は夜つくられるといいますが、やはり肌には少しのお休みが最もいい訳です。


なんて、床屋の話で2500文字、原稿用紙6枚分を越えてしまった。

読む方もいい加減飽きたでしょうから、この話はこれまで。

床屋と髪の毛に関する話題はまだまだあるので、後でね。

じゃ。