従業員達は給料日で喜んでいる。
ワタシは午前中に銀行に駆け込んだ・・・・・・。
そんな土曜日、給料を配達し終え、さてランチ。
行こう行こうと思っていた岩大(岩手大学)近くの「天一」(「天下一品」)へ。
もう三十年ちょっと前になるのか、関西弁が社内標準語の会社に入社。
研修中に逆らったせいか、こりゃダメだなと思われたのだろう、全国各地に配置された新人達とは違い、珍しく出身地の岩手を管轄する仙台支店への赴任を命ぜられた。
研修所のある大阪から仙台に向った同期は、大阪うまれ京都の大学出と、兵庫うまれ、ワタシの出身校のライバル校の奴だった。
京都のD大ボーイは新幹線の駅で彼女とつらい別れを、兵庫出身K大ボーイは上野駅(当時は上野発)で彼女とすんごくつらい別れをした。
関西生まれの彼らには東北は異国の地である。
「まあ、こんな事になって」と親に言われたらしい。
して、その異国で三人仲良く新社会人生活を「堪能」した。
その京都D大ボーイに「懐かしいな~」と良くうきあわされたのが国分町の「こむらさき」。
はじめてのラーメンの味だった。
「この味や」と彼は懐かしみ、ワタシは何個でも無料のゆで卵にむせた。
その「こむらさきチェーン」の親元みたいのが「天下一品」。
同期の言う懐かしい味は、この京都発祥の「天下一品」のことなのである。
そして、何十年かぶりにその味を確かめに、こんな時間に駐車場がいっぱいのその店に入った。
2時59分。
ぎりぎりセーフ(ランチタイム3時まで)で、ランチチャーハンセットを注文。
だまってラーメンだけ頼めばいいのに、メタボはセットものという言葉にめっぽう弱く、不用なカロリーを摂取する。
その「(こってり)」のラーメン。
懐かしさというより、やはり見事にやられたな~という感じ。
濃厚という言葉を乗り越え、もはや「汁無し」に近い、乳白色のスープ。
昔はもっと癖があったと思うが、その豚骨ベース、これでもかという豚骨ベースのそのスープは以外にすんなりと喉を通りすぎ、舌と胃袋から「もっといけ」という食欲指令を脳に出発した。
いや、うまい。
餃子とチャーハンは、まあカロリーの素ということで評価は避けるが、このスープ、そしてスープのためにある麺は、いや~すぐれものだった。
こんなもの岩手の人には馴染まないという方もいらっしゃるだろうが、飲食店というのは「多くの人に馴染んでもらわなくてもいい」という、極めて嗜好性の高いジャンルこそ生きていける世界である。
現に、同じ嗜好、同じ考えの方がぞろぞろと土曜の午後3時という、普通の店なら中休みの時間帯に集まっているではないか。
うなった。
堪能した。
大盛りといわないで失敗したとくやんだ。
再度の来訪を誓った。
そして、「にんにくがあいます」というPOPの下の括弧がき、「入れすぎ注意」を見損なって、入れすぎた。
しかし、この壺の辛いのと、この青いすりにんにくは、濃厚スープを更に更に引き立ててくれたのである。
むふ~。
今夜(明日早朝)は大台を迎えた相方のハッピバースディーで花巻の自宅に帰るが、いやどんなごちそうが待ち構えているのかしらぬが、ランチにこんな贅沢をしたあとで、ワタシのお腹はそれを忘れ去ることができるのだろうか。
そんな土曜日の昼下がり。
今夜は大通です。
7時前に店につきます。
じゃ。
ワタシは午前中に銀行に駆け込んだ・・・・・・。
そんな土曜日、給料を配達し終え、さてランチ。
行こう行こうと思っていた岩大(岩手大学)近くの「天一」(「天下一品」)へ。
もう三十年ちょっと前になるのか、関西弁が社内標準語の会社に入社。
研修中に逆らったせいか、こりゃダメだなと思われたのだろう、全国各地に配置された新人達とは違い、珍しく出身地の岩手を管轄する仙台支店への赴任を命ぜられた。
研修所のある大阪から仙台に向った同期は、大阪うまれ京都の大学出と、兵庫うまれ、ワタシの出身校のライバル校の奴だった。
京都のD大ボーイは新幹線の駅で彼女とつらい別れを、兵庫出身K大ボーイは上野駅(当時は上野発)で彼女とすんごくつらい別れをした。
関西生まれの彼らには東北は異国の地である。
「まあ、こんな事になって」と親に言われたらしい。
して、その異国で三人仲良く新社会人生活を「堪能」した。
その京都D大ボーイに「懐かしいな~」と良くうきあわされたのが国分町の「こむらさき」。
はじめてのラーメンの味だった。
「この味や」と彼は懐かしみ、ワタシは何個でも無料のゆで卵にむせた。
その「こむらさきチェーン」の親元みたいのが「天下一品」。
同期の言う懐かしい味は、この京都発祥の「天下一品」のことなのである。
そして、何十年かぶりにその味を確かめに、こんな時間に駐車場がいっぱいのその店に入った。
2時59分。
ぎりぎりセーフ(ランチタイム3時まで)で、ランチチャーハンセットを注文。
だまってラーメンだけ頼めばいいのに、メタボはセットものという言葉にめっぽう弱く、不用なカロリーを摂取する。
その「(こってり)」のラーメン。
懐かしさというより、やはり見事にやられたな~という感じ。
濃厚という言葉を乗り越え、もはや「汁無し」に近い、乳白色のスープ。
昔はもっと癖があったと思うが、その豚骨ベース、これでもかという豚骨ベースのそのスープは以外にすんなりと喉を通りすぎ、舌と胃袋から「もっといけ」という食欲指令を脳に出発した。
いや、うまい。
餃子とチャーハンは、まあカロリーの素ということで評価は避けるが、このスープ、そしてスープのためにある麺は、いや~すぐれものだった。
こんなもの岩手の人には馴染まないという方もいらっしゃるだろうが、飲食店というのは「多くの人に馴染んでもらわなくてもいい」という、極めて嗜好性の高いジャンルこそ生きていける世界である。
現に、同じ嗜好、同じ考えの方がぞろぞろと土曜の午後3時という、普通の店なら中休みの時間帯に集まっているではないか。
うなった。
堪能した。
大盛りといわないで失敗したとくやんだ。
再度の来訪を誓った。
そして、「にんにくがあいます」というPOPの下の括弧がき、「入れすぎ注意」を見損なって、入れすぎた。
しかし、この壺の辛いのと、この青いすりにんにくは、濃厚スープを更に更に引き立ててくれたのである。
むふ~。
今夜(明日早朝)は大台を迎えた相方のハッピバースディーで花巻の自宅に帰るが、いやどんなごちそうが待ち構えているのかしらぬが、ランチにこんな贅沢をしたあとで、ワタシのお腹はそれを忘れ去ることができるのだろうか。
そんな土曜日の昼下がり。
今夜は大通です。
7時前に店につきます。
じゃ。