ランチタイムの忙しい時間帯が終わり、店を従業員に任せ、所用で保健所に向かう。
店を出たとたん、小雨がぱらついていることには気がついた。
小雨にしてはまあ少し景気がいいが、天気予報に雨マークは無かったし、お天道様の気まぐれと思い、かまわず傘なしで歩き始めた。
大体が傘をさすのが嫌いなたちである。
嫌いというよりは、面倒だといった方が正しい。
片手がふさがるし、歩くのに邪魔だ。
晴れたらなんの役にも立たない傘を杖がわりに歩くのもしゃくだ。
これは高校生以来の、いわば癖である。
傘にはなんの罪はない、ワタシの悪しき習慣だと思う。
昼下がりの街は、ランチを食べ終わったサラリーマン・OL諸君が急な雨にあわてて事務所に戻る姿が。
傘なんかいらないと、その割にはA4のバッグを頭に県庁方面へ向かったのだが、雨も気配を察したのか弱くなるどころか、いささか勢いを増して、もう止んでやらないという、意地悪気配になり雲も厚くなってきた。
こうなりゃ、雨宿りだ。
飯を喰うのも昼まかないのまえだしと、辺りをうかがうと、そうだ「よしだ屋」あるじゃないか。
一人で店を開業し、立派に切り盛りしている本町のよしだ君は、狭い店で荷ほどきをしていた。
この細長く狭い店の道路側に小さな洒落た丸いテーブルとイスがやはり一つ、ポツンとあり、このエリアを称して「サロン・ド・よしだ屋」と言うらしい。
まあ、酒屋のもっきり立ち飲みカウンターの洋風版だ。
しかし、彼の人柄かなかなか評判がよろしいようで常連客もいらっしゃると聞いている。
せっかく「よしだ屋」に寄ったのだから、ここはベアレンでもいただくとするか。
タダで雨宿りは申し訳ないという「良心」が沸き起こったのだ。
先ずは・・・、いやこれきり一杯でとどめようとは思っていたのだが、その一本目は「ベアレン アルト」。
ベアレンの定番になったようで、「ドイツの古いスタイルのビール、苦みが少なく飲みやすい」そうだから、もう一気に呑んじゃった・・・。
ショーケースで、ワタシもアナタに呑まれたいという顔をしたベアレンがもう一本あったので、雨宿りのお駄賃に頼むことにした。
「ベアレン ビター」。
春の限定品で、この棚にあるので終わりですというよしだ君の口車にまんまと乗せられたわけである。
だから、昼からビールを二本も呑みやってと怒り心頭の相方さん、悪いのは雨とよしだ君とこの在庫限りのベアレンビターですからね!!
ふむ、ライトエールか。名とは違うな。
「エールとは、英国を本場とする長い歴史を持つ伝統的なビール。風味が豊かでゴクゴクよりまったり楽しむタイプのビール」
と書いてあるが、「ゴクゴク」呑んでしまった。
まあ、昼から三本は止めとこう。
雨は少しも弱くなる気配がないが、先を急ぐこととするか。
ちなみに、「サロン・ド・よしだ屋」」はこんな感じ。
そして、よしだ君のブログは「ここクリック」。
保健所の帰りも雨は止まない。
雨宿りの二軒目だ。
店には昼まかない不要の電話を入れ、ドアを開けたのは「カレー工房 チャルテン」。
店主の店をやるぞという気概があふれる店内の内装や写真。
たいへん好ましいのであって、情熱ほとばしるのである。
注文は「温玉キーマカレー」、辛口で。
ふむ、うまい。
キーマだから羊肉だろうが、スパイスが見事に調和しいいカレーに仕上がってる。
辛さを温玉でやわらげ、大阪の自由軒みたいな感じかな。
食後にラッシーを呑み、次に向かうのは雨宿り三件目。
肴町のJAZZ喫茶「ダンテ」だ。
久しぶりの「ダンテ」。
大型スピーカーから先客の好みか、西海岸の軽快なジャズが流れている。
ジャズ喫茶ならではのネーム入りの厚いカップで、たっぷりのコーヒーをすする。
アナログを二三枚、最後はエラの陽気なスキャットを聴きながら店を出る。
雨のおかげで優雅な昼下がりを味わった。
だから、傘はいらない。
店を出たとたん、小雨がぱらついていることには気がついた。
小雨にしてはまあ少し景気がいいが、天気予報に雨マークは無かったし、お天道様の気まぐれと思い、かまわず傘なしで歩き始めた。
大体が傘をさすのが嫌いなたちである。
嫌いというよりは、面倒だといった方が正しい。
片手がふさがるし、歩くのに邪魔だ。
晴れたらなんの役にも立たない傘を杖がわりに歩くのもしゃくだ。
これは高校生以来の、いわば癖である。
傘にはなんの罪はない、ワタシの悪しき習慣だと思う。
昼下がりの街は、ランチを食べ終わったサラリーマン・OL諸君が急な雨にあわてて事務所に戻る姿が。
傘なんかいらないと、その割にはA4のバッグを頭に県庁方面へ向かったのだが、雨も気配を察したのか弱くなるどころか、いささか勢いを増して、もう止んでやらないという、意地悪気配になり雲も厚くなってきた。
こうなりゃ、雨宿りだ。
飯を喰うのも昼まかないのまえだしと、辺りをうかがうと、そうだ「よしだ屋」あるじゃないか。
一人で店を開業し、立派に切り盛りしている本町のよしだ君は、狭い店で荷ほどきをしていた。
この細長く狭い店の道路側に小さな洒落た丸いテーブルとイスがやはり一つ、ポツンとあり、このエリアを称して「サロン・ド・よしだ屋」と言うらしい。
まあ、酒屋のもっきり立ち飲みカウンターの洋風版だ。
しかし、彼の人柄かなかなか評判がよろしいようで常連客もいらっしゃると聞いている。
せっかく「よしだ屋」に寄ったのだから、ここはベアレンでもいただくとするか。
タダで雨宿りは申し訳ないという「良心」が沸き起こったのだ。
先ずは・・・、いやこれきり一杯でとどめようとは思っていたのだが、その一本目は「ベアレン アルト」。
ベアレンの定番になったようで、「ドイツの古いスタイルのビール、苦みが少なく飲みやすい」そうだから、もう一気に呑んじゃった・・・。
ショーケースで、ワタシもアナタに呑まれたいという顔をしたベアレンがもう一本あったので、雨宿りのお駄賃に頼むことにした。
「ベアレン ビター」。
春の限定品で、この棚にあるので終わりですというよしだ君の口車にまんまと乗せられたわけである。
だから、昼からビールを二本も呑みやってと怒り心頭の相方さん、悪いのは雨とよしだ君とこの在庫限りのベアレンビターですからね!!
ふむ、ライトエールか。名とは違うな。
「エールとは、英国を本場とする長い歴史を持つ伝統的なビール。風味が豊かでゴクゴクよりまったり楽しむタイプのビール」
と書いてあるが、「ゴクゴク」呑んでしまった。
まあ、昼から三本は止めとこう。
雨は少しも弱くなる気配がないが、先を急ぐこととするか。
ちなみに、「サロン・ド・よしだ屋」」はこんな感じ。
そして、よしだ君のブログは「ここクリック」。
保健所の帰りも雨は止まない。
雨宿りの二軒目だ。
店には昼まかない不要の電話を入れ、ドアを開けたのは「カレー工房 チャルテン」。
店主の店をやるぞという気概があふれる店内の内装や写真。
たいへん好ましいのであって、情熱ほとばしるのである。
注文は「温玉キーマカレー」、辛口で。
ふむ、うまい。
キーマだから羊肉だろうが、スパイスが見事に調和しいいカレーに仕上がってる。
辛さを温玉でやわらげ、大阪の自由軒みたいな感じかな。
食後にラッシーを呑み、次に向かうのは雨宿り三件目。
肴町のJAZZ喫茶「ダンテ」だ。
久しぶりの「ダンテ」。
大型スピーカーから先客の好みか、西海岸の軽快なジャズが流れている。
ジャズ喫茶ならではのネーム入りの厚いカップで、たっぷりのコーヒーをすする。
アナログを二三枚、最後はエラの陽気なスキャットを聴きながら店を出る。
雨のおかげで優雅な昼下がりを味わった。
だから、傘はいらない。