ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

失望の境目 ~ 徒然なるなるままに

2009-03-12 12:43:58 | 第1紀 生きる
前夜、若い従業員と飲んだアルコールが昇天しきれず少し頭に残る。
弱くなったななどとため息つきながら洗顔。

朝の排便定期便へとトイレを開けると、無い。
あるはずのものが無い。
この部屋が「便所」というからには、無くてはならぬ主人公がいない。

洋式便座がどこにも見当たらず、替わりに床を埋めているのはあふれた汚水。

(食事中の諸君、ゴメン!!)

あわてた。
あわて続けた。
あわて続けながらも、ふと「夢かな」と思った。
ふと思いながら、アルコールの抜けきらない幼少の頃は明晰だった脳のかけらが、やはり夢だと確信させた。

しかし、わかっていながら覚めないのがワタシの夢の特徴。
恐い夢のときは、夢と自覚しながら恐怖が続き寝汗をかく。
・・今回のは多少、ばっちいだけだ。

トイレの夢を良く見るのは、一般的には寝ている最中に尿意、または便意を催すからだろう。
ワタシの場合は、大なり小なりこの手の失敗がトラウマになり夢と現れるものだろう。
抜いたパンツが見当たらず、急な来客にみすぼらしい下半身をあらわにしてあわてるという夢も良く見るが、これは性的欲求から来るものでなく、やはり小水などの失敗経験から来る夢だと確信している。
寝汗ならぬ、冷や汗かきっぱなしの恥ずかしい夢で、月に一度は何パターンかの脚本で繰り返す。

さて、話がここで終わるのなら書かない。
続きがあるのだ。

では、先程のシーンの続編を・・・。

汚水まみれの主人公がいない個室を覗いて、ギャフンとしているのが夢だとわかりつつなかなか覚めなかったが、こういう時に夢の強制終了をする技をいくつか習得している。
今回は力の入らぬ手足をばたつかせ、右手がテーブルに当たった少しの痛みという実感で夢との境界から分かれた(はずだった)。

う~ん、嫌というよりなんか変な夢を見たなと起き出し、居間へ。
まさか夢から覚めていないことは無いよなと、いつもするように頬をつねった。

感覚が鈍い。

まあ、起き掛けだからねと、決まりきったようにトイレに向かう。

・・・はて、

トイレを開けると、そこはまさしく小さな個室。
何も無い、壁がそれらしい花柄の、そして床も(幸いなことに)きれいな、そこがトイレで「あったこと」を示すパイプが何本か床から中途半端に伸びている個室であった。

さっきのは正夢だったのか。
そういえば、最近、大家が怪しい行動をとっている。
こういうご時世だから、入居者のご機嫌取りにあの弱々しい冷たい水しかでないウオッシュレットを替えてくれるのかなと思っていると、玄関が妙に片づいていることに気がついた。

靴入れは入居した時からあるから大家の持ち物なのだが、これが無い。
幸い、ワタシの靴は何足かのこっているが、くつ箱が無いおかげでやけに広く豪華な玄関になっている。
もしや、店子ではなく大家が夜逃げしたとか・・・・
なんて思っているうちに、まさか・・・
まさか、夢から覚めて、また夢か・・・

こういう事は何回かあるし、夢から覚めてまた夢の三連荘(さんれんちゃん)なんてのもある。

またこの夢から逃れるための手段を考えているのだが、なかなか覚めない。

一方で夢のシナリオは勝手に進み、玄関が開いてアマゾネスのような大女が作業員の格好をしてトイレ修理に訪れる。

ありゃりゃ、どうなるかと、シナリオの中の困った場面に直面しているワタシと、夢だから早く逃げようともがいている冷静なワタシが交互に立場を主張して・・・ようやく覚めた。

なんだかな~。
いやに「現実的」な夢だった。

覚めた後も、本当に現実かなと疑ったり、まだ頭がぼ~としていたりどうも寝覚めが良くない朝だった。

ああ、このブログのタイトルに「徒然草」とあるから、ひごろのツマラヌ事を書いているが、一日に何百人、多い時で何千人の方の貴重なお時間を汚していると思うと、これまたため息で申し訳ない気分である。

さて、じゃあまた。

明日、13日(金)夕方5時から7時まで、他に大きな事件でもなければ岩手朝日テレビの「楽茶間plus」という番組に「生中継」で「をかしら屋大通店」がでます。
なんと中継車も来るようだし、番組の中で3回ほど出演する予定。

ただ、この時間、店にはまだお客様がいないだろうと、不安。
番組の終わる7時過ぎにはテーブル席はほぼ予約で埋まっているのだが・・。
もし、お時間があって、番組タイアップの新メニューを試食しようかなんて思われるい方は、ぜひご来店いただいて冷やかしてほしい。

お待ちしております。