あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

学校での生活指導,一定の実力行使はOK牧場

2008年11月14日 02時10分11秒 | 裁判・犯罪
神奈川県内の公立高校において,学食で言うことを聞かない生徒に対し,学校職員が首根っこを押さえて押しつけるなどしたことで生徒が怪我をしたということから傷害罪で起訴された事件について,横浜地裁は,「生活指導の一環で正当な範囲内」であるとして無罪を言い渡しました。
この判決では,「仮にこの程度の行為も一切許されずに処罰対象になると,素行が悪く指導に従おうとしない生徒らが,体に触れられた程度でも容易に教職員を警察に告訴する風潮を生み出しかねない」と述べ,この職員の行為は形式的には暴行に当たるが,有罪にする理由はないとして無罪としたものです。一方で,怪我は生徒の自作自演であったという主張までは認められませんでした。

「生活指導の一環で正当」傷害罪に問われた高校職員無罪(朝日新聞) - goo ニュース

最近では,あおるバカ生徒がいる

この事件,そもそもなぜ起訴されたのか自体が不思議です。どうやら,略式起訴で罰金刑になったが,納得いかず正式裁判の申立をしたという流れのようですが,そもそも略式でも起訴すべき案件であったのか,極めて微妙なものだと言えます。
もちろん,学校教育法で体罰は禁止されていますので,学校職員といえども,安易に体罰に走ることはいけません。しかし,事案を読む限り,怪我をするほど激しい暴行だったのか,疑問があります。
それどころか,事案の概要によると,この生徒が食堂で食器をかたづけないで,カレーライスをまき散らすなどの行為をしたことから,この被告人である学校職員が注意したが,全く聞き入れず,逆に暴言を吐いたことから,指導の一環で首を押さえたところ,生徒から「学校にいられなくしてやる」など更に暴言を吐かれたようです。その後,この生徒が警察に告訴をしたことから,捜査が始まった模様です。
しかし,この事案なら,かなりの確率で不起訴処分のはずです。それが略式でも起訴になったということは,報道に現れてこない「何か」がありそうです。
可能性は,「暴行傷害の程度が予想以上に激しかった」か,「この学校職員に同様の前歴があった」か,「この生徒の家族が執拗に検察庁に被害を主張しまくった」かのいずれかではないかと思います。

ただ,もっというと,「これで告訴するか?」というのがあります。生徒が学校で職員に怪我をさせられたとした場合,この生徒は未成年者であるので,告訴は生徒ではなく,生徒の親がします。そして,普通の親ならば,子供の話を聞いて,また怪我の程度をみて判断するはずです。
とすると,このケースでは,「本当に予想以上の怪我だった」か,「子供の言うことだけを鵜呑みにする親」であったかのいずれかといえるでしょう。ここも,この報道だけでは判断できません。

とはいえ,一般論ですが,最近,似たようなことがあちこちの学校で起こっているようです。学校職員よりも先生の場合が多いのですが,先生が厳しく指導すると,生徒の方から「殴れよ,殴って見ろよ,ほら,ほら」などと顔を突きつけてくるそうです。多くの先生は,さすがに殴りませんが,ここで殴らないことから,この類の生徒はますますつけあがり,手が付けられない生徒になっていくという話を,現役の教師から聞いたことがあります。
また,同じような事例でちょっと殴ってしまったがために,即座に教育委員会に通報され,逆に生徒に謝罪し,さらに処分まで受けてしまったという教師も結構いるらしいです。新聞で報道される体罰教師の中には,実はこういう事例も混ざっているとのことでした。

個人的な見解ですが,「殴っていいよ」と言った時点で,「被害者の承諾」がありますから,刑法上違法性が阻却されます(同意傷害)。したがって,意味が分かっている年齢の生徒(13歳以上くらい)がこういうことを言ったのであれば,同意したということで容赦なく殴り飛ばしていいのではないでしょうか。もちろん,ものには加減がありますので,平手1,2発程度に止めるべきですが。
もちろん,私は体罰や暴力を推奨するわけではありません。単にいうことを聞かないから殴る,というのはさすがにまずいでしょう。
ただ,生徒の方から煽ってきたのであれば,「社会の責任」を覚えさせる意味でも,この程度なら十分許容範囲だと思います。自己責任,ということを覚えさせるのです。

話は戻りますが,今回のケース,真実はこの報道だけではよく分かりませんが,教育のための実力行使をもう少しやりやすくしてもよいと思います。教育委員会も,あまりピリピリするべきではありません。また,警察や検察も,捜査段階で,教育的指導かそれともただの体罰かをもう少し見極めてもよいと思います。

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やっぱりマスコミは大企業広告塔にすぎなかった

2008年11月13日 00時01分33秒 | テレビ・メディア
トヨタ自動車の奥田相談役が,厚生労働省の懇談会の席上で,「厚生労働省たたきをやっているが,あれだけやるのは異常。正直言って,マスコミに復讐してやろうか。スポンサーでも降りてやろうか。」などと発言をしたそうです。

マスコミに報復してやろうか=厚労行革懇の会合で-奥田座長(時事通信) - goo ニュース

じゃあ,トヨタ自動車買うの止めてやろうか?

大手企業の考え方が改めて分かりました。やはり,「マスコミはスポンサーという立場だからどうにでも操作できる」という認識だということです。言い方を変えると,「大手企業に都合がよいように報道してくれ」と言うことができ,もっというと「大手企業バンザイ,というような世論を作ってくれ」と言えるということです。さらには,大手企業が支援している政党があれば,そこを優位に扱えるよう誘導することも簡単ということです。
マスコミ側としても,大手企業のスポンサー収入を失えば,会社の経営に関わる話になりますから,よほどのことでない限り,スポンサーの意向を飲まざるを得ません。
実際,類似事案で,特にテレビ局の場合,大手芸能プロダクションの意向には全く逆らえないという実情があります。大手芸能プロダクションにそっぽ向かれると,大物タレントの出演が出来なくなってしまうからです。

そう考えると,私たちの世論って,実は「大手企業によって作られた世論」といえるのかもしれません。
もちろん,スポンサーとは無縁なNHKがありますから,ここはそんなのお構いなしに報じることできます。しかし,NHKは,組織の性格上,「政府公報」に準じた報道にならざるを得ず,政府見解に対し,大きく反する報道は出来ません。
もちろん,奥田相談役の言い分も一理あります。猫も杓子も「叩けばいい」みたいな報道が横行しているところがあるからです。
しかし,大手企業の相談役レベルの人が,スポンサーの力を使ってマスコミに圧力をかけるというのは,言論弾圧に近いものがあります。
これに対して,私たちが出来ることは何でしょうか?もし,本当にマスコミが圧力に屈するようなことがあれば,「不買運動」でもやるしかないでしょう。庶民が出来るささやかな抵抗です。

今回の件は,浅野前知事からなだめられて元の鞘に戻ったようですが,今後も似たような話が他の企業からも出てくるかもしれません。もし,マスコミが旧に態度を豹変したら,背後にある企業の影を疑ってみましょう。
とにかく,「報道を疑う」という姿勢を持つことが大切でしょう。そして,なによりも「マスコミ」もプライドとして,そういったくだらない脅しに屈しない国民本位の強い姿勢を持ってほしいものです。まだまだマスコミには期待をしています。

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小室哲哉氏の未来を予言した大物たち,黙れ小僧!

2008年11月12日 01時48分34秒 | 超常現象
ちょっとした箸休め的な記事です。
小室哲哉容疑者について,今後を予言した大物3名がいつ頃,なんて言っていたかまとめてみました。
これをどのように評価するかは,皆様のご判断にお任せします。

細木数子
2006年10月3日 TBS「ずばり言うわよ
(ニュースソースであったホームページは既に消去されていました)
占いの要旨
これからは何をやってもうまくいく。これから20年はヒットする。

江原啓之
2008年5月3日 テレビ朝日「オーラの泉
ここから5月3日のバックナンバーを選んでください。)
オーラの要旨
急がず,焦らず。2,3年のうちに新しい道が開けます。おじいさんは今の状況を喜んでいます。

美輪明宏
上記番組で「やらなきゃいけないことが日本でいっぱい出てくる。それが大変なことなんですよ。」と発言。

以上が大物3人の見立てでした。
いやー,人生って分かりませんねー。

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こんなことまで図書館に責任を負わせるのか?

2008年11月10日 00時17分43秒 | 法律問題
全国の公立図書館で,2007年度に不明となった蔵書が28万冊,被害総額で4億円を超えていることが判明した。一方で,防犯装置の設置については,予算の関係で未設置のところが多く,各自治体とも対応策に悩まされているとのことです。

28万冊いずこに…全国公立図書館で不明、被害4億円超す(読売新聞) - goo ニュース

本の無断持ち出しは窃盗罪です

記事によると,ある図書館では,雑誌を持ち出そうとした中年女性を呼び止めたところ,「雑誌がカバンに落ちただけ。盗んだ証拠があるのか」などと逆ギレされ,職員が謝罪したら雑誌を返した等という事例も報告されているようです。こんなバカがいるとは思いませんでしたが,28万冊なくなるということは,こういうバカが延べ28万人いるということになります。
ただ,こういう場合,容赦なく「刑事告発」するに限るのではないでしょうか。前述の中年女性の事例については,すぐに警察に通報し,捜査してもらうくらい強気にいってもよかったと思います。警察では,こんな屁理屈,通用しません。
万引きに対する犯罪認識が弱いように,日本では「役所のものは自分のもの」という変な認識を持っている人が多く,結果,図書館の本を盗むことに罪悪感を感じない人がまだまだ多いのかもしれません。
こういう人に対する対応は,「啓発活動」と「強気の姿勢」しかないでしょう。コンビニが,ガム1個の万引きであっても警察に通報するという姿勢になっているように,たとえ100円の本1冊であったとしても,「容赦なく通報」という姿勢をはっきりと示すべきでしょう。そして,館内出入り口には,「本の無断持ち出しは10年以下の懲役の窃盗罪だよ」と書いておくことも大切です。

一方で,一部批判として,「図書館の警備体制の甘さ」の指摘があります。図書館側も「自分のもの」という認識が甘いので,持ち出しを防ぎきれないのではないか,というものです。
確かに,それは総論的には正しいかもしれません。ただ,図書館でそこまでやる意味があるでしょうか?
先日,とある図書館長のお話しを伺う機会がありましたが,その方曰く,「図書館とは,単に本を貸すだけの施設ではない。さまざまな文化,情報の発信基地である。そして,その情報の裏付けとなる書籍を提供できるようにする点に本当に意義があるのだ。」ということでした。
まさに正論です。図書館とは,その町の文化の象徴です。住民が,何かを調べたいときに「知の提供」を行う場所であり,逆に,積極的に「知を提供する」場所であるともいえるのです。
そう考えた場合,図書館に防犯ゲートを設けるということは,「その町の住民はすべて盗人であり,とても知の提供ができない」と言っているようなものになります。平たく言えば,「知的レベルが低い住民」と言われているに等しいのです。
「それは性善説で考えすぎ,今の時代は性悪説で考えるべきだ」という反論もありますが,知的文化については,やはり「最後の砦」として性善説で考え,モラルの再考と発見した場合の厳罰化で対応するのが良いのではないでしょうか。

ただ,もっというと,「今の図書館のあり方」自体を見直す時期に来ているのかもしれません。
前述のとおり,書館とは「知的文化の情報発信基地」なのです。したがって,当初は「高額な本」や「なかなか手に入りにくい本」,さらには「みんなに読んでもらいたい価値のある本」を図書館蔵書としていました。ところが,80年代頃から,「みんなが読みたい本」のリクエストが増えてきて,結果,「ベストセラー本」「一般雑誌」「漫画」「映画」などが図書館に置かれるようになってきました。逆に,これがないと「だめ図書館」と住民から言われてしまいます。
しかし,本当にこういうスタイルでよいのでしょうか。図書館は本屋ではありませんから,当初の目的を踏まえて,もう一度「必要な本か否か」を取捨選択する必要があるかもしれません。
もちろん,ベストセラー本などを一切置いてはいけないとはいいません。ただ,「単なる本屋」ではなく,「知的情報発信基地」としてその本がどういう役割を持つのか,という点も考えて整備するといいでしょう。

最後に,話を戻しますが,「図書館の本を勝手に持ち出したら,窃盗罪で懲役10年以下の刑になる」っていうこと,これは是非とも自覚を持ってほしいと思います。もちろん,本のページを勝手に破ったり,勝手に書き込んだら「器物損壊罪」で3年以下の懲役になります。
こういう人が図書館に出没すると,「その町の住民の知的レベル」を疑われる結果になります。こういうことは,なんとしてでも止めてもらいたいものです。

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日本シリーズ,埼玉西武が接戦を制し日本一に!

2008年11月09日 22時21分59秒 | スポーツ全般
プロ野球日本シリーズは,第7戦までもつれる試合となりましたが,埼玉西武ライオンズが4年ぶり13回目の日本一となりました。渡辺久信監督は,新人監督でいきなり日本一という快挙を成し遂げました。

西武、逆転で4年ぶり日本一…巨人に3─2(読売新聞) - goo ニュース

久々におもしろい全試合だった

埼玉西武ライオンズの選手の皆様,そしてファンの皆様,優勝おめでとうございます。
来年は,わが阪神タイガースの真弓監督が胴上げされることでしょう(気が早すぎ?)。

さて,今回の日本シリーズ,ほぼすべてが接戦ということで,見ている方は最後まで飽きない,はらはらどきどきな感覚を味わえたと思います。一方,渡辺,原両監督は,最後まで緊張しっぱなしで胃が痛い状態だったのではないでしょうか。
それだけ両チームとも戦力が均衡していたといえるでしょう。
面白い試合だったことは,視聴率にも反映されており,プロ野球が久々に20%を超えました
こういう試合をシーズン中も行えれば,プロ野球ファンも自ずと付いてくることでしょう。
とにかく,すがすがしい全7戦でした。

ただ,納得いかなかったのが,日本テレビの中継です。最後のインタビューの途中で放送打ち切りですが,これはさすがに失礼ではないでしょうか。
確かに,プロ野球に興味がない人にとっては,あとの番組を心待ちにしている人も多く(特に行列というドル箱番組や,サザンドラマの最終回などが控えている),少しでも早く通常放送をしたいという気持ちはよく分かります(過去に2時間遅れでスタートして,ものすごいクレームが来たという事例もありましたから。)。
しかし,優勝インタビューくらいはすべて行っても良かったでしょう。そんなに時間は取らないはずです。そもそも,巨人が優勝したらすべて放送したのではないでしょうか。
プロ野球ファンの減少は,こうした「巨人優位放送」の姿勢にあるのです。せっかく良い試合だっただけに,報道方針も時代にあったもので考えてほしいものです。

さて,日本シリーズも終わり,次はいよいよWBCになります。原監督の是非論がありますが,偉い人たちが全員で決めた監督ですから,原監督を信じて,日本のV2を心待ちにしようではありませんか。

Yes,we can!

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一時の好奇心は一生の後悔へ,違法薬物は絶対に止めましょう

2008年11月08日 23時41分47秒 | 裁判・犯罪
大物力士や有名俳優が大麻や覚せい剤所持等で逮捕され,その後も同志社女子大や慶応大の学生らが大麻所持であいつで逮捕されるなど,大麻など薬物犯罪が増加しているようです。
外国人バイヤーが,「このままでは日本も危ない」と心配されるなど,国内でも違法薬物がかなり横行しているようです。

プロテニス・宮尾選手を逮捕 大麻所持の疑い(朝日新聞) - goo ニュース

大麻もれっきとしたな犯罪ですよ

覚せい剤は注射を使うというイメージが強いので,使用するのに躊躇することが多いのですが(それでも一線を越えてしまう人が後を絶ちません。),これが「飲み物に混ぜる」という方法や「気化させて吸う」となると,気軽なイメージがあるせいか,若い人たちや主婦の間でも普通に使ってしまうということがあるようです。
また,大麻や麻薬についても,同様に「気軽に飲めるまたは吸える」ということから,本当に軽い気持ちで使ってしまう人が多いようです。
当然,これらはすべて違法です。根こそぎ逮捕されます。絶対に止めましょう。
大麻については,「使用は処罰されない」などと言われていますが,警察もバカではありません。使うからには「大麻を持っている」と踏んでいるため,結局は所持で捕まえます。したがって,一部ネット上で広まっている「使うだけならセーフ」ということは過信しないことがいいでしょう。

ところで,なぜ違法薬物を使ってはいけないのでしょうか。一部では「被害者がいないから自己責任で使うのは自由ではないか」などという見解もありますが,これは完全に誤っています。違法薬物が禁止されているのは次のとおりです。
1 依存性が極めて高く,体に悪い(ただし,これは自己責任の範疇かもしれませんが,一生病院暮らしになるようなことになれば,自己責任の範疇を超えるでしょう。)
2 他人を犯罪に巻き込みやすい(違法薬物は幻想性を持たせるため,通り魔的な犯罪を行いやすい。これは酒よりも確率が高い。こうなると,被害者が出てくる)。
3 暴力団の資金源になる(違法薬物は暴力団がらみがほとんどなので,買ったお金は結局暴力団に流れる。結果,そこから新たな犯罪の種が増えることになる。)。
4 違法薬物を買うお金がなくなり,薬欲しさに借金をしたり,強盗をしたりする(金銭絡みの犯罪が起こりやすくなる。)

以上が良く言われている理由です。一言で言えば,「ろくなことがない」というものなのです。
確かに,大麻くらいなら,オランダでは合法化されているなどという話をよく聞くため,大学生くらいなら興味本位で吸ってみたくなる気持ちは分からないこともありません。
しかし,オランダはともかく,日本では違法であり,最高裁で違憲判決も出ていない以上,大麻を使うと逮捕される可能性が高いです。仮に,所持していなかった場合には,起訴されないにしても,無期停学や退学,就職先の内定取り消しなどの社会的制裁を受けることになります。せっかく,大学に入学したのに,こんなことで退学になってしまったら,その後の進路にも大きな影響を与えかねません。自分がやりたいことが全うできない可能性すらあります。
また,社会人や主婦の場合,会社をクビになることはもちろん,離婚,近所の人から後ろ指さされるなどの社会的制裁を受ける可能性があるでしょう。

ちょっとした興味本位だとしても,絶対に違法薬物に手を出すのは止めましょう。心も,体も,人生も,すべてがぼろぼろにされますよ。

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オバマ大統領誕生は「デンジャラス」?

2008年11月07日 00時10分53秒 | 外交・海外情報
アメリカ大統領選挙は,民主党が圧勝し,オバマ大統領が次期大統領に就任する見込みとなりました。

「アメリカに変化がやってきた」 オバマ次期米大統領の勝利演説・全文翻訳 <特集・米大統領選>(gooニュース) - goo ニュース

郵政民営化選挙に似ていたなあ

アメリカ大統領選挙は,間接選挙になるため,厳密には「大統領投票人」を選ぶことになります。そして,多くの州は「総取り方式」となりますので,投票総数がそのまま選挙人数に比例するとは限りません。
今回,オバマ氏は過半数の270票を大幅に超える350票近くを獲得しました。ところが,単純に総得票数を比較すると,それほどの大差はなく,おおざっぱに言うと6:4程度の差しかありませんでした。
っていうことは,アメリカ国民の総意としては,「オバマ,マケインどっちもあり」という感じであったのではないでしょうか。
このような僅差の総数であったのに,圧勝できたという選挙,これは実は日本での前回の衆議院議員選挙に似ています。自民党はここで単独3分の2議席を獲得しましたが,総得票数を単純に比較すると,やはりおおざっぱで6:4程度の差しかなかったのです。これが小選挙区制の恐ろしさだ,と当時から論評されていましたが,選挙制度が違うアメリカでも,結果として同様のことが生じたのです。
そうすると,今後,オバマ大統領としては,「実は約半分が敵」という認識を持って国政を動かさなければ,今の自民党同様,「誤った認識から生じた傲慢」による自滅行為になりかねません。
オバマ氏のことですから,軽率な行為はしないとは思いますが,議会も民主党主導となる「オール与党体制」になっていますから,いつ何時,傲慢になるか分かりません。

そして,傲慢になったとき,これは日本にとって驚異となります。貿易関係については,いわゆる「保護主義」を基調とする民主党ですから,いつ何時「おい,日本,もっともの買え。」と押し売りしてこないとも限りません。そうなると,ウルグアイラウンドの時のように,不良米を押し売りされかねません(事実,アメリカは今年の年次要求で,「農薬規制の緩和」を主張しているため,アメリカ産の柑橘類のように農薬漬け農作物はもちろんのこと,残留農薬が含まれている肉類などを今以上に買わざるを得なくなるかもしれません。当然,中国産と違って,そのことはほとんど報じられないのは,現状を見ても十分推測できるでしょう。)。
そうなると,日本経済にも大きな影響を与えかねません。
だからこそ,ノッチではありませんが,オバマ大統領は,「デンジャラス」な状況にあるとも言えるのです。
もっというと,その頃に日本でも民主党政権が誕生していたとすると,「小沢総理になったおかげで,日本経済がおかしくなり,アメリカからいらんもの輸入して,国内混乱した」などとなり,民主党政権が短命で崩壊する,ということにもなりかねません。つまり,日本の民主党にとっても,アメリカの民主党政権は「デンジャラス」なのです。

Yes,we can」は,ノッチが使うようにオバマ大統領が口癖のように言ってましたが,アメリカで民主党が主導を取った今,日本の政治家も「Yes,we can」の心意気で,アメリカに媚び売らない政策を打ち出す必要があるといえるでしょう。

アメリカ大統領選挙,今はまだ対岸の火事のように見ていますが,いずれ何らかの形に日本にも大きな影響を及ぼします。おそらく,衆議院解散選挙においては,「対米関係」も一つの選挙争点になりうるでしょう。私たちとしても,日本の未来のため,ノッチの方ではなく,本物のオバマ大統領の動向をうかがっておく必要がありそうです。

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小室バブル崩壊へ,「こらー,哲哉ー,なんばしとっかー」

2008年11月05日 00時07分51秒 | 裁判・犯罪
90年代に一世を風靡していた小室哲哉容疑者が詐欺容疑で逮捕されました。自身の楽曲の著作権がないのにあるかのように装い,さらに差押え解除のためと欺いて売買代金の一部である5億円を受領したことが直接の容疑となっているようです。
調べに対し,小室容疑者は容疑を大筋で認めているようです。

小室哲哉プロデューサー逮捕へ、著作権巡り5億円詐取容疑(読売新聞) - goo ニュース

音楽著作権は複雑

小室哲哉容疑者といえば,私などはまさに「20代は小室ミュージック」で育った世代だけに,彼の逮捕というのは少なからぬ衝撃を覚えました。
とはいえ,2000年代に入り,小室ミュージックはめっきり減ってきており,近年,目立った活動はありませんでした。かわってつんくファミリーなどなどが取って代わってきましたが,そのつんくファミリーも低迷期に入り始めるなど,音楽業界も栄枯盛衰が激しい状態になっています。
そんな状態だけで,かつて長者番付に載っていた小室容疑者も,まさに「小室バブルの崩壊」をもろに受けてしまったのだろうと思います。
ただ,素直に音楽活動をやっていれば,小室バブルが崩壊しても十分著作権遺産で稼げたはずです。実際,名前は差し控えますが,そうして音楽活動に勤しみながら,悠々自適な生活をしているアーティストは多いです。
小室容疑者も,そうしていれば今ごろ何の問題もなかったはずなのですが,余計な事業に手を出してしまったために歯車が狂ってしまったのでしょう。この点は,本当に残念でなりません。
また,資金繰りが悪化したのであれば,「自己破産」をするということを考えれば,このような犯罪に手を染めなくてもよかったはずなのですが,自己破産ができない事情として,「プライド」と「破産が許されない裏金融からの借金」があったようです。やはり,怪しい金に手を出す前に,プライドを捨ててでも法的な処理をするべきでした。この点は,本当に悔やまれます(ただし,ここでは書くのを差し控えますが,実際は,小室容疑者はかなりブラックな世界に入り込んでしまい,抜けたくても抜けられない状態にあったらしいです。これ以上は,未確認情報なので,ここまで!)。
ただ,そもそも論ですが,小室容疑者が事業を大きくやろうとした背景に「ハイエナ」の存在があるようです。このハイエナがどういう人たちだったのかは,場合によっては今後の刑事裁判で明らかになるかもしれませんが,自分に近づいてくる人たちがどんな人か,っていうことを妄信的にならずにちょっと考えてみる,っていうことも必要だったといえます。この点も,小室容疑者が不幸というか軽率だったと言えるでしょう。

ところで,本件では,「音楽著作権」がキモになっています。これは,現在の慣例ではアーティストではなく会社が保有している場合が多いそうです。ただ,作詞,作曲には人格著作権もあるため,「会社が持っているから自由に改変ができる」という代物ではありません(森進一さんの「おふくろさん」事件を思い出してもらえると分かりやすいでしょう。)。この,著作権と人格著作権を混同してしまってトラブルになる事例もあります。
一方で,音楽著作権には「明確な公示方法」もありません。したがって,「本当に処分権があるのは誰か」というのは実は分かり難いのです。特に,海外で活動しているアーティストが絡んでくると,この点はもっと複雑になります。
音楽著作権については,現在,その大半をジャスラックで管理していますので,今後何らかの方法で著作権の現在所有者が誰なのかを把握できるようにすることが求められるかもしれません。

いずれにせよ,この事件,基本的には認めていますので,比較的短期間で裁判も終了すると思います。しかし,5億円となると,やはり相当期間の実刑になるでしょう。今回の件を真摯に反省し,社会復帰後は,0からやり直してほしいと思います。まだまだ良いセンスの曲が作れるはずです。

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学校倒産時代,学校選びまで自己責任か?

2008年11月03日 19時34分13秒 | 法律問題
東京都日野市にある八王子自動車教習所が10月31日破産申立を東京地裁にし,事実上倒産しました。前日には従業員,教官らも解雇通告されたほか,11月3日には受講生約1700人に対し,債権者説明会を開催し,受講料返金についての説明をしました。しかし,全額返金は事実上難しい見込みです。

八王子自動車教習所が倒産 東京(産経新聞) - goo ニュース

学校の債権者と一般企業の債権者は同列かなあ??

先日,海外留学をあっせんしている企業も倒産し,債権者集会では予想どおり怒号が飛び交ってしました。また,今日の教習所の債権者集会においてもかなり激しい罵声を浴びせられていました。さらには,大手英会話学校も破産し,生徒が路頭に迷うなどということがあったことも記憶に新しいと思います。
そりゃあそうだと思います。学生側にしてみたら,学校選びの際に学校の資金力,経営能力まで調べ上げて入学する人は少なく,通常は「カリキュラム」「教育方針」「教員の質」「学費」など,教育効果を踏まえて選ぶからです。また,教習所に至っては,八王子周辺はまだしも,少し田舎に行けば「周辺に1件」しかないわけで,選択の自由すらないという現状もあります。
一方で,学生は学費を払えば,その対価として授業を受けるので,学校から見たら立派な「債権者」となります。
そして,現行破産法では,債権には「優先」「一般」「劣後」とありますが,優先債権は被担保債権や従業員の生活維持のために認められた給与債権などであり,学生の授業を受ける債権は一般債権にすぎません。当然,他の学校に自動的に振り返るという規定は破産法にはなく,あとは同業者間での紳士協定になっている場合が多いです。

確かに,一般論として,破産した以上,債権者に優劣をつけるのは相当ではありません。また,従業員もある面では立派な被害者でもあるわけですから,「従業員に1円たりとも払うな」というのも乱暴な議論です(逆の立場になって考えてみれば理解しやすいでしょう。)。
ただ,ジャンルは問わずおよそ学校における学生については,前述のとおり,通常の取引業者とは異なった発想で学校選び,つまり取引先選びを行っているため,単純に自己責任論でしかたないと切り捨てるのはいかがなものかと思います。まして,通常の取引業者であれば,相手の経営が怪しいと思えば,取引を辞めたりとか,担保を取ってみたりとか,取引単価を上げてみたり等という防衛策を講じることもできます。しかし,学生にはそのような手だては全くありません。そうすると,なおのこと,一般債権者同様の責任を取らせるのはどうなのでしょうか。

といいながら,一方で受講料返還というのは,現実的に不可能です。それだけのキャッシュフローがあれば,倒産はしないからです。
学生側からすれば,「とにかく授業が受けられればよい」というところがすべてでしょう。そうであれば,振替授業が受けられるようなシステムを構築する必要があります。これは,破産法で規定しても難しいので,業界ルールをはっきりと明文化することで対処するしかありません。当然,受講期限などは若干猶予をすることや,教材費程度の追加徴収はあり,ということももめないように明確にするべきです。
もちろん,その学校が当初予定していたカリキュラムや教育方針を維持できない可能性がありますが,最低限,受けるべき内容を受けられれば御の字のはずです。この程度のリスクは甘受してもよいでしょう。授業もなし,返金もなしよりはましのはずです。
学校の延命も選択肢として考えられますが,給料もでないで学生が卒業までの数ヶ月間教えてくれるような教官はいないでしょう。彼らだって,自分の生活のために新たな仕事を探さなければならないわけですから。

いずれにせよ,これから学校倒産時代は本格的にやってきます。いずれは,私立高校や大学などだって倒産する可能性があります(短大が倒産した,っていうこともありましたね。)。英会話学校や教習所であればまだどうにかなるかもしれませんが,高校や大学では学生の一生に関わる話になります。こうした点も踏まえ,学校破産時対応を考える必要があります。

そこで問題です。これを考えるのはどこの省庁でしょうか?
1 破産法などを主管する法務省
2 学校関係を主管する文部科学省
3 各種学校を主管する経済産業省
4 保育園を主管する厚生労働省
5 消費者保護を主管する消費者庁
6 とりあえず総務省

正解は・・・分かりません!!
当然,国会も全部が別委員会ですから,国会議員も場合によっては他人事になります。
したがって,ちゃんとした旗振り役がいなければ,この話,永久に先に進みません。同じような「可哀想な学生」が町中にあふれかえるだけです。選挙公約には弱いですが,旗振り役を買って出る議員が出てくるでしょうか?

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