あれは,あれで良いのかなPART2

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結局いつもの審議拒否か・・

2008年11月19日 23時42分13秒 | 政治・選挙
民主党は,政府与党が第二次補正予算案を提出しないことを受けて,参院の審議拒否の戦術を採り,国会は空転状態になりました。

臨時国会は延長へ 参院の審議空転(共同通信) - goo ニュース

自民党の罠にかかった民主党

いつも言ってますが,野党の審議拒否,政局としてセオリーですし,まあ当然の助動詞べしだとは思いますが,この永田町の論理は,一般有権者には通じません。したがって,この審議拒否を通じて,確実に「支持離れ」が進むことになるでしょう。
ただ,離れた支持者は自民党に行くかというとそうでもありません。単に「無党派」に変わるだけの話です。
つまり,この戦術,自民党が仕掛けた「選挙対策戦略」の一環として,民主党おろしを図るべく,予想どおりの審議拒否にし向ける「罠」だったわけで,民主党は「わかっちゃいるけど,案の定」という形で罠に乗ってしまったのです。
しかし,罠を仕掛けた自民党も残念なことに,「補正予算案を出さない」という点が,かなり有権者のひんしゅくを買うことになってしまったこと,なによりも給付金が予想以上に評判が悪かったため,支持者を増やすことに至らなかったのです。
つまり,この罠は「2人負け」となったにすぎないのです。

民主党としては,やはりこういう時期だからこそ,審議に応じた上で,はっきりと議論を尽くすべきなのです。国会でのディベートで与党をぎゃふんと言わせられれば,一気に支持者は増えます。
逆に,自民党も,景気対策を本気で考えているのであれば,補正予算案を早く提示し,「これだから,景気回復しますよ」と国民を安心させるべきなのです。

このままでは,次の選挙は,「史上最低の投票率」というレッテルだけ貼られて終わってしまいかねません。投票率が低いということは,「組織選挙」ということになりますから,野党不利となるでしょう。

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