あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

東国原知事の馬脚が現れ始めた

2008年10月05日 19時28分23秒 | 政治・選挙
宮崎1区であの中山氏が立候補を断念したことをうけて,自民党幹部を中心に「東国原知事擁立論」が出始めています。
これをうけて,東国原氏も「県民の意向を踏まえて」として,立候補に含みを持たせた発言をしています。

宮崎1区 東国原氏擁立論 “そのまんま知事でいて” 県民は反対一色 「県政混乱」「投げ出すな」(西日本新聞) - goo ニュース

もし出馬となれば自民党公認か推薦候補になります

まず大前提として,東国原氏については,個人的には大好きです。芸人時代にお会いしたことがありますが,他の芸人と違って,私のような素人に対しても丁重な姿勢をとっていただき,実に礼儀正しかった思い出があります。また,知事選に当選するに際しては,まじめに政策について勉強してきており,その姿勢は今までの候補者には少ないタイプだと感じました。東国原氏の人となりについては,私は今でもリスペクトしています。
しかし,知事当選後の政策面では一部疑問も感じており,特に道路特定財源問題については,「ガソリン税維持」を強く主張しており,道路工事なくして宮崎県の発展なしと強く主張してきました。
東国原氏がこれまで研究してきた過程からすると,「負担の少ないまちづくり」を目指すはずなので,何か違和感を感じていたのですが,ここへ来て建設関係者からの献金を受けていたりするなど,「普通の政治家」っぽい姿が見え隠れするようになって来ました。
そして,今回の出馬要請です。これにより,これまでの一連の流れが見えてきました。結局のところ,東国原氏も「土建政治」の申し子に過ぎなかったのです。
もし,無党派でいくなら,自民党幹部からの要請は即座に断った上で,「まずは県政の建て直し」ということで,国政行きを固辞するはずだからです。彼の持論は,「地方の活力」にありますから,知事を途中で止めてまで国政に鞍替えるということは,持論の放棄になりかねません。
今時点で含みを持たせた発言をしているだけでも,「自民党政治に気を使う」というところが見え隠れしています。結局のところ,「背後の支援者」だったからに他なりません。
東国原知事の政策について,県民の方もこの辺で一度冷静に見直してみるといいかもしれません。
もちろん,宮崎県の知名度を上げたという点においては,今までにない大きな実績だと思います。しかし,それ以外の点についてはどうなのか,それは県民の方だけが一番良く分かると思います。宮崎県がどの程度良くなったのか,どの程度透明度が高まったのか,本当に裏表ない政治になったのか,特定有力者の口利きが減少したか否かなどよく見てみましょう。

繰り返しますが,私は彼を今でも尊敬しています。だからこそ,今回は「国政に出る」なんて愚行に出てほしくないのです。まずは宮崎県をしっかりと立て直す,それが彼に与えられた使命なのです。そして,土建政治とは決別してください。ここを断ち切らないと元の木阿弥です。
ちなみに,盟友の橋下大阪府知事は,完全に自民党右派の方です。政策の聞こえはいいのですが,結局のところ,最後は「脱福祉,土建維持」なのです。

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官僚もついに自民党を見放したかも

2008年10月02日 23時42分10秒 | 政治・選挙
一連の事故米問題に関し,農水省は,野党議員から資料提供があった場合には事前に自民党国対に伺いを立ててから回答する旨の内規の存在を明らかにしました。その後,同様の内規が全省庁にあったことが判明しました。

「野党へ資料、自民の許可を」 事故米で農水省が文書(朝日新聞) - goo ニュース

なぜ,この文書が流出した?

このニュースを受けて,「自民党ってやっぱり独裁政権なんだ」などとの批判も出ていますが,逆に言うと,国会でサプライズをやると自民党から逆襲を受けてしまうため,各省庁ではある程度防衛活動が必要であるため,このような内規が存在したものと思われます。
それよりなにより,この問題を受けて一番気になったのは,「なぜ今,この時期に,この文書がでたのか」という点です。
そもそも,これは完全に内規ですから,通常の文書公開をしても出てこない文書類です。したがって,記者サイドで文書公開した結果のスクープとは思えません。
とすると,これは,役所関係者から流出した文書の可能性が高いです。
しかも,これは国会対策文書ですから,役所の中でも下っ端職員は持っていません。っていうことは,「それなりの地位の職員」から流出した可能性が高いです。
ただ,流出というと聞こえが悪いですが,今回の流出は,決して「これ売って自分の金にしよう」というものではありません。ある程度計算ずくで流出させたと思われます。なぜなら,農水省の直後,すぐに全省庁から「あるよー」って似たような内規が出始めたからです。
ってことは,やはり「各省庁計算ずくで提出」したと言えるでしょう。
さらにさらに,もっというと,そもそも国会からみ,特に自民党絡みの内規って,今回のように外に出てはまずいので,文書化しません。自民党サイドも,文書化して申し合わせにするようなことは絶対に嫌うでしょう。
ところが,今回は全部文書化して出てきています。っていうことは,「公開前提にあえて文書化した」と推測されます。
以上を踏まえると,一つの仮説があげられます。それは,「自民党に見切りを付けて,やばいことはすべて自民党のせいにしよう」という魂胆です。
すなわち,例えば事故米の問題についても,「実は農水省としては,もっと国会に出したい資料があって,当然国民に報告したかったのですが,いかんせん,自民党がNGっていうからつい・・。」と悪いことを自民党に押しつけてしまうのです。
こんな押しつけをするってことは,もはや自民党いらずモードだ,と言えるでしょう。

自民党が良い悪いという議論もありますが,「なぜこの話が出たのか」ということを考えてみると,やはり官僚側の画策なのです。
政権が変わったとしても,「官僚第一主義」はなかなか変わらないでしょうね。

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子供の喧嘩のような代表質問

2008年10月01日 23時12分09秒 | 政治・選挙
衆議院本会議において,各党代表質問が行われました。その中で,民主党の小沢代表は,先の麻生総理からの逆質問に答える形で,「所信表明」として民主党の政策を展開しました。それに対し,自民党の細田幹事長が小沢氏の主張を批判するなど,国会は全面対決ムードとなりました。

麻生・小沢両党首が全面対決、代表質問は所信表明合戦に(トムソンロイター) - goo ニュース

でもよーく聞くと,全部選挙演説

久々に「おもしろ泥仕合」を見させてもらいました。ここの発言対しつっこみを入れると,「つっこみが遅ーい」って言われそうなので端折りますが,今日の代表質問を聞いて一番感じたことは,「議論がかみ合わず,みんなが言いたい放題言っていただけ」という感じでした。
小沢代表の所信表明は,形としては麻生総理から売られた喧嘩を買ったように見えますが,実際のところ,売られた喧嘩とは全く関係ない持論を展開するだけで,所信表明というより自慰表明のような,自己満足的内容でした。
一方,細田幹事長の演説も,急遽アドリブで5分程度小沢批判を繰り広げましたが,単に「昔の愚痴」を言っているだけにすぎず,単なる誹謗中傷に近いものでした。もっというと,「小沢代表に政権を任せられない」と断言していましたが,そこまで断言できるのならば,堂々と「解散総選挙でもやってやるぜ」くらいの啖呵を切っても良かったのではないでしょうか。その啖呵が切れないのが,今の自民党の弱さでしょう。

いずれにせよ,今日の代表演説は,「国のため」ではなく「選挙のため」のアピールプレーにすぎません。だから,中身がない子供の喧嘩のような内容になっていたのでしょう。

まあ,もともと代表質問は儀式みたいなものです。これからの補正予算案の審理からが重要になってきます。民主党は,真っ向勝負すると言っていますから,解散日程の折り合いなどという枝葉のことで審理を止めないで,積極果敢に攻めていってほしいと思います。もちろん,自民党も選挙受けすることばかり言うのではなく,「痛みの先にあるものはこれだ」とはっきりとアピールしてこれまた真っ向勝負をしてほしいものです。
予算委員会でこそ,白熱した議論を期待したいものです。

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