グッドウィル問題，Who's Bad?

コムソン問題はあちこちで波紋を広げています。

折口会長、テレビで釈明 「不正、故意ではない」(共同通信) - goo ニュース

でも本当に悪いのは誰？

今回の問題は，論点が簡単そうで複雑なのです。今，問題にしているのは「営業譲渡先が同一グループではおかしい」という点ですが，実はこれ自体は小さな話なのです。
むしろ，今回の一件により「裏を返すと，グループ企業を有効に活用すれば，実際にわずかな人材しかいなくても帳簿上大丈夫であるという法体制である」という介護制度自体の矛盾を露わにしてしまったという点に大きな問題があったといえます。
もちろん，法的に役員兼務は禁止していますが，現場職員の完全兼務は禁止していません。グッドウィルは，これに目を付けて介護士の不正を行っていたわけですから，グッドウィルの今回の事業譲渡措置だって，結局はこの流れの一環に過ぎないわけです。
では，悪いのは本当にグッドウィルだけでしょうか。もちろん，グッドウィルが良いとは全く思いません。むしろ，コムソンがグッドウィルグループに入ってから，異常なまでの「営利追求」になり，評判を落としたことは否めません。
しかし，法的不備を放置し，今後も小さな見直ししか考えていない厚生労働省側の対応に非常に問題があるといえるでしょう。はっきり言えば，「第２のグッドウィル」が発生しても仕方のない法体制であり，チェック体制であるといえます。
特に監督体制については，役所は全体的に後手に回っています。国土交通省の建築確認民営化の際も，役所側の監督はほとんどスルー状態でしたし，総務省の政治資金報告もほとんど監督されていない状態にあります。
民間活力を導入することはいいことですが，これは決して「丸投げ」であってはなりません。役所としてしっかりと「目を光らせる」必要があります。
今回の件も，介護制度の企画立案には職員は多く張り付いていますが，業者チェックに携わる職員が果たしてどの程度いたでしょうか。
そう考えると，今回の問題，グッドウィルと厚生労働省トップとの「共同正犯」のように思えてなりません。

厚生労働省としては，これを機に法体制はもちろんのこと，組織体制についても早急に見直すべきでしょう。

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ヒルトン受刑者再収監，それでもアメリカの刑務所はまだまし

ヒルトン受刑者が健康上の理由で一度釈放となりましたが，裁判所はこれを認めず再収監となったようです。

再収監「こんなのおかしい！ママ！」　ヒルトン受刑者、泣き叫ぶ(産経新聞) - goo ニュース

アメリカの法制度は複雑だなあ

この問題，前提として日本の尺度で見てはいけません。日本の司法制度とアメリカの司法制度には似て異なる部分があります。
今回の場合，アメリカでは「刑務所に変えて自宅軟禁」という制度が存在します。そして，この措置は一時的には郡保安官が決めることができるのです。
この郡保安官というのが微妙な立場で，日本でいうところの「警察官＋検察官＋保護観察官÷３．１４」みたいな位置づけになります。したがって，今回の件を日本の尺度で無理矢理語るとしたら，「保護観察官による保護観察を条件に仮釈放を決定した」みたいなイメージなのです。
当然，司法と言うよりも行政的側面が大きいため，おかしな憶測が飛び交っても無理もないのです。

ただ，今回の件，ヒルトン受刑者を釈放した理由として「刑務所暮らしになれなかったことから心身上の障害が出た」と説明しています。
もちろん，大前提として快適な刑務所など存在しません。したがって，セレブ暮らしに慣れた人間にとって，刑務所の生活は「人間以下の暮らし」と見ても仕方ないでしょう。ただし，だからといって刑を免除するのは相当ではありません。
とはいえ，実はアメリカの刑務所ライフは，実はまだましな方です。なにしろ，不思議に感じた人がいたかも知れませんが，刑務所暮らしがしんどいという話は，「本人が刑務所から電話をかけてきて泣きながら話した」ということですが，刑務所にいても電話も手紙も自由にできるのです。当然テレビもOK。もっというと，親族との面会もかなり自由で，夫婦の場合は「配偶者のお泊まり」も許されるのです。
一方，日本の刑務所はかなり厳しいです。電話はもちろん不可，テレビは１級受刑者のみ許され，しかも番組は刑務所側で指定，時間も１時間程度です。親族の面会は月１回程度と制限され，親族以外の面会は原則不可です。もちろん，配偶者のお泊まりなどあり得ません。むしろ，下ネタですが自慰行為ですら処罰対象になります。
食事だって，麦飯で最低限のカロリーしかありません。食事を残すのは自由ですが，他人にあげるのは禁止で，これが見つかると処罰されます。
お風呂は週２回で，１回１５分程度です。
他にもいろいろありますが，何しろ日本の刑務所はアメリカより厳しく縛られています。
したがって，ヒルトン受刑者，もし日本の刑務所だったとしたら，もっと大変なことになったかもしれませんね。

いずれにしても，やっぱり彼女は基本的には「不思議ちゃん」ですね。

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ネッシー探して２億４千万円ゲッツ！

イギリスのとある一流ブックメーカーが，「ネッシーの存在を証明できたら１００万ポンドを支払う」と発表して波紋を呼んでいます。

ネッシーの存在を証明したら2億円＝英ブックメーカー(ロイター) - goo ニュース

ネッシーはいてる？

たむらけんじがよくおなかに書いていますが，それはともかく，ネッシーは本当にいるのでしょうか？
あの有名なクビを出している写真は，撮影者が晩年「あれは偽造だ」と主張して波紋を広げました。また，その他の写真についても「大ウナギ」ではないかと説が有力になっています。
個人的には，「いてほしい」とは思いますが，現実的な話になると，まず子孫が確実に反映するためには，番一組が最低必要です。しかも，確実な反映のためには，常時番が数組生息していなければなりません。
そう考えると，ネス湖にネッシーの番が複数組いるのに，その痕跡も見つからないというのは異常です。
とすると，やはり「ネッシーはいない」のが現実かもしれません。
んー，１００万ポンドは入手できませんね・・。

ちなみに，日本にもいた屈斜路湖のクッシーや，池田湖のイッシーなどはどうなったのでしょうか。諏訪湖にいたら「すっしー」になったのに。

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最近気になる若手芸人

相変わらずいろんな芸人が出てきます。まだまだお笑いブームは続くようですね。
さてさて，そんな中，最近非常に気になる芸人を少し紹介したいと思います。

ムーディ勝山
藤原紀香さんの結婚式で郷ひろみさんの後に現れた方です。
ムード歌謡風に歌うのですが，その内容は「右から左に受け流す」や「上から下に落ちてくる」，また「頭に違和感がある」「数字の６に５を足してみた」「キノコの種類を言ってみる」など，はっきり言って中身はありません。
しかし，仕事中に「チャラチャッチャッチャラッチャー」と口ずさんでいる自分がいます。
完全にはまっています。

小島義男
ここ数日，このリズムと「でもそんなの関係ねー」「オッパッピー」などのフレーズが頭にこびりついて取れません。
海パン１枚で，音楽に合わせて一言いってから「でもそんなの関係ねー」とアクション付きで踊ります。
今中毒状態です。

にしおかすみこ
ＳＭの女王風のスタイルでトークをします。アメリカのスタンディングコメディ風なので，外人には受けるかもしれません。でも，これからは日本でもスタンディングコメディがはやるかもしれませんよ。

おそらく，この３人，今年いっぱいはブレイクするでしょう。
ちなみに，最近はまった若手芸人には，テツ＆トモ，ダンディ坂野，カンニング，ヒロシ，レイザーラモンＨＧなどですが，大半がいわゆる「一発屋」です。やっぱりこの３人も同じ匂いがするなあ・・。

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ＩＷＣって「私は便所」ではありませんよ

ＩＷＣ総会において，日本の沿岸捕鯨要求も否決されてしまいました。日本としては，ＩＷＣ脱退も示唆しているとのことです。

捕鯨　譲歩案もけられ…　日本「忍耐もはや限界」　脱退示唆　ＩＷＣを牽制(産経新聞) - goo ニュース

鯨問題は根が深い

鯨の問題は，実は相当な政治的駆け引きの世界なので，外交下手な日本が今のままで太刀打ちできないのは当然の話です。
そもそも，捕鯨反対国筆頭にアメリカがいますが，実は調査捕鯨量は，アメリカは相当あります。つまり，アメリカは「実質捕鯨国」なのです。
また，乱獲による頭数減を指摘していますが，ある調査では鯨の頭数は増えてきており，むしろ逆に増えすぎて生態系バランスを見出し始めているとの話もあります（ただし，この点は，別の調査では絶滅寸前であるとしているため，どちらが正しいのか明確ではありません。）。
さらに，日本では食生活の変化から鯨消費量（需要量も含めて）は減少しており，仮に鯨が自由に捕獲できるようになったとしても，そんなに急激に需要が増える状態にはありません。とすれば，沿岸捕鯨を認めたとしても，自国需要量に限定という条件であれば，生態系を見出すようなこともありません。
その上，文化としては，例えば文楽人形には鯨のひげが使われています。これは，細かい理由は分かりませんが，ナイロン糸では代用は困難なようです。

などなどという正論を会議ではぶつけていますが，反捕鯨国はてことして動きませんでした。日本はあくまで「商業捕鯨である」と認定されているようです。
つまり，ここまで来ると，「理論や議論で解決」ではないのです。
こうなると，ＩＷＣ脱退も本当に考えてもよいかもしれません。もちろん，乱獲だけは許されませんから，日本なりの「科学的根拠」と「あくまでも商業捕鯨ではない」という実績を作ればよいのではないでしょうか。
何よりも，日本がＩＷＣを脱退することで一番困るのは「他の加盟国」です。なぜなら，日本は１割近い拠出金を払っているわけですから，日本が脱退すればとたんに資金繰りに窮するからです。

ちなみに，日本と鯨の因縁は結構古くからあります。例えば，ペリーが日本に戒告を要求し，下田と函館を開国させたのは，「捕鯨船の中継基地」の為なのです。つまり，鎖国は鯨によって破られたのです。
また，日本はもともと遠洋捕鯨はやっていませんでした。一方で，一説ではハワイに初めて行った日本人は，１６００年代に捕鯨船の難破船に乗っていた人であるということだそうです。そのハワイでは，マウイ島のラハイナはまさに捕鯨の町で，今でも町には鯨に関するいろんなものがあります。そのハワイをアメリカが併合した事情の一つとして，日本の開国同様「ハワイ捕鯨基地」のためであると言われています。

今回のＩＷＣに限りませんが，日本は今マグロやサケマス協議などにおいてもすべて劣性に回っています。もちろん乱獲を薦めるわけではありませんが，やはりまずは政府の外交力の向上を期待したいものです。そして，すべての価格が上がっている今，このままでは，魚はすべて「高級魚」になってしまうかもしれません。そうなると，回転寿司も「一皿千円から」なんていう時代が来るのかもしれませんね。
ＩＷＣの協議はあくまでも鯨だけの話ですが，日本の外交力を示す会議である以上，他の魚の話にも間接的に影響するのです。そう考えると，私たちとしても，もう少し本気でこの会議の行方を見守るべきかもしれません。

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味はB級ではなくS級揃い，B-1グランプリ開催

いわゆる各地域では有名な料理を集めた食の祭典「第２回　B級ご当地グルメの祭典，B-1グランプリ」が，６月２日，３日の２日間，静岡県富士宮市で開催されます。

詳しくはこちら

みんなおいしいものばかりですよ

新党デブ党首としては，「B級グルメ」という単語を聞くだけで食欲がそそられますが，今回出展している２１品は，名前を聞くだけでもかなりおいしそうですし，実際「食べてみたい」ものもかなりあります。はっきり言って甲乙付けがたい戦いになるでしょう。
このグランプリは，実際に食べた人が「これがおいしい」と思った店２店までに対し，自分が使った割り箸で投票し，その重さが一番あった料理がグランプリになるという極めてシンプルなものです。
入場は無料（ただし，料理自体は有料）とのことなので，是非とも全品食べてみたいところですが，富士宮市だとちょっと遠いから行けないのが悔しいです。第３回以降の大会が近場でやることになったら絶対行こうと思います。

さて，注目の品ですが，詳細はHPで確認してもらえればと思いますが，個人的なお薦めは，やはり私の故郷行田市の「ゼリーフライ」です。イメージとしては，「衣のないコロッケ」を揚げたものですが，おからを混ぜるなど工夫することでヘルシー食材にも変身します。おやつによし，おかずによしのまさに「マルチ料理」です。これはかなりいけますよ。
あとは，食べてみたい料理としては，「富士宮やきそば」「静岡おでん」「たまごふわふわ」「高砂にくてん」あたりでしょうか。もちろん，全部食べてみたいということは言うまでもありませんが，特にこの料理には興味が引かれます。

優勝候補ですが，全く分かりません。地元有利という点からすれば，富士宮やきそばや静岡おでんあたりが優勝候補になりそうですが，逆に地元だからこそ，「他の地域の料理を食べる」という方へぶれるかもしれません。そういう点からすれば，できれば「利害のない地域」での開催の方がよかったのかもしれません。
はたして，何が優勝するのか，こうご期待です。

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もうパパと呼べないなあ，石立鉄男さん逝去

昭和の名優がまたお亡くなりになりました。

石立鉄男さんが急死…死因は動脈瘤(スポーツニッポン) - goo ニュース

えーーーーーーー！！

石立鉄男さんといえば，数々のコメディドラマ（特に大映ドラマ）に欠かせない役者でした。もちろん，ただ面白いだけではなく，体全体で演技をしており，極端にいうと，「音声がなくても話が伝わる」ような役者だったと思います。
私は，まさに石立さんのドラマと共に成長してきたといっても過言ではありません。
「おくさまは１８歳」にはじまり，「水もれ甲介」，「パパと呼ばないで」，「噂の刑事トミーとマツ」，「秘密のデカちゃん」，「スチュワーデス物語」，「少女に何が起こったか」などなどは，ほとんどリアルタイムで見ていました。いわば，石立さんに子育てをしてもらったと言っても過言ではありません。
特に「少女に何が起こったか」では，初めての悪役（実は違うのですが）で，「やい，この薄汚ねえシンデレラ」の台詞でキョンキョンに近づくあの仕草，本当に顔つきまで「悪」に見える迫真の演技に，完全にはまってしまいました。しかも，最終回でおとり捜査だったことをキョンキョンにわびるシーンでは，顔つきまで急に申し訳なさそうな善良刑事になってしまうところは，なかなか普通の役者では真似ができなかったのではないでしょうか。
余談ですが，あのドラマ，宇津井健さんが東京地検特捜部の検事で，捜査対象は私立大学の裏口入学ということになっていましたが，私立大学の裏口入学ってそもそも刑法上の罪にならないし（しかも最後は「裏口入学の容疑で逮捕」って言ってたし），仮に大学に対する背任罪が成立するとしても，こんなことで地検特捜部は動かないし，ましてこんなおとり捜査は違法捜査で証拠能力ないし，なんて思ったりもしましたが，それをいうと大映ドラマは成立しませんので，それはご愛敬ということで

あとは，「エースコックのワカメラーメン」ですね。今でもつい，「お前はどこのワカメだ」と口ずさんでしまいます。

今年も本当に多くの名優が亡くなっています。本当に心底残念でならない１人でした。
謹んでご冥福をお祈りします。

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