あれは,あれで良いのかなPART2

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結構笑えた「ガリレオの遺伝子」

2007年06月18日 00時48分01秒 | テレビ・メディア
日本テレビ系列で放送していた「ガリレオの遺伝子」という番組の再放送を見ました。
この番組は,非現実的と思われる様々な仮説を真剣に研究している学者の見解を紹介するというものです。
また,番組の目玉として,「1億人がジャンプをして地球の軌道が変わるのか」という大実験の結果発表をするなど,バラエティ色豊かなな内容となっていました。

楽しめました

この類の番組は,基本的に大好きです。しかも,今回の番組の構成は,「**である。」という言い切りではなく,あくまでも「学者の仮説ではあるが,**という根拠がある。」という前提において構成されているため,某探検隊のような明らかな胡散臭さは少なく,「なるほど,あり得ない話じゃないないんだなあ」と考えさせる内容となっていました。

とはいえ,一方では,「でもこの仮説,無理あるよなあ」と思わずにはいられないものが多く,結局は楽しく笑ってしまうものばかりでした。
しかし,当の科学者本人は,それを真剣に研究しています。科学の進歩というのは,実は誰もが「絶対あり得ない」ということも実験してつぶしていくという姿勢が大切なのかもしれません。そういう意味では,このような学者の存在も科学の発展には不可欠なのでしょう。

さて,番組を見ていくつか突っ込みたくなった点を私なりにコメントします。もちろん,私は超常現象ファンではありますが,科学的に研究していませんので,そういう点からは今回の学者よりは説得力が弱いことはご承知おきください。

1 地球空洞化説
  これ,よく聞きます。コアもマントルも存在しないという話です。ただ,地球空洞化説の最大の弱点は,「地球自体の強度」にあります。氏の仮説を前提にすると,地球はピンポン玉のような状態にあるのですが,そうなるとかつて(恐竜がいた頃)隕石が降ってきたような時,地球は一気に破裂したはずですが,特に地球自体に影響はありませんでした。すると,空洞化はかなり無理がある理論では,と思います。
  あと,衛星写真ですが,これは地球の穴ではなくオゾンホールであるという考え方が主流です。あれだけの穴が北極にあいていれば,さすがに誰か気が付きます。

2 宇宙人の交換留学
  実は一番楽しませてもらいました。現実的な問題として,その星の重力や大気が地球とほぼ同一だったという条件がなければ,地球からの留学生はみんな死んでしまいます。
  また,実は一番問題なのは,「トイレ」なのです。1年近く飛ぶUFOのトイレは,宇宙人仕様になっているため,地球人に合わないと大問題となります。しかも,おならを放置すると,最悪全員死亡することすらあります。
  細かいところで検証するべき点はあるのです。

3 地震雲
  これはかなり信憑性の高い話です。現に,氏以外にも研究している人は多いです。
  地震により発生した電磁波で雲ができると主張する学者もいます。この辺は,研究の成果が出る日も近いでしょう。

4 死者とのコンタクト
  私は,幽霊を信じるタイプですが,この実験は,「死者とのコンタクト」ではなく,「自己の真相心理の映し出し」だと思います。平たくいえば,「思いこみ」です。
  おそらく,多くの人に内緒で実験を行い,その際に「死者が映る」だけではなく,「好きな人が映る」「有名人が映る」などパターンを変えて実験すると,死者以外も映るのではないでしょうか。
  要実験です!

5 シンクロな人生
  確かに単なる偶然では片づけにくいです。でも,シンクロするのであれば,もう少し法則性があってもよいと思います。
  これは難しいですねえ・・。

6 ジャンプで地球の軌道を動かす
  もちろん実験をして結果を検証することは大事なので,今回の実験を全否定はしませんが,せっかくあそこまでやったのであれば,ジャンプ誤差や天候誤差なども踏まえて複数回行うべきだったのではないでしょうか。
  まあ,正直地球上の生物がジャンプした位で軌道が変わるほど地球はヤワではないと思いますが。なぜなら,仮にそれで地球が動くとなると,それ以前にその振動が地表全体に拡がり,地球上で大地震と大洪水が発生するからです。
  それくらいのパワーがないと地球は動かないでしょう。
  可能性としては,「核兵器の地下実験数万発同時爆破」等でしょうが,これをやったら確実に地球の軌道以前に地球の環境に大きな影響を与えることでしょう。

以上です。超常現象大好き人間としては,やはりもう少しいろんな検証をした上で,「本当に科学で証明できないもの」をあぶり出し,そこから超常現象か否か解明してほしいと思います。
いずれにせよ,楽しませてもらいました。

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