あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
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東京の温泉に潜む危険

2007年06月20日 20時58分39秒 | 災害・危機管理
渋谷のスパ施設「シエスパ」で発生した爆破事故ですが、その後の調べで何らかの原因によりガスセパレーターが機能していなかったことがわかりました。警察では、管理契約なども含め、さらに詳しく調べるようです。

爆発2分前、「異常感じなかった」1階にいた従業員(朝日新聞) - goo ニュース

ヒュールシステムはなかったのかなあ

まずは犠牲となった3名の従業員の方に心よりご冥福をお祈りいたします。
さて、この事故ですが、原因はこれから捜査するということから今は細かい追及は避けたいと思います。
ただ、この事故の情報を聞いて思ったことは、「二重三重の安全対策はなかったのか」という点です。もちろん、この点については具体的に情報がないのでなんともいえませんが、仮にガスセパレーターに何らかの障害が発生したとしても、もし複数の安全装置があれば、今回の事故が回避できた可能性が考えられます。
ここでいうヒュールシステムとは、何もガスセパレーターが複数あることばかりではありません。たとえば、ガスセパレーターが機能停止したらすぐにくみ上げポンプが停止するとか、強制換気装置がかどうする、はたまた管理会社に即時通報されるなどさまざまな人的物的方策が含まれます。
もちろん、理想は予備のガスセパレーターが整備されていることでしょうが、費用面などの問題もあるでしょうから、とにかく何らかの方法で複数の安全策を講じておくべきなのです。
もちろん、余計な経費はかかりますが、過去の大事故の大半はこのような安全に関する費用をケチったがために発生しています。
今回の事故でこの点がどうだったのか、捜査機関の発表を待ちたいものです。

一方で、ごく一部のマスコミが、あたかも「管理業務を全面委託したことがけしからん」といわんばかりの論調でユニマットの批判を始めました。
確かに、契約の内容や契約の履行確認方法のいかんによってはけしからんといえる可能性は否定しません。
しかし、果たして本当に「管理業務全面委託=悪」なのでしょうか。
私はそうは思いません。むしろ、機器メンテナンスなどの知識のない従業員が毎日適当にチェックしているほうがよっぽど危険だと思います。餅は餅屋というように、機器類のメンテナンスは専門の管理会社に全面委託をするほうがむしろ安全管理が充実しているといえるのではないでしょうか。
この点だけを批判しているマスコミ社では、記者や編集部員が毎日会社のボイラーや変電設備の点検までやっているのでしょうか?。

いずれにしても、この爆破事故、東京の温泉ではほかの施設でも起こる可能性があります。これを機に各施設では即座に安全確認を行ってほしいものです。そして、なによりも同じような事故が二度と起こらないような方策を講じてほしいものです。
温泉くらいのんびり入りたいですからねえ。

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