あれは,あれで良いのかなPART2

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魅力的な市町村,1位は札幌市,でも埼玉は・・

2006年09月10日 13時22分33秒 | 地方自治
(9月13日追記:この記事自体について一部誤解していた部分がありましたので,若干修正しました。)
株式会社ブランド総合研究所がこのほど「地域ブランド調査」を実施し,その結果が発表されました。
これは,同社のHPによりますと「市の認知度,魅力度,情報接触度,市のイメージ(親しみなど16項目),情報経路別の接触度(旅番組など14項目),観光経験&意欲,居住経験&意欲,産品の購入経験&意欲,観光イメージ(町並みがきれいなど16項目)など全103項目について徹底的に調査したもの」(以上同社HPより)で,その中の項目で魅力的な市の第1位として札幌市が挙げられました。

詳しくはこちらのホームページより

埼玉は完全にランク外なの(×_×)

この調査,厳密に言うと,上記各項目ごとにランキングを付けて集計し,その結果の総合評価は別にしているようですが,ここでは各項目の一つとして「魅力的な町」を公表していました。すべての情報は,ブランド総研で作成した冊子を購入する必要があるようです(9月13日追記:この1行を部分修正しました)。
例えば,「訪れたい市の1位」は札幌市,「住んでみたい市の1位」は横浜市,「環境に優しいイメージのある市の1位」は富良野市,「親しみを感じる市の1位」は小樽市などという感じです。
いずれにしても,魅力的な市の上位に来た市はいずれも「なるほど」と頷かされる都市ばかりでした。

一方で,我が故郷埼玉の市は全くランキングされていませんでした。それどころか,関東地方別ランキングでさえ,上位20位にランキングされず,結局埼玉県内で一番魅力的な市がどこかさえも分からない状態でした(たぶんさいたま市だろうとは思いますが。)。

この類の調査が行われると,とかく埼玉県は下位にランキングされる傾向にあります。かつて「最も住みやすい都道府県ランキング」で最下位になったこともあり,その時は「統計の取り方がおかしい」などと反論していました。
もちろん,この類の調査の場合,数値の取り方で結果が大きく変わること,アンケート方式を併用するとその地域の住民よりも他の地域の住民の主観の方が結果に大きく影響してしまい実体から乖離しかねないという弊害がある点は否めません。したがって,このような結果を無条件に鵜呑みにする必要はないでしょう。
しかし,どのような結果であれ,それなりに客観的数値によって各都市を評価したという結果を踏まえるならば,魅力的な市がないと言われた埼玉県は,ここらで県あげて「我が町を見直してみる」という行動に出るべきではないでしょうか。
もちろん,数値の取り方がおかしいという反論も信憑性を高める意味では大いに結構なのですが,それよりも「他の街と比べて何が違うのか」とか「そもそも住んでいる住民は自分街のことをどう考えているのか」などをしっかり見つめ直し,時には行政主導ではなく住民主導のまちづくり運動を支援していくという体制を構築する必要があるでしょう。

ちなみに,魅力的な町の上位にランキングしている都市の多くは,必ずしも行政主導によりまちづくりや観光活動を行っているわけではなく,むしろ住民主導型すなわちボトムアップ型のまちづくりを行っているという点に注意する必要があるでしょう。やはり「いい町は住民みんなで作るもの」この発想を忘れてはいけないでしょう。
道路作ったり建物作ったり,芸能人を**大使にするなどばかりがまちづくりではない,ということを際し認識してほしいものです。

がんばれ,埼玉県!!

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