あれは,あれで良いのかなPART2

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民主党政権のアキレス腱

2009年09月01日 01時16分56秒 | 政治・選挙
民主党が安定多数を取得しましたが,本当にこれからマニフェストを確実に実行できるでしょうか。

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民主党の不安材料は結構あります。

想定される民主党政権の不安材料は次のとおりです。

第1 外的要因
1 自民党が残した地雷(これまでの負の遺産はかなりあります。特にばらまきのツケ処理が出てくるので,思うように財源確保ができなくなる可能性が高い。)
2 官僚の抵抗(自民党ですら動かせなかった部分があるので,霞が関改革がすぐにできるか。)
3 財界の抵抗(財界が動かなければ景気対策も雇用対策も難しい。)
4 諸外国の反応(特に日米関係)
5 野党第一党たる自民党の抵抗(いままで民主党がやっていた各種抵抗戦術を駆使することで委員会や本会議の混乱)
6 地方からの要望への対応(道路やダムなどの公共事業誘致要望にどう対応するか。)

第2 内的要因
1 内部分裂,集団離党(もともと一枚岩ではないため,反小沢派などが造反する可能性が高い。)
2 政策実現可能性(特に財源の確保)
3 景気対策の効果(今回の世界的不況は,一国の力だけではびくともしない。ニューディール政策的な国内需要拡大方策のみではもはや太刀打ちできない。)
4 連立野党の不協和音(国民新党は自民党より,社民党は完全に左よりなので,基本的に調整は難しい。)
5 公務員給与カットの実現可能性(支持母体は労働組合。)
6 小沢チルドレンの統制(30代の新人議員が急増したため,礼儀作法から政策に至るまで,議員らしく振る舞い,折衝をすることができるか。傍若無人な振る舞いをしたら,誰かさんたちと同じことになる。)


おおよそ思いつくアキレス腱はこの点になります。
はたして,これらについてどのように管理をしていくでしょうか。特に一番注意しなければならないのは,「身体検査」です。民主党閣僚から政治と金の問題が出てきたら,その瞬間,民主旋風は止まります。来年の参議院議員選挙もありますので,閣僚候補者の身体検査はしっかりやっておく必要があります。
また,若手議員の育成も必須です。実際,現状ですら,「民主の若手議員は・・」と霞が関から嫌がられているくらい結構態度(礼儀)が悪いです。この点は,自民党議員の方がまだ好かれています(しかし,秘書の態度は総じて自民党の方が悪いらしいです。)。こうしたところからきちんと指導しなければ,30代の若手議員は確実に勘違い暴走をします。
「議員は国民の代表であり,単なる有権者の代弁者であり,決して特権階級ではない。」ということをしっかりと自覚させた上で,「官僚になめられないようにするには態度をでかくすることではなく,知識を付けることである。」っていうことをきちんと学ばせなければなりません。これを最初にやっておかないと,「大口を叩くだけの議員」という4年前の多くの1年生議員のようになってしまうでしょう。つまり,「二の轍を踏む」ことになります。
風で当選している点を踏まえると,こうしたところこそきちんとしなければ,あっという間に逆風になります。

さて,民主党政権,どこまで政策実現ができるでしょうか。一方で,地雷処理はどこまで進むでしょうか。こうご期待!

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