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あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
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国民投票法案,まもなく参院通過,されど急に騒ぎ出したぞ

2007年05月10日 01時46分58秒 | 政治・選挙
国民投票法案はまもなく参議院においても賛成多数で成立する見込みとなりました。
一方で,ニュース番組などで急に「問題点が多い」と騒ぐようになってきました。

国民投票法案、14日にも成立する公算(朝日新聞) - goo ニュース

遅すぎないか?

今日の国会では,公務員や教員が国民投票運動にどの程度まで関与できるのかについての質疑がされていました。相変わらずグレーな答弁が続き,これって「不明確な故無効な法理」とか,「明確性の原則」に反するのでは,と疑問に感じました。
ただ,この答弁を各ニュースで取り上げて「ほれ,問題だ」など得意げに報じていましたが,なぜ今頃になって取り上げているのでしょうか。はっきり言って手遅れです。
この議論,実は衆議院の委員会でもやっています。しかし,このときはほとんどのマスコミではこの審議はシカトされていました。もっといえば,マスコミがこの法案を取り上げるようになったのは,衆議院通過直前からです。
では,なぜこの頃になって急に取り上げたのでしょうか。理由はいくつかあります。例えば,政府与党側がまともに情報提供をしてこなかったという点があります。ただ,この時期に急にマスコミが動き出した大きな理由,それは「報道統制条項」が突如追加されたからです。つまり,「自分の尻に火がついた」ので,急に騒ぎ始めたというわけです。
しかし,騒ぎ始めたときは衆議院通過直前だったので,もはや手遅れでした。そして,参議院では,法案は60日以内に白黒つけることになりますが,与党が過半数を抑えている以上,通過は確実です。そこで,急に「問題点がある」とマスコミが騒いでも,もはや国会運営は止まりません。さらに,世論形成も間に合いません。
本当にすべて後手後手でした。
国民投票についての報道統制,これについては各社あきらめてください。っていうのは冗談で,まだ「法改正」や「法廃止」などという選択肢が残っていることは忘れないでください。そのための世論形成を考えましょう。もちろん,問題点は報道統制だけではありませんので,当然さまざまな論点を指摘しましょう。

マスコミの皆様,まだまだ重要法案が目白押しです。すべてに反対しろというわけではありませんが,少なくとも「政府与党が情報くれないから後手に回った」という言い訳をすることなく,早め早めに問題点や利点などを国民に提示し,国民世論の形成に務めてほしいと思います。いつも言っていますが,これこそがマスコミの使命だといえます。

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