あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
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小中学生の学力は上がった?下がった?

2005年04月24日 02時02分02秒 | 教育問題
小中学生を対象にした全国学力テストにおいて,平均点が軒並み向上したという報道がありました。
この結果について,様々な評価がされています。しかし,その評価の矛先は「ゆとり教育の是非」でした。

もっと,全体を見てください。

どうも,最近の傾向として,「ゆとり教育は間違っていました。やっぱりもとの教育がベストでした。」という評価にしてすべて解決しようとしている雰囲気があります。しかし,その評価で終わってしまったら,単に時代が10数年前に戻るだけです。無意味どころか有害な結論になります。
もっと,全体をみて評価するべきです。もちろん,たった1回のテスト結果ですべてを評価すること自体もナンセンスですから,サンプリング調査を行うなどして,引き続き学力低下の可否を調査する必要があります。

ちなみに,私はこの調査結果のすべてを見ていませんが,新聞報道等を前提にして私見を述べさせていただきますと,子供の学力は低下した,と判断しています。
主な理由は次のとおりです。
1 基本問題ができるが,応用問題はできない(つまり応用力は伸びてない)
2 抜き打ちテストではなく事前に十分準備時間が用意できた(子供のテスト準備よりも学校上げての準備が可能であったといえる)
3 平均点とは,特定少数の優秀な人材により全体をあげることが可能であること(数字のトリックにすぎず,実際は勝ち組と負け組の二極化が進んでいるということ)


とにかく,今回の結果については,客観的に分析,評価を行ってほしいものです。そして,その結果を早急に教育内容に反映してほしいです。日本の未来を担う子供達に,しっかりとした教育を受けさせるようにしてほしい,その願いに尽きます。

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「ごくせん」から教育を考える(その2)