午前中に高校時代の友人がぶらりとやって来た。上がれ上がれで上がってもらった。ちょっと病気をして活動が鈍くなっていたようにも見えたが、なんのその、みんな跳ね返していた。颯爽たるものだった。顔色も声音も、全身にほとばしる情熱も、すべて見事に蘇っていた。こんどは檀家寺の檀家総代になったのだそうな。頼まれたら断れないのが彼の性分なのだろう、恐らく。8月の末には東京で高校の同級生の同窓会があるらしい。彼は故郷を代表して10人の仲間と共に東京へ乗り出すらしい。その意気やよし。僕には声も掛からなかったが、どの道、行くだけの元気はない。我が家で安静にしているのがやっとやっとなのだから。