いま氷枕３個で患部を冷やしている

痒い。塗り薬飲み薬、ステロイド剤も効かない。なんだこりゃ。ワアワア喚き散らしている。喚いたところで、しかし、どうにかなるものでもない。そうなのだ。哀れなもんだ、まったく。ゴシゴシ掻く。掻かずにはいられない。

いま氷枕を背中に当てて冷やしている。これは効果がある。冷たくなったところは痒みが薄れている。冷凍されると痛み痒みが遠退いて行く感じがする。

それにしても、赤児だ。幼児だ。ジジイのくせに、忍耐力が乏しい。それを知らされる。蕁麻疹なのだろうか。ぷつんと赤い斑点。掻いて掻いて掻き毟って、赤黒く腫れ上がっている。触るとヒイと言うくらいに痛む。

眠るに眠れない。イライライライラしている。長い夜になりそうだ。

うううう～～～、阿鼻叫喚地獄だ 痒いよお～

痒みは酷くなる一方。痒くて痒くて。気が狂いそう。最初の皮膚科クリニックは虫刺されと言い、２番目の皮膚科は蕁麻疹かなアレルギーかなとノタモウた。第三の皮膚科に行ってみようかなと思ったが、何処も患者が凄まじく多くて診察時間は１分もない。チラリだ。これじゃどうしようもない。当たるも八卦当たらぬもも八卦といった感じだ。しかし兎に角痒い。どうにかしてくれ～～～と喚き立てたくなる。ジジイのくせに、まるで三歳児だ。患部は一帯がつぶつぶつぶで赤黒く腫れ上がっている。それが全身にある。うううう～～～～、阿鼻叫喚地獄だ。一晩明けても退かない。