goo blog サービス終了のお知らせ 

<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

海を宿した児らの眼

2016年08月14日 19時31分57秒 | Weblog

オリーブの熟るる実に似る児らの眼が一粒ごとに海を宿せる       (NHK短歌の時間の入選作品より)

ここはオリーブの産地の小豆島だろうか。海は穏やかな瀬戸内海だろうか。あどけない児らがたくさんいる。黒い眼がどれも海を見ている。一つ一つに青い海が宿っている。青い海は希望の象徴かもしれない。児らの希望だけではなく、それはそれを見ている大人達にも拡大されている。

そのつぶらな眼が熟れたオリーブの実に似ているというのだが、残念ながら僕はオリーブが熟れた姿に接したことがない。オリーブの熟れる頃にきっと何か物語があったのだろうが、この歌からはそれも僕には伝わらない。困った。困ったが、「海を宿せる」という結句がやけに新鮮だった。児らの瞳がいつまでもいつまでも海を宿しているようで。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑草は怯んでいない

2016年08月14日 14時05分06秒 | Weblog

暑いなあ。大地が焼け付いている。道路も畑も庭も、焼け焦げている。煙が出てきそうなくらい。人間は逃げられるが、逃げられないものが圧倒的に多い。しかし、彼らの我慢もそろそろ限界だろう。と、思っていたが、びくともしない草がある。舗道のセメントを割って這い出てきた雑草はいささかも怯んでいない。水分が乏しいはずなのに、伸び伸びして風に吹かれている。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする