さっきわたしはわたしの至福の時にいました。うっとりしていました。お昼寝のことです。座椅子に座ったままでこっくりこっくりしていました。短い時間です。目が覚めてなんだかとてもすっきりとしました。そしてあらためてこの「至福の時を与えられたわたし」が今も猶「際だって恵まれた存在」のままなのだというふうな不思議な感覚に襲われました。うっとりのフィーリングというのはいいものですね。ほんとうに唇の端っこから一筋二筋の垂涎をしていたかもしれません。快感ホルモンのエンドロフィン・セロトニン・ドーパミンが脳内発射されていたことは確かなようです。<深い深い瞬時睡眠>なんてどんなにお金を積んでも得られるものではありませんよね。怺えきれなくなって目が潰れるとどんな苦労もせずに自然にするするとここへ招かれていたのです。無作為でこうなっていたのです。
焼きオクラがおいしい。酢醤油を落として、ムシャムシャムシャムシャ丼一杯ほども食べてしまう。今年はオクラが順調に成育した。畑に20株ほど列をなしている。毎日摘むが毎日また実る。摘むのを怠れない。赤オクラ、丸オクラもある。味噌汁にも使える。とろりとする。煮てもいい。煮らずにそのまま刻んで素麺のツユの中に落とすと不思議な味わいが楽しめる。
孫は三歳。男の子。膝に乗って来て、パソコンを引っかき回します。どすんどすんお尻を落として来ます。じっとしていません。遊んでやらないと耳を引っ張られます。お陰で両方の耳がひりひりやらやらします。体温が高いのでべったりくっつかれると暑くてかないません。しょっちゅう喋りかけて来ます。とてもブログは書けません。もう一人の孫は女の子。八歳。これも体当たりをして来ます。人をこちょくるのが大好きです。スキンシップでしょうか。べたべたくっつき夜もいっしょに寝ています。こうして二人に一日追いかけ回されています。この老人はもうくたくたです。三人目の孫は12歳。小学6年生。男の子。こちらはさすがにそんなことはしません。ときどき仲介役に回ります。少し声変わりに入っているようです。背丈も家内を追い越しました。少年野球の合宿があるので、三人とも明日東京へ戻ります。これで爺当番から解放されます。やれやれです。三人をあっちへこっちへ連れて行きサービス役。翻弄されました。