<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

突き出た大きなお尻

2016年08月09日 15時59分17秒 | Weblog

熟れきって身を屈めたる胡瓜なほ大きかりけり尻より刻む

兵庫県 遠音さんの作品    (NHK短歌の時間今週の秀歌九首より   選者 坂井修一)

久しぶりでこの番組を聴いた。今週のお題は「熟れる」。ぷっと笑ってしまった。この胡瓜はとても市場には出せない。ぐるりと曲がっている。でかいお尻ができている。やけに大きく突き出たお尻だ。熟れきってもう黄ばんでいるのかもしれない。布団被って尻隠さずのように湾曲している。布団の中の頭や胸は小さく、自己誇示を避けている。変則鬱屈。それもまあいいじゃないか。嫌わず厭わず、台所の主婦が俎に載せて包丁を当てた、そのでっかいお尻の方から。鬱屈はすぐに修正された。

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どうやったらみんなが仏になれるか、そればかりを考えている仏

2016年08月09日 11時44分24秒 | Weblog

ええええっ! 仏さまがわたしのことをそんなにも思っていてくださっているのですか? 仏さまはこのわたしを仏にしようとされているのである。えええええっ、である。わたしが仏さまを思う以上であったのですか?

「毎自作是念 以何令衆生 得入無上道 速成就仏身」     

妙法蓮華経(法華経)「如来寿量品第十六」より

まいじさぜねん・いがりょうしゅじょう・とくにゅうむじょうどう・そくじょうじゅぶっしん

(仏は)毎(つね)に是の念を作す。以何(いかん)が衆生をして、無上道に入るを得せしめ、速やかに仏身を成就せしめん、と。

仏はいつもこのように思って過ごしているのです。すなわち、どうやったらこの世に生きるもののすべてが、無上道(仏道)に入ってこの道を歩き進め、最後にはわたしと同じ仏と成らしてあげられるのだろうか、と。仏はわたしが一日も早く仏陀と成ることを望んでおられます。

ここで如来寿量品第十六の説法が終わりになっています。ここが結論になっています。仏さまは他の誰でもないわたしが相手だったのです。わたしを仏身にするということが目当てだったのです。法華経を説く目当てだったのです。このくだりを瞑想していると忝くて涙になります。

 

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五輪の朗報が嬉しい

2016年08月09日 09時49分52秒 | Weblog

おめでとう。日本男子体操団体戦金メダル。予選では不調とも聞こえていたので心配していたが、いざ決勝と言うときには王者の貫禄を見せて堂々たるものだった。金メダルを公言してそれが実現するまでの長い長い苦闘がしのばれる。

おめでとう、水泳男子日本勢。金メダルと銅メダル。おめでとう、柔道日本のお家芸での金メダル。複数個の銅メダル。女子日本ウエイトリフテイングの銅メダル。幾つも幾つも朗報が届く。ブラジルのリオは地球の裏側、日本の真反対。夜が昼だから、実況中継を見るとなるとどうしても睡眠不足になってしまう。現地入りして応援をしている日本人の姿が映る。そこまで熱心ではないのだけど、朗報は嬉しい。

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「年のせい」と「年の功」

2016年08月09日 08時43分08秒 | Weblog

いやあ、昼と言わず夜と言わずよくまあ幾度も幾度も大小の厠通いだ。まったく。よく老いた。厠の一人が思わず笑っちゃった。老人特有の現象だものね。さっき行き帰りしたはずだったのに、しばらくしたらもうまただ。

でもね、老人も体験できたということになる。なにしろ何もかも初体験だからね。貴重だよ。しかし、整備不良の箇所も増えた。この頃とりわけそう思う。体のあちこちが痛い。疼く。病院に行ったって医者は「年のせいですよ」というに決まっている。

老人を体験できなかったという人だっている。我が弟もそうだ。きっと体験をしたかったに違いない。しかし、体験できなかったからといっても、それでその人が不幸だったということにはならない。むしろ幸福だったということになるのかもしれない。

醜悪の老人、あちこちイタイイタイを発する老人、働かない怠け者老人、若い人たちにサポートしてもらってばかりの居心地の悪い老人、ひたすら厠通いの老人をボイコットして、「その先のもっと明るいところへ、もっと豊かな実りがあるところへ、先へ先へと進んで行けた」と考えられるのなら。

夏ツバメがしきりに飛び回っている。厠の窓からそれが見て取れる。といってもすばやく通り過ぎるから、見たと思ったのは影だったかもしれないが。何か楽しいことがあったのかも知れない。鳴き声が弾んでいる。それを仲間に知らせて回っているのだろうか。

彼らは渡り鳥。此処に暫く居て次の地へ渡って行く。住みやすいところへ豊かな実りあるところへと渡って行く。住む所はここだけではないのだ。後ろ髪を引かれるということはないのだろう、彼らには。

人間はこうはいかない。此処しか住む場所がないと考えている。だから、ここで我が身を看取る。最期を看取る。それしか方法がない。住む所の一つを楽しんでおいてあとはさっと身を翻し次へ渡って行くツバメたちがちょっと崇高な賢者に見えたりした。

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