多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

丁寧で 親切な販売員さんと

2018-05-08 19:34:50 | 労働
先日 夫と買い出しに出かけた時の事。


スーパーの 売り場の一角の、本当に小さなスペースに、


「合鍵、すぐできます」の幟が立ててある。


その脇に 休憩スペースがあったので、


私は そこに座って 買ったものを 運びやすく詰め直しながら、


夫に 買い物が済んで、休憩スペースにいる事を伝えた。


その時、カウンターにいた 店員さんに「鍵を作りたいんですが」と


尋ねた人がいた。すると「鍵の担当が、今休憩に入っておりまして。


あと15分ほどで戻ってきますが、担当に電話を入れましょうか?」と


いう会話が聞こえてきた。


「休憩中の人を呼び戻すほどの事でもないし、また出直そうか」と


お客が帰りかけた時、「お住まいはお近くですか?


また来られるのは お手間じゃないですか?」と続き、


「担当が戻れば、鍵は すぐにお作りできますが」と言われて


お客の方が「じゃあ その辺を回って、またここに来るよ」といい、


「よろしくお願いします」と頭を下げたその人は 奥で電話を掛けたようだった。


私も 夫が他の売り場にいるので、本を読みながら待っていた。


すると どうやら合鍵の担当らしい人が カウンターの向こうへ行き、


「お客様は?お預かりした鍵は?」と 言う声がした。


「お客様は また売り場を回って来られるとおっしゃってまして・・・」


「お名前は? 鍵はお預かりしてないの?」


「はい・・」


それきり会話は途切れ、休憩を切り上げて戻ってきた人も、


注文を引きうけた人も 手持ち無沙汰になったようだった。


迎えに来た夫に 重い方の荷物を持ってもらい、出口へ歩きだした時、


そのお客さんが戻ってきて、後ろの方からは


明るい声が聞こえてきたのだけれど、


丁寧に接客し、お客への気遣いをしたつもりでも


とっさの時には 落ちが出るものだなあと


自分が 販売の仕事をしていた昔を思い出した。


あの合鍵コーナーの 店員さんが、成長して行く様子が


楽しみなので、私が合鍵を作る時は、ここに頼もうと思う。






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