多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

駕籠に乗る人担ぐ人、そのまた 草鞋を作る人

2018-02-06 10:36:49 | 労働
わが家の息子達は 今日も働きに出掛けた。夫も仕事なので、


私は ここ数日で たまった家事を こなしつつ


パソコンで遊んでいる。お気楽な ご隠居である。


専業主婦の範疇には 入れてもらえないだろう。


何しろ 家事の ほとんどは 夫と 息子達がこなしているのだから。


今朝も 早くから起き、弁当を 作り、荷物をまとめて


3人出ていった。



リウマチの持病があるため、朝は 関節のこわばりがある。


緑内障で 視野に欠けがある私が、握力の無い手で 包丁を握るより、


長男の 手の方がはるかに速い。


米研ぎは 次男の仕事である。


私は 外に働きに出る事も 日常ではないし、


家庭内労働も 持てるだけの少量の買い物と


洗濯、後は 振り込みや 各種書類の処理くらいである。



昨日は 夫も 息子達も 疲れていて、


夕食を 作る気力も体力もなかったらしい。


3人で相談して お金をそれぞれの財布から出し合い、


中華料理の お持ち帰りを する事になった。


運転は 夫で、


注文と支払い、 商品の持ち帰りは


次男の請負になった。


長男は お風呂の支度にかかり、


かつ 2人の帰宅時間に合わせて


テーブルセッティングならぬ 座卓セッティング。


私は 猫が 人の食べ物を狙いに来ないように


餌皿に 餌を、と思ったら キャットフードが切れていた。


あわてて 次男に ラインで「キャットフード頼む」と連絡。


こんな具合で、


わが家では 労働の ほとんどは 男3人に 比重が偏っているが、


それが それぞれの 精一杯なので、誰からも 不満は出ない。


不満もあるのかもしれないが、それを口に出さない優しさがありがたいなあ、と


思うのである。私が外でも、家庭でも、できる事は本当に少ないが、


「駕籠に乗る人 担ぐ人 そのまた草鞋を作る人」という言葉を


思い出す。私は 代価なしに 駕籠に乗せてもらい、草鞋を作る事もできない。


せめて代わりに 駕籠かきさんの 手ぬぐいや 脚絆でも 洗わせてもらいましょう、という


気持ちである。


こうした生活が 送れる事に 感謝して 今日も


夫や 息子達の帰りを待つ私である。





 


、 




支援者なくとも、自閉っ子は育つ 親子でラクになる34のヒント
クリエーター情報なし
花風社
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