大坂なおみ選手のインタビューで、
「日本語で何か話してください」と言う人を見ると、嫌な気分になる。
大坂選手は日本生まれで、お母さんが日本人だ。日本の国籍もある。
でも本人が英語で答えてるのに、なんでわざわざ「日本語で」なのか。
「日本人なんだから日本語で」の圧力を感じて、嫌である。
親や祖父母の時代に、日本に来て、日本で生まれて育つ外国籍の人。
普段使う言葉は日本語で、母国語も使う人もいるが、中には全く話せないという人もいる。
そういう人に対して、「なんで母国語が話せないのか」という無礼な人もいる。
日本人だって、地域差がある。方言の種類の多さ。
「自分は日本人で、日本語をマスターしている」という人だって、
方言まで「日本語」に入れたら、聞き取りすら危ういだろう。
私の両親は 新潟出身である。
私が生まれたのは名古屋である。
家庭で話す言葉は、新潟の言葉ではなく、名古屋の言葉でもなかった。
15歳で家を離れた両親が 身に着けた言葉は、標準語に近かった。
私は方言とは無縁の環境で育った。
お正月やお盆に両親と帰省しても、皆が話す言葉がわからなかった。
かろうじて、簡単なやりとりの聞き取りができる程度である。
大坂なおみ選手にとって、日本語は私で言えば「越後弁」なのだろうと思う。
母や父のいわば「母国語」を、私は片言でしか話せない。自分の言葉では決してない。
結婚後、夫の家族が話す方言を、必死になって覚えた。3年かかった。
何とか聞き取りもでき、話せるようになったけれど、細かなニュアンスは多分
掴めていないだろうと思う。似た意味の言葉の表現の違いは、いまだにわからない。
「日本人だから日本語で話せ」「OO人なのに、母国語も話せないのか」
「日本に住むなら日本語をマスターしろ」
こういう言葉を聞くたびに、怒りと悲しみでいっぱいになる。
「日本語で何か話してください」と言う人を見ると、嫌な気分になる。
大坂選手は日本生まれで、お母さんが日本人だ。日本の国籍もある。
でも本人が英語で答えてるのに、なんでわざわざ「日本語で」なのか。
「日本人なんだから日本語で」の圧力を感じて、嫌である。
親や祖父母の時代に、日本に来て、日本で生まれて育つ外国籍の人。
普段使う言葉は日本語で、母国語も使う人もいるが、中には全く話せないという人もいる。
そういう人に対して、「なんで母国語が話せないのか」という無礼な人もいる。
日本人だって、地域差がある。方言の種類の多さ。
「自分は日本人で、日本語をマスターしている」という人だって、
方言まで「日本語」に入れたら、聞き取りすら危ういだろう。
私の両親は 新潟出身である。
私が生まれたのは名古屋である。
家庭で話す言葉は、新潟の言葉ではなく、名古屋の言葉でもなかった。
15歳で家を離れた両親が 身に着けた言葉は、標準語に近かった。
私は方言とは無縁の環境で育った。
お正月やお盆に両親と帰省しても、皆が話す言葉がわからなかった。
かろうじて、簡単なやりとりの聞き取りができる程度である。
大坂なおみ選手にとって、日本語は私で言えば「越後弁」なのだろうと思う。
母や父のいわば「母国語」を、私は片言でしか話せない。自分の言葉では決してない。
結婚後、夫の家族が話す方言を、必死になって覚えた。3年かかった。
何とか聞き取りもでき、話せるようになったけれど、細かなニュアンスは多分
掴めていないだろうと思う。似た意味の言葉の表現の違いは、いまだにわからない。
「日本人だから日本語で話せ」「OO人なのに、母国語も話せないのか」
「日本に住むなら日本語をマスターしろ」
こういう言葉を聞くたびに、怒りと悲しみでいっぱいになる。
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