「一番捨てたいのは夫」だそうな

クロワッサンという雑誌の表紙に、「一番捨てたいのは夫」という文字が　踊っている。


読んで　同感した　人も　多いそうだ。


私は　「夫を捨てる」という　言葉　自体が理解できないし、


自分で　選んで　結婚したのだろうに　どうして　夫を　「捨てたい」と


思うのか　よくわからない。


誰しも　欠点があるし　もし　夫の欠点が　気に入らない、というのなら


自分には　欠点が　無い人が　言ってることなのかなあとか　想像している。


夫より　自分が　優れていると　いう理由で　「夫を捨てたい」というのなら


あまりに　無慈悲というか　思いあがった思想ではないかなあと思った。


夫婦では　解決できないことが　あって　離婚に至る夫婦もあるのだろうけど、


この「夫を捨てたい」は　アンケートの結果だというのだから


食うや食わずでいる人が　雑誌を買って　アンケート書いて　わざわざ


出版社に　送り返す余裕があるとも　思えないし、


ある程度生活に　余裕の　ある人の解答なのかなあとも　想像している。


なんで　「一番捨てたいのは夫」なのか　どう考えても　わからない。


人の　事に　意見するほど　偉い人間ではないので、「は～？」と


思うだけである。


世間には　色んな人が　いるなあと思うだけである。


知人の中には　離婚経験者も　何人かいるが、その人が　選んだ　結果なのだから


私が　口を出す　ことではないので　その人の　事情には　本人が言い出さない限り


触れずに　いる。


私の　生きがいの一つが　夫なので、できるだけ　長く長く一緒にいたいなあと


思っている。


夫を捨てようと思ったことはないが、　夫が　物置に大量に　保管している


幼稚園時代（！）のクレヨンだの、壊れた　キーボードだの、その他大量の不用品というか


ゴミの山は　なんとか　捨てたいと長年思っているが　


夫曰く「俺の財産」だそうなので、勝手に手を付けられないし


私では　運べないものが　多いので、夫の機嫌を見ながら　相談しつつ


この「夫の財産」を　少しでも　捨てていきたいなあと　いつも　思うのである。



私の財産は　「夫そのもの」である。プライスレスの　大きな大きな　神様からの


プレゼントである。昨日　私が　食べようと取っておいた　　お菓子を　見つけた夫が食べてしまい、


けんかに　なったが　その程度の　ばかばかしいことを　繰り返しながらも


夫がそばに　いてくれることが　私の最大の幸せである。


よく「夫は　他人だが　子どもは　血がつながっているから　かわいい」という声を聞く。


私は　夫が　好きなので、「この人の子どもが　どんな子なのか　見てみたいなあ」という


気持ちで　産んだので、血のつながった自分の子という　意識は　よそのお母さんより薄いと思う。


あくまで　夫の　子どもを育ててみたかったので、やっぱり　私は　人と違う思考回路なのだなあと思う。


子どもは　かわいいけど、どっちが大事かと聞かれたら　やっぱり　夫の方かなあ。


こういうこと書くと　また「変な人」といわれるだろうけど、本音だから仕方ないです。

	クロワッサン 2017年 1/10 号
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