新書版サイズの本といえば、かつては学術書の入門書、一般向け解説書、と言った役割を果たしてきたが、最近は本当に内容が変わった。週刊誌の記事とさほど変わらない本が数多く刊行されるようになった。
面白いのもある。レベルが落ちて、けしからん、といいたいような気するが、気軽に読める内容であるほうが手に取りやすい。昔の岩波新書だと、難しすぎて買ってはみたものの挫折、も数多くあった。
だが、気軽に読める本ばかりであふれかえるのもどうか。ハイレベルな本には、読む人数は少なくとも、街に住む数人が読み、文化的基盤を支えていく機能があるはずだ。街に住む全員がテレビのワイドショーレベルのことしか考えられなくなったら大変だ。
楽しい本も結構だが、先哲先学の知恵を紹介してくれる本も出し続けてほしい。
面白いのもある。レベルが落ちて、けしからん、といいたいような気するが、気軽に読める内容であるほうが手に取りやすい。昔の岩波新書だと、難しすぎて買ってはみたものの挫折、も数多くあった。
だが、気軽に読める本ばかりであふれかえるのもどうか。ハイレベルな本には、読む人数は少なくとも、街に住む数人が読み、文化的基盤を支えていく機能があるはずだ。街に住む全員がテレビのワイドショーレベルのことしか考えられなくなったら大変だ。
楽しい本も結構だが、先哲先学の知恵を紹介してくれる本も出し続けてほしい。