なんでそうなるのか

青森県八戸市で公務員試験塾オクトを主催する岡政也のブログです。

足を伸ばす親子

2013-08-21 12:52:39 | インポート
 北海道に帰省し、戻ってくる途中、道南地方は大雨による土砂崩れで、予約してあった特急が運休。次の日、臨時列車に乗って帰ってきた。臨時なので自由席。お盆ということもあり大混雑。デッキも通路も立ち客であふれていた。自分もその一人だったのだが。

 自由席だから早い者勝ち。若い夫婦二人と、小さな幼稚園児の子供二人の家族。いち早く4席確保したようで、悠々と座っている。その目の前には、おじいちゃん、おばあちゃんが何人も立ってる。
 つめれば、お年寄り一人の座席を空けることができるはず。お父さんが小さい方の子を膝上に乗せるなどすれば。
しかし、その家族は、座席を反転させ、4人で向かい合い、互いに足を伸ばしてグーすか眠りにはいってしまった。4人とも。

 まさにその周囲に、3時間たちっぱなしのお年寄りが数名。早い者勝ち、子供だって一人の人間として扱うべき、という考えもわかる。だから、自分も、だれも注意することなく文句を言うこともなく、その何ともやりきれない光景が3時間続いた。
何も言えない中高年たちは、突っ立ったまんま津軽海峡の海底トンネルをくぐっていった。

 あのような躾で、子供たちは、どのような大人になるのだろうか。
 やはり、しんどくても、一言いうべきだった。反省。