なんでそうなるのか

青森県八戸市で公務員試験塾オクトを主催する岡政也のブログです。

解き直しのつらさ

2013-08-08 13:00:31 | インポート
 問題を繰り返し解け、というのは鉄則だが、やってみるとかなりつらい。
なぜつらいのか。

 それは、2回目以降は、問題を解く、というより、記憶との戦い、になるからだ。
たしか、ああやれば簡単にとける、の、ああやれば、の部分がおぼろになっている。
純粋に問題文を追う、というより、頭の片隅にある解法を引っ張り出す方に集中力が回ってしまう。


 これはやむを得ない。「頭の隅にある解法」がいつでもスムーズに引き出せるようにするのが、反復の狙いだからだ。
あまり、知的な洞察、というより、記憶を強化するための作業、といった側面が強い。

 だが、得点力を伸ばすにはこれは避けては通れない。ツラさを軽減するには、復習のタームを短くして、回数を増やす以外に方法はない。

 いや、ないことはない。遠回りも辞さない、本格的な勉強を志すのであれば。

 だが、ほとんどの受験生は限られた時間の中での合格、が唯一最大の目標。逃げてはいけない。