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みみこのneko的生活

スノーボードとねことともに・・・がんと向き合って生きる

3月の読書日記

2008-04-06 21:52:51 | 本と雑誌

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①「一瞬の風になれ」は3冊も・・・と思ったけど、結構一気に読んでしまいました。

②意外になかよしなぶっちゃん&みーみー。くっついて寝てました。ちなみに、ぶっちゃんは猫村さんと同じ白黒ぶちねこで、ちょっとおばチックで、人なつこい性格も猫村さんに似ています。

③④夫の体調が悪く、予定を変更し、土日はうちにいました。看病らしい看病もできませんでしたが・・・。今日はいい天気だったので、買い物がてらテクテク散歩に行きました。たんぽぽや福寿草が咲いていました。かわいいなあ。

⑤2日夜は、急遽コンサの応援に行きました。点差以上に実力の差を感じる試合でしたが、シーズンはまだまだ長い。あきらめずにいきましょー!

忙しいといいながらも、寝る前とか雨降りの休日などに読書を楽しんでいました。

佐藤多佳子「一瞬の風になれ」①~③(講談社)ここのところ、結構重めのルポばかり読んでいたのですが、グッとくる小説を読みたいなあと思い、知り合いたちがこぞってオススメにあげていた「一瞬の風になれ」を読みました。ここ1~2年読んだ本のなかでは、ベスト3に入りそうないい本でした。さわやかで、ググ~ッと感動しました。(エドはるみ?)小説を読んでいるとき、時々登場人物がある俳優さんにピタッとイメージがはまって浮かび上がるときがあるんだけど、今回は陸上部の監督がどうしても大泉洋になってしまって、結局最後まで大泉洋のままで終わりました。ドラマ化したときは、ウッチャンだったらしいのですが、次回映像化するときは、大泉洋だといいなあ。

ほしよりこ「きょうの猫村さん」3(マガジンハウス)あまり上手な絵とはいいがたいけど、どうにも毎回手にとってしまう本です。結構社会派で、人間の機微が表現されていたりして、いいんです。そして、なにより猫村さんのキャラクターがなんともいいんです。柄といい、色といい、性格といい、うちのぶっちゃんとかぶります。

魚戸おさむ・佐藤弘・渡辺美穂「食卓の向こう側」コミック編1(西日本新聞社)食については、特に病気になって、気をつけようと思い、今は生活クラブに入ったりもして、なるべく無農薬、無添加のものを口にいれるようにしてはいるのですが、それでも肉が多く、野菜が少なかったり、忙しいときには出来合いのものやコンビニの弁当などを頼りにしたりと、食生活はいまひとつの我が家です。この本を読んで、また食や農業や命について改めて考えることができました。


冬の読書日記・・・ひとりからはじまる

2008-02-19 20:24:33 | 本と雑誌

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①特に、「アメリカ弱者革命」はオススメです。

②「ごはん、ちょうだい。良ければ、かつぶしトッピングでお願い。」(みーみー、にゃんた)

③「やったー。かつぶしトッピング~。」

④「はっ、久しぶりのかつぶしにちょっと取り乱しちゃった。し~つれい。」(みーみー)

⑤「で、おいらのごはんは?」(ぶっちゃん・・・ってさっき食べたでしょ)

実は、ここのところ、本をじっくり読めていないのですが、お正月休みなどにまとめ読みしていました。

チームバチスタとかも読んだけど、印象に残ったのは、平和などをテーマにしたルポでした。

それぞれに良さがあるのだけど、特に「アメリカ弱者革命」は非常に強く心に残りました。

そして、先日、「ひとりからはじまる」という講演を聞いたのですが、組織とかそんなことではなく、志を持ったひとりの行動から何かが変わっていく、そんなことを再び強く感じたのでした。

今の社会情勢、私は悲観することばかりなんだけど、この本を読むと、少し希望が湧いて、良い方に少しずつ変わっていく可能性もあるかもと思えてきます。

堤 未果「報道が教えてくれない アメリカ弱者革命~なぜあの国にまだ希望があるか」(海鳴社)世界の富の四分の一を持ちながら、三千万人以上が飢えているという国、アメリカ。絶望のなかでも、社会を変えようと、それこそたった一人から声をあげつづけている人たちがいます。真実を知ること、知ろうとすること、声をあげることが大事だなと思いました。

長倉洋海「ぼくが見てきた戦争と平和」(バジリコ)長倉さんの写真は元々好きだったけど、長倉さんの生き方や見てきたものを少し知ることで、さらに深みが増したように思いました。

熊谷 徹「ドイツは過去とどう向き合ってきたか」(高文研)ドイツの過去との対峙のしかたと日本の過去との対峙のしかた。すべて同じようにすることはできなくても、日本は早くから見習うべきだったんじゃないかなと思います。

下嶋哲朗「平和は『退屈』ですか~元ひめゆり学徒と若者たちの五〇〇日」(岩波書店)日本の若い者もすばらしいな、見習わないといけないなと感じるとともに、戦争を知る世代がいなくなっていくなかでどうやって彼らのことを伝えていくのか大きな課題だと思いました。


絵本屋 ぽこぺん

2007-05-19 23:54:02 | 本と雑誌

Dsc01523今日買った本たち。「いのち」と「死」を取り上げている本。

①「ぼく、もうなかないよ」→アナグマさんシリーズの「わすれられないおくりもの」を思い出させるストーリー。サルさんがカバさんの死を乗り越えていくときに、カメレオンの存在がとてもいい味を出している。絵が色彩豊かで、文字数も少なく、小さな子に読み聞かせしてあげるにもいいかも。

②「レアの星ー友だちの死ー」→ロビンががんにかかったレアの生と死に向き合っていく様子がなんともつらく、悲しい。でも、最後はロビンなりに死を受け入れる様子が描かれている。絵もすてき。

③「エヴァはおねえちゃんのいない国で」→おねえちゃんの死をゆっくりゆっくり受け入れていく過程がていねいに描かれています。「いつかエヴァのかなしいきもちもいたみではなくなるでしょう。そのときかなしみは、なみうつのをやめ こころのなかにそっと、とまるところをみつけるのでしょう。」この最後の言葉がなんとも味わい深い。

今日の主目的は、絵本屋ぽこぺんへ行くこと。

先日夕刊に出ていて、興味を持って行きました。

とっても素敵な建物に、店主さんの気に入った本が満載の絵本屋さんでした。

本は店主さんがテーマでまとめられていたのも見やすくてよかったし、いろいろと声をかけてくださって、想いも伝わってきました。

時間があれば、本をながめたり、店主さんとお話したりで、何時間でもいてしまいそうな空間でした。

いっぱい欲しい本はあったんですが、今回はRFLの読み聞かせにもいいかなーって思える3冊を購入。

長沼には、絵本屋さんはもちろんのこと、おいしいお店やカフェ、すてきなギャラリーなども集まり、ドライブがてらお出かけするのにちょっとおすすめです。


冬の読書日記 その2

2007-02-12 18:33:47 | 本と雑誌

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①「まっくろネリノ」「はっぴぃさん」「よるくま クリスマスのまえのよる」

②「ドアがあいて」「ホンドとファビアン」

③「不登校選んだわけじゃないんだぜ!」「日本という国」「死ぬのは、こわい?」「食品の裏側」

④「60分でもっちもち湯だねパン」「四季の野菜レシピブック」「中島デコのマクロビオテック パンとおやつ」

絵本が好きで、働くようになってから気になる本を買い集めるようになりました。絵本って高いんですよね。

手術前に、いろいろと物を整理しましたが、本はなかなか捨てられなかった・・・。絵本は特に。

それから、病気になって、今までの超肉食から草食に変えようと料理本もよく買うようになりました。でも、今も肉食のままです・・・。

ということで、冬の読書日記その2です。

☆「まっくろネリノ」ヘルガ=ガルラー作、やがわすみこ訳~表紙の絵と色彩のすてきなのに惹かれて買った本。すごく絵がきれいでキャラクターもかわいらしく、静かに私の心に語りかけてくれる。きっと子どもたちも好きになるだろうな。

☆「はっぴぃさん」荒井良二~荒井良二の絵には好き嫌いがあるだろうけど、私はこの鮮やかな色と大胆なような繊細なような線が好きです。お話もなかなかよくて、子どもよりも大人の方がハッとなるんじゃないかな。「はっぴぃさん」もいいけど、「そのつもり」も好きです。

☆「よるくま クリスマスのまえのよる」酒井駒子~私はこの「よるくまちゃん」がすごくかわいくて、かわいくて・・・。お話もいいんだけど、よるくまちゃんのかわいらしさだけでもうメロメロになってしまいます。

☆「ドアがあいて・・・」エルンスト・ヤンドゥル作、ノルマン・ユンゲ絵、斎藤洋訳~初めて行く病院でドキドキしているときの気持ちとぴったり重なります。最後の「やさしそうな せんせいで よかった・・・。」っていうところで、私も一緒にホッとしちゃいました。

☆「ホンドとファビアン」ピーター・マッカーティ作・絵、江國香織訳~とにかく絵で癒される~。そして、ホンドとファビアンとあかちゃんが優しい穏やかな空間でそれぞれにマイペースでまったりと暮らしているのが伝わります。

☆「不登校、選んだわけじゃないんだぜ!」貴戸理恵、常野雄次郎~自分を語るって難しいこと、相手を理解するってことも難しい、というか100%は無理なのかも。でも、そんなこともわかりながら、チャレンジしている彼女たちを応援したいなって思いました。そして、上野千鶴子さんの「一番望ましいのはよく理解できないが理解できないものがそこにある、ということを認めること」っていう言葉が私もすごくいいなあって感じました。

☆「日本という国」小熊英二~戦前戦後の歴史を中高生にもわかりやすいように書いているせいか、私もすごくわかりやすく読めました。貴戸さんの恩師でもあります。

☆「死ぬのは、こわい?」徳永進 谷川俊太郎・詩~鳥取にホスピスケアのある有床診療所・野の花診療所を開設した徳永さん。そこでの毎日が子どもにも読めるように書かれている。こういうお医者さんや病院が地域に増えてくるといいのになあ。

☆「食品の裏側」安部司~とにかくこわい。これを読むと、何を食べて良いのかわからなくなっちゃう。食品の裏側を知って、賢い消費者にならなくちゃ。って思いつつ、やっぱりインスタントなもの時々食べているけど・・・。

☆「60分でもっちもち湯だねパン」藤田あさみ~すごくパンづくりが楽になりそうで、買った本。一次発酵がないし、楽ちんそう。パンもいろんなパンが出ていて、どれもおいしそう。でも、まだ試していませーん。

☆「四季の野菜レシピブック」ゆうエージェンシー編~とにかく野菜を食べるぞ!と思って買った本。お手軽に出来そうなものが多いし、レシピ数も多いのがいいです。でも、まだ何にも作ってないです・・・。

☆「中島デコのマクロビオテック パンとおやつ」~病気になって、興味を持ったマクロビオテック。でも、完全肉食の私にはやっぱり無理です・・・。この本に出てくるパンやおやつは、砂糖や卵、乳製品は一切使わないのに、どれもおいしそう。いちごショートも生クリームやバター、卵は全然使わないで作っちゃう。年に何回かでも、この本を見ながら作ってみたいなあ。(まだ作ってないのれす・・・)


冬の読書日記 その1

2007-02-11 23:54:19 | 本と雑誌

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①「茶色の朝」、「真相」

②「昭和史」戦前編、戦後編、「憲法が変わっても戦争にならないと思っている人のための本」、「ルポ改憲潮流」

③「良心をもたない人たち」「リンさんの小さな子」「ヨーロッパを旅してしまった猫のはなし」

子どもの頃、何度か読書感想文書かされた覚えがあります。

本を読むのは好きだけど、感想文は大の苦手で、「あらすじを書くだけじゃだめなんだよ。自分が思ったことを書くんだよ。」なんて言われて、どうしたらいいかわからなくなってしまった記憶があります。

本を読んだことでいろんな感情や思いが浮かぶけれど、それを表現することって難しいです。

さて、秋から冬にかけて読んできた本の感想をちょこっと記録したいと思います。

☆「茶色の朝」フランク・パヴロフ物語、ヴィンセント・ギャロ絵、高橋哲哉メッセージ、藤本一勇訳~知り合いから聞いて、読んでみたいと思っていた本。なんだか今の日本の状況と重なってしまうお話。茶色に染まってしまわないように、思考停止しないで、考え続けていきたいし、できることをしっかりやっていきたい。

☆「真相」横山秀夫~ミステリーや推理ものはあまり読まないけれど、書評にひかれて、夫の読んでいた本を借りた。今は毎日のようにいろんな事件が報道されているけれど、きっと私たちには見えない真相があるはず。劇的ではないけれど、リアルな真相や人の悲しさに心を揺さぶられた。

☆「昭和史」戦前編、戦後編、半藤一利~戦前編は入院中に読み、今は戦後編を読んでいる途中。昭和史について、今わかっている真実をわかりやすく語ってくれている。歴史に学ぶことはたくさんあるけれど、この教訓を生かせているだろうか。

☆「憲法が変わっても戦争にならないと思っている人のための本」高橋哲哉・斎藤貴男編・著~シアターキノに併設してあるキノカフェでくつろいでこの本を読んでいたら、キノカフェの店員さんに「その本いいですね。出版社教えてください。」って言われた。きっと店員さんも私と同じような考えの持ち主だったんだろうな。この本、本当に「憲法が変わっても戦争にならない」って思っている人にも読んでほしい。特に、井筒監督の章と寄藤文平さんの図がなかなかいい。

☆「ルポ改憲潮流」斎藤貴男~私たちの周りで静かに、でも、徐々に大胆に姿を現しつつある改憲への道しるべ。違和感を感じるものの正体を見極め、情報をしっかりと得ることが大事と感じた。

☆「良心をもたない人たち」マーサ・スタウト著、木村博江訳~書評を読んで気になって買った本。サイコパス(ソシオパスとかAPDとか言われることもあるようだが)という良心をもたない人は、アメリカで25人に1人いるそうである。個人主義や競争が激しいアメリカなどに比べ、人と人との相互関係が重んじられているアジアの国々では割合が低いと言われているらしいけれど、今の日本ではアメリカと変わらない割合なんじゃないのかな。良心のない人に対処する13のルールは、なんだかリアルで怖い感じがした。そして、良心って何だろうって考えさせられた。

☆「リンさんの小さな子」フィリップ・クローデル、高橋啓訳~以前読んだ本だが、チュラムの言葉を読んで、なぜだか読み返したくなってしまった。戦争で家族を失い、村や国を失ったリンさんと、妻を失ったバルクさんの言葉を越えた友情と、最後の場面に何度読んでもじーんとしてしまう。

☆「ヨーロッパを旅してしまった猫のはなし」平松謙三~ねこ本に紹介されていて、読みたくて、入院中に買った本。この本は、ながめているだけで楽しいおしゃれな本。うちのねこ軍団は海外旅行どころか国内旅行も無理だろうけど。