ヌーおぢさんは投稿する

ネタが尽きるまでで始まり、現在に間延びしている・・・

曽木の滝

2012-10-07 05:00:00 | 旅行
大鶴湖上流には東洋のナイアガラと称される「曽木の滝」が。「曾木の滝」とも表記。

高さ12m、滝幅210mの規模と、轟音と共に流れ落下する大量の流勢は見るに値する。

川内川流域の県立自然公園指定地区になっているそうだ。

この辺りは霧島火山群などの火砕流の堆積物により、地質的に柔らかい地層。

元々は下流1km側にあったとも言われ、十数万年かけて川の流れで削られて後退し、現在の位置

となっている。その削られた岩肌と高さの様子が新木曽大橋からも見て取れる。



付近は「曽木の滝公園」が整備され、駐車場(無料だった)や土産物・飲食店も。

春はサクラやツツジが、秋はモミジが周辺を彩る。

滝の展望台が設置されて一望できるようになっている。

滝の見物には少しの急坂を降りるのだが、現在、水力発電の工事が進められている。

ので、工事柵などで道が規制され、足元が悪い所もあるので注意が必要。

足腰の悪い人やお年寄りの人で近くまで行く自信の無い人は、ここから見ると良いだろう。



展望台横から滝側に下りれる。近くには地下道利用の「曽木の滝洞窟きのこ園」が。

暑い日は涼しくて凌げるのだが有料である。入り口付近で涼んだだけにした。(セコイ




滝の1.5km下流にはレンガ造りの「旧 曽木水力発電所」跡がある。

普段は湖に水没しているが、水量の少ない夏期だけダム湖の底から姿を現す。

西洋の古城を思わせる佇まいで展望所もあるようだ。(暑かったので見に行っていない





コンクリート製の曽木大橋(狭い道幅で大橋?・・)を挟んで流れが大きく変る。

川底の穏やかな起伏が、滝に向かって深い流路へと形成されているので流れが激しくなる。


滝手前は千畳岩と呼ばれている。



水力発電用工事紹介の立て看板の上空撮影から、川の様子が分かる。



ところで、曽木大橋は鶴田ダムの工事用道路として1962年(昭和37年)に建設。

その後は県道に。が、日本の滝百選の選定作業で「上流の橋で景観が台無し」とされて落選。

付近の道路改良を兼ねて2011年に新曽木大橋が完成。

悲しいことに曽木大橋は、撤去されるらしい・・



豪快さんを見せてもらい、満足満足と暑い日中に汗を拭き拭き、鹿児島空港へと。


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