ヌーおぢさんは投稿する

ネタが尽きるまでで始まり、現在に間延びしている・・・

水源会館

2006-10-29 22:32:57 | 旅行
旧六日市町の街中近くを水源とする高津川は山陰へと流れ注ぐ。
一級河川で水源がハッキリしているのあまり多くないそうです。
その水源傍らに、立派な木造建築の水源会館がある。
六日市が昔より水に関わってきた文化や生活を紹介。

一帯は水源公園として整備。園内は県の名樹百選指定の樹齢千年の一本杉・名水百選指定の水源の大蛇ヶ池・菖蒲園(5月下旬~6月下旬に満開)・四季の花々があり、散策や休憩に良い。6月には水源祭を開催。


様子を伺っていると、草抜きをしていた初老の婦人が「ご案内しましょうか」と。聞くと管理・案内をしているとのこと。落ち着いた優しそうな人で、もんぺ風の作業服を着た姿がほのぼのとした雰囲気をかもし出していた。
案内をしてもらう。客は最後まで私達だけでした。

正面玄関の扉は屋久杉の一枚板。扉は2枚組の左右開きのスライド式で片方をスライドすると、もう片方も同時にスライドする構造となっている。
画像では扉がサイドに収まっているので見えません・・・


幅5.4m、厚さ23cmの門板(まいた)には郷土出身彫刻家による龍の彫刻。画龍点睛に通じて、龍の目は着色されてます。


入り口左側奥には、彫刻を施したガラスが左右に設置され「龍の回廊」となってます。
この彫刻は色、デザインなども併せて綺麗でした。しばし眺めました。


ドラゴンシアタースペース。模型の龍が印象的。
設置のボタンを押すと龍が上昇し、神楽「山舞い」や生活・伝統などを紹介した[舞い降りる龍~水の民の伝説~]と題した映像が。終わると龍が元の位置までもどります。
「山舞い」は竜神(水神)を崇め、五穀豊穣を願う踊りである奇祭です。


世界のドラゴン神話を説明したパネルや龍が刺繍された神楽衣装なども展示。


「山舞い」で使われる藁の龍のミニチュアも展示


2Fには大きな梁が多数使用されおり、壮観です。


2Fフロアは、高津川の生き物の生態系や水の旅のジオラマ、六日市での古民具や歴史を伝えるものなどを展示。大蛇ヶ池に残る雨乞いの神や神事のコーナーも。
ここは3つの大きな河川があるので、その水権争奪のあった地域です。


水ということで、販売されている商品を多数展示、というより置いてありました。
また、事務用テーブルというのが情けない・・・
感想用の自由記入帳が置いてありました。

出向いたのは9月だったので、特にこれといった華々(花々)?しい様子ではなかった。植物類としては春先から夏頃が一番良いのかも知れない。


〒699-5502 島根県鹿足郡吉賀町田野原 
℡(08567)7-1930
入館料:大人300円 小中学生150円 小学生未満は無料 団体割引(-50円)も
会館時間:9:00 ~ 17:00
休館日:火曜日(火曜日が祝日の時は翌日)及び12~2月(1/2~4は開館)