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徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

玄宅寺とからし蓮根と日本舞踊

2025-05-16 23:03:25 | 日本文化
 長男が大分県の中津に転勤した。中津は通過したことはあるが立ち寄ったことはない。今度は目的が出来たのでぜひ行ってみたい。
 中津といえば思い出すのは玄宅寺(水前寺)。開山の玄宅禅師は中津の羅漢寺からやってきた禅師。寛永9年(1632)に肥後細川藩初代藩主、細川忠利公が肥後に入府された時、前任地の豊後から伴って来られたのが中津の古刹・羅漢寺の住職だった玄宅禅師。忠利公はこの水郷の地に「水前寺禅寺」を創建し、玄宅禅師を初代住持とされた水前寺発祥のお寺である。また、玄宅禅師は今日、熊本名物の一つとなっている「からし蓮根」の考案者でもある。病弱だった忠利公の滋養強壮に心を配り、考案したのが「からし蓮根」。そしてそれを忠利公の食事に供したのが細川家の賄方だった森平五郎。森家は現在も新町に老舗の「森からし蓮根」として続いている。「からし蓮根」は、蓮根の穴に辛子味噌を詰めて揚げた料理。シャキシャキとした蓮根の食感と、ピリッとした辛さが特徴で、お酒のおつまみや惣菜として人気がある。
 その玄宅寺ではコロナ禍の前まで、舞踊団花童が毎月、舞踊会を催していた。コロナのせいで途切れたままになっているがぜひ復活してほしいと願っている。舞踊団花童には玄宅寺のお嬢さん、真唯(まい)さんも所属しており、先般、中村花誠師匠から名取りを許され、熊本市民会館ホールでの公演でお披露目された。

   ▼名取名「はつ喜流月桂華」として「藤娘」を舞う真唯さん
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