徒然なか話

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「BALLAD 名もなき恋のうた」試写会&山崎貴監督トークショー

2009-08-29 10:44:24 | 映画
 今日は、くまもとフィルム・コミッション主催の映画「BALLAD 名もなき恋のうた」の、ボランティア・スタッフ&エキストラ出演者向け謝恩試写会に行った。上映後には山崎貴監督のトークショーも行なわれた。昨年11月の熊本ロケ時、シナリオは通読していたが、どういう風に映像化されているのか楽しみだった。原作となった「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」も見ているが、かりに見てなくても、これはこれでエンタテイメントとしてよく出来ており、十分楽しめる。山崎監督の「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズとも共通しているのは“人がいとおしくなる”映画という点だ。細かいところでは「どうなの?」と言いたいところもあるが、僕が何より好感を持ったのは、合戦のシーンでのVFXを極力抑制している点だ。最近の活劇映画にありがちな、大げさな爆発や、ワイヤーアクションやスローモーションなどを使っていない。これが「当時の合戦はさもありなん」と思わせるリアリティを感じさせるのだ。公開前なのであまり詳しくは言えないが、ともかく親子連れで見てほしい映画だ。草なぎクンもガッキーも良かった。中でも筒井道隆の、現代人らしい冷めた感じがおかしく、Good!。
(追記)
・400年という時間を超えた親子の交流は、ちょっと「漂流教室」を思い出した。
・クライマックスの槍を使った1対1の対決は「隠し砦の三悪人(オリジナル版)」のリスペクトかな。
・スタイリッシュに描くと言っても、時代劇はやはり守るべきところは守らないとね。
 「隠し砦の三悪人(リメイク版)」で平民が姫様を「ゆき!」なんて呼ぶところで「ありえね~」といっぺんに興ざめした。この映画はきちんと節度を保っていてGood!。
・タイムスリップのシーンがえらくあっさりだったので「え!?」と思った。
 しかし、考えてみればタイムスリップというのは時間移動であって、空間移動ではないから。
・原作のイメージに、もっと近い森と湖のロケ地は他にもあったと思われるが。
・せっかく山崎監督が来られたので、もっとふさわしい司会者を選んでほしかった。
 司会者が熱弁すればするほど、客はドン引きで、時おりまじえるボケやジョークもダダすべり。途中で退席しようかと思ったくらいだ。


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