熊本では「六・二六」といえば、昭和28年6月26日の大水害のことを指す。しかし、これを知らない世代が圧倒的になってきた上、昨年の熊本地震の強烈な印象が、「六・二六」をますます風化させていくようだ。
あれから64年。当時、小学2年だったが、あの時の光景は今でも鮮明に憶えている。朝起きてみると、高台にあるわが家から見える熊本市内が一面の海と化していた。屋根の上で助けを求める人々。行き交う小船。わが家は浸水の恐れはなかったが、裏庭の崖崩れの危険にさらされた。幸いその時は崩れなかったが、数年後の大雨で崩れた。水が引いた後の汚泥と悪臭。DDTの白い粉。家々の軒下にくっきり残る水位のあと。熊本県内だけでも537名の死者・行方不明者を出す大災害となった。
大災害となった原因の一つ、白川などの河川改修は今日も続けられている。しかし、「想定外の豪雨」に見舞われたら、今でも万全ではないという。やっぱり忘れるわけにはいかない。
▼「六・二六」の惨状
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/19/35917d2cbea48be224737676c8dee1fe.jpg)
上通り
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下通り
あれから64年。当時、小学2年だったが、あの時の光景は今でも鮮明に憶えている。朝起きてみると、高台にあるわが家から見える熊本市内が一面の海と化していた。屋根の上で助けを求める人々。行き交う小船。わが家は浸水の恐れはなかったが、裏庭の崖崩れの危険にさらされた。幸いその時は崩れなかったが、数年後の大雨で崩れた。水が引いた後の汚泥と悪臭。DDTの白い粉。家々の軒下にくっきり残る水位のあと。熊本県内だけでも537名の死者・行方不明者を出す大災害となった。
大災害となった原因の一つ、白川などの河川改修は今日も続けられている。しかし、「想定外の豪雨」に見舞われたら、今でも万全ではないという。やっぱり忘れるわけにはいかない。
▼「六・二六」の惨状
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