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これは原作を読んでいない。読んでいないが、「人の善悪と言うのは単純ではない」と言うのがこのドラマのテーマかな。「フラガール」の李相日監督の演出も手際よくまとめられている。ただ、殺された佳乃(満島ひかり)の人物像がよくわからず、そのせいか両親(柄本明、宮崎美子)の悲しみに今ひとつ感情移入できなかったのは残念。主演の妻夫木聡と深津絵里はなかなか良い。妻夫木クンの出演作は結構たくさん見ているが、これだけ印象的な演技は「ジョゼと虎と魚たち」以来かな。ラストの、光代のためを思って首を絞めてみせる場面では、思わず涙してしまった。深津絵里はモントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受賞し、外国メディアの間で「あの女優はだれ?」と話題になったらしいが、この映画くらいの演技は彼女にとっては普通だろう。犯罪に巻き込まれる薄幸の女なんて役どころはまさに彼女にうってつけだ。主演の二人が九州出身ということもあってか、僕にとってはセリフも自然に耳に入ってくるし、風景も見覚えのあるところが多いし、そんな面でも楽しめた。大瀬崎燈台はこれから観光客が増えるだろうな。
でももう37歳だったんだ~ってびっくりしました。
原作は本屋でちらっと読んでみましたが、ホント九州でした。セリフが^^
ホントそうでしたね~、アラフォーですか~
> ホント九州でした。セリフが
長崎弁、博多弁、久留米弁、佐賀弁と細かく使い分けしてあり、ディテールにこだわっている感じはしました。